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「元カノはもっと優しかった」と比べる彼氏→私が即座に返した「じゃあ元カレは」

  • 2026.10.2
ハウコレ

帰宅して鍵を置いた瞬間、テーブルの上のスマホが光りました。付き合って1年半になる彼からのメッセージは、いつもの長文とは違う短さ。開いた画面に並んでいたのは、比べるための一言でした。

「元カノはもっと優しかった」が届くまで

残業中に届いていたのは「今日ほんとしんどかった」の一言でした。会議の資料を抱えたまま「今残業中。後でね」とだけ返して、そのまま2時間。玄関で開いた画面にはこうありました。

「元カノはもっと優しかった」

それだけ。絵文字もスタンプも付いていません。付き合い始めてから、彼が元カノの名前を出したことは一度もありませんでした。だから余計に、この一言のために選んだ言葉なのだと分かってしまいます。

「じゃあ元カレは」と打った指

返信は迷いませんでした。「じゃあ元カレは」と打って送信。続けて1行ずつ、思い出せる順に並べていきます。

「記念日を忘れなかった」

「私の話を途中で遮らなかった」

「疲れてても八つ当たりしなかった」

全部、この1年半で彼に言えなかったことです。元カレへの評価ではなく、彼への不満をそのまま裏返しただけのメッセージ。それでも指は4行目を打っていました。

「私に元カノの話をしなかった」

これだけは、すぐに送れませんでした。しかし、比べられる側がどんな気持ちになるのか、同じ形で返さなければ伝わらないと思いました。

既読のまま止まった画面

既読は、4行目を送ってすぐに付きました。そこから返事が来ません。今頃、彼は自分の送った一言を読み返しているのだろうか。それとも、私のリストに腹を立てて画面を閉じたのだろうか。想像は悪いほうにばかり進んでいきます。

届いたのは「ごめん」。

「今日、契約落とした。優しくされたくて、ずるい言い方した」

読んだ瞬間、彼を責めるために並べた4行が、急に別のものに見えました。「しんどかった」は、彼なりの精一杯の助けの求め方だったのかもしれません。それでも、元カノを持ち出したことまでは許す気になれず、カップを流しに置いてから返しました。

「それを最初に送ってよ」

そして...

「うん。次はそうする」と返ってきたのを見て、「お疲れさま」をようやく送りました。翌日会った彼は、元カノの話を一度もしないまま、契約を落とした経緯だけを最後まで話してくれました。メッセージは消していません。次に誰かと彼を比べそうになったとき、自分で読み返すためです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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