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「お茶!えび!まぐろ2皿!」回転ずしで私を家来のように呼びつけた女性客。帰り際、店長が丁寧に返した一言

  • 2026.10.3
「お茶!えび!まぐろ2皿!」回転ずしで私を家来のように呼びつけた女性客。帰り際、店長が丁寧に返した一言

「あなたが入れなさいよ」と言われた昼

私は回転ずしの店で、ホールのパートをしています。

ある日の昼どき、私と同じくらいの年ごろの女性が、1人で来店されました。

カウンター席へご案内し、お茶の入れ方と注文用のパネルをご説明しようとしたときです。

「あなたが入れなさいよ」

女性は、席にある給湯口を見ながらそう言いました。

この店では、お茶はお客様ご自身に入れていただき、注文も席のパネルからお願いしています。ただ、初めてで使い方が分からないのかもしれないと思い、そのときは私がお茶を入れました。

「ありがとうございます。ご注文はこちらのパネルからお願いいたします」

すると女性は、少し不満そうな顔をしました。

「えっ、注文も自分でやるの?」

「はい。こちらからお願いいたします」

私はそうお伝えして、別のお客様をご案内するため通路へ戻りました。

ところが、ご家族を奥の席へ案内している途中、カウンターのほうから大きな声が聞こえてきました。

「お茶!えび!まぐろ2皿!」

私はご家族に「少々お待ちください」と頭を下げ、急いで女性の席へ戻りました。

「お待たせしました。ただいまほかのお客様をご案内しておりまして…」

「呼んだら来てくれないと困るわ。早くお願い」

結局、その後も女性は注文のたびに私を大きな声で呼びました。

そのたびに別の仕事を止めることになり、私は待たせてしまったお客様にも頭を下げて回りました。

出口で店長が伝えたこと

食事を終えた女性は会計を済ませると、出口の前で振り返りました。

「ちょっと。お見送りはないの?」

思わず返事に詰まっていると、奥から店長が出てきて、私の横に立ちました。

「本日はありがとうございました。当店では、お茶もご注文もお客様ご自身にお願いしております。お見送りも、皆様に同じようにしておりません」

女性は店長を見ましたが、何も言いません。

店長は続けて、穏やかな口調で伝えました。

「本日はスタッフがお手伝いしましたが、次回からはお席のパネルをご利用いただけますでしょうか」

店長が一礼すると、女性は周囲を見回し、そのまま足早に店を出ていきました。

戸が閉まったあと、店長は私に向き直りました。

「次から、何度も呼ばれるようなら早めに私を呼んでください。1人で全部対応しなくて大丈夫ですから」

その言葉を聞いて、私はようやく肩の力が抜けました。

翌週、その女性はまた来店しました。

カウンター席に座った女性は、今度は何も言わずにパネルを操作していました。やがてレーンでえびの皿が届くと、自分の手で取っていました。

それを見て、店長がきちんと伝えてくれたことは、無駄ではなかったのだと思いました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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