1. トップ
  2. エピソード
  3. 「ウインナー10本は多すぎじゃない?可哀想」親子遠足のお弁当を見たママ友。だが、5歳の息子が返した一言

「ウインナー10本は多すぎじゃない?可哀想」親子遠足のお弁当を見たママ友。だが、5歳の息子が返した一言

  • 2026.9.30
「ウインナー10本は多すぎじゃない?可哀想」親子遠足のお弁当を見たママ友。だが、5歳の息子が返した一言

レジャーシートで広げたお弁当

5歳の息子が通う幼稚園で、親子遠足がありました。

広い公園の芝生にレジャーシートを並べ、お昼になると、あちこちでお弁当のふたが開きます。

息子のお弁当には、大好きなタコの形のウインナーを10本詰めていました。

ほかには、から揚げと卵焼き。前の晩から楽しみにしていた息子は、朝になってからも何度も「今日のお弁当、何入ってる?」と聞いてきました。

ふたを開けると、息子はぱっと顔を明るくしました。

「やった!ウインナーいっぱいだ」

すると、左隣に座っていたママ友がお弁当をのぞき込みました。お迎えのときによく話す、同じ40代くらいの女性です。

「え、ウインナー10本?多すぎじゃない?可哀想」

そう言って、今度はから揚げにも目を向けます。

「から揚げもあるんだ。お肉ばっかりだと、栄養偏っちゃうよ」

近くにいたママたちは、どう返したらいいのか迷ったように笑っていました。

息子が好きだから、遠足の日くらい喜ぶものを入れたかっただけなのに。

そう思いましたが、その場で言い返すこともできず、私は箸を持ったまま黙ってしまいました。

隣で聞いていた男の子の一言

すると、ママ友の隣にいた息子さんが、うちのお弁当をじっと見ました。同じクラスの5歳の男の子です。

「ぼく、ウインナー大好きだよ。いいなあ。1本ちょうだい」

うちの息子はうれしそうに、一番大きなウインナーを箸でつまみました。

「はい、どうぞ」

男の子はぱくりと食べると、すぐに笑顔になりました。

「おいしい!」

その声を聞いて、右隣に座っていた30代くらいのママが笑いました。

「うちの子もウインナー大好き。遠足のお弁当って、好きなものが入ってるとうれしいよね」

近くのママたちからも、「うちも好きなもの多めだよ」と笑い声が聞こえ、さっきまでの少し重い空気がやわらぎました。

ママ友は自分の息子の口元を見て、何か言いかけましたが、そのまま自分のお弁当に目を落としました。

帰りのバスでは、息子が私のひざに頭をのせながら言いました。

「またウインナーいっぱいのお弁当がいい」

「いいよ。次もたくさん入れようね」

そう答えると、息子はうれしそうに笑いました。

あの日声をかけてくれた右隣のママとは、それから送り迎えのときにも話すようになり、今では一緒に公園へ出かける仲です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ