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「それはこっちに言われても困りますよ」ゴミ出しをめぐり話が進まなかった大家さん。困った私が相談したのは

  • 2026.9.30
「それはこっちに言われても困りますよ」ゴミ出しをめぐり話が進まなかった大家さん。困った私が相談したのは

収集日の朝、門の前を掃くのはいつも私だった

以前、うちの門の前は町内のゴミ置き場になっていました。

収集日の朝にカラスよけの網を広げ、回収後に片付けるのも、いつの間にかうちの役目になっていました。

隣のアパートには学生さんが住んでいて、その人たちも同じゴミ置き場を使っていました。

困っていたのは、網から袋がはみ出していたり、収集日の前の晩からゴミが置かれていたりすることです。

カラスに袋を破られ、出勤前に生ゴミを拾って道路を掃く日も、週に2度ほどありました。

そこで私は、隣に住む60代くらいの大家さんを訪ねました。

「すみません。ゴミの出し方について、アパートの方にも声をかけていただけませんか」

すると大家さんは、腕を組んだまま答えました。

「網を出してるのはそちらでしょう。だったら、そちらで見ればいいんじゃないですか」

「でも、網から出た袋をカラスが荒らしてしまって…」

「それはこっちに言われても困りますよ」

それ以上話は続かず、大家さんは玄関の戸を閉めました。

翌週もゴミが散らかったため、私はもう一度お願いしました。

しかし大家さんは、「だから、網を出してるのはそちらでしょう」と、前と同じ返事をしました。

町内会で話し合った結果

次の町内会の集まりで、私は散らかった日付をまとめた紙を出して相談しました。

大家さんに二度お願いしたものの、話が進まなかったことも伝えました。

70代くらいの町内会長さんは紙を読み終えると、集まった人たちを見回しました。

「そもそも、網の管理を一軒のお宅に任せきりにしていたのもよくなかったですね」

すると向かいの奥さんも、「うちの前まで袋が転がってくることがあります」と話しました。

何人かも黙ってうなずいています。

話し合いの結果、翌週、会長さんの名前で回覧文書が出ました。

ゴミ置き場は来月から公園の横へ移し、アパートの住人へのゴミ出しの案内については、大家さんにも協力をお願いするという内容でした。

後日、会長さんが大家さんへ説明に行くことになり、私も一緒に伺いました。

「今までのように、一軒のお宅だけに網の管理をお願いする形はやめます。ただ、入居者さんへの声かけは、大家さんにもお願いしたいんです」

大家さんは文書に目を落とし、少し黙ってから答えました。

「……わかりました」

翌月、ゴミ置き場は公園の横へ移りました。うちの門の前を朝から掃除することもなくなりました。

数日後、アパートの掲示板を見ると、「ゴミは収集日の朝に、公園の横へ。袋の口はしっかりしばってください」と書かれた紙が貼られていました。

その前を通ったとき、紙の角を押さえ直していた大家さんが私に気づき、先に小さく頭を下げました。私も軽く会釈を返しました。

公園の横までは以前より少し遠くなりました。それでも、門を開けるたびに散らかったゴミを気にしていたころに比べれば、朝の気持ちはずっと軽くなりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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