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「あなたの彼、私に告白したよ」と言ってしまった私が、その先を言えなかった理由

  • 2026.10.1
ハウコレ

言った瞬間、違う意味に聞こえると分かりました。でも、言い直そうとすれば、その先には指輪の話があります。私は結局、「続きは、彼に聞いて」としか言えませんでした。

彼女の彼から2人で話したいと連絡が来たのは、その少し前のことでした。

彼から頼まれた指輪のサイズ

彼女とは大学時代からの友人で、彼とも3人で何度も出かけています。そんな彼から、「ちょっと頼みたいことがある」と連絡が来ました。待ち合わせたカフェで、彼は周りを気にしながらスマホの画面を見せました。そこにあったのは、指輪の写真です。

「来月、プロポーズしようと思ってる」

私は画面を見直しました。

「それ、私に言って大丈夫なの?」

「だから頼みたい。サイズが分からない」

9号くらいだと思うけれど確信がない。自然に確認できないかと言われました。私は引き受けました。ただ、彼には先に伝えました。

「私、嘘つくの下手だからね」

彼もそれは知っていて、「サイズだけ分かればいいから」と言いました。

雑貨店で聞いた「何号だっけ?」

数日後、彼女と雑貨店へ行きました。アクセサリーの棚まで来たところで、指輪を見ながら聞きました。

「指輪って何号だっけ?」

「9号。なんで?」

「私と同じだったかなと思って」

彼女はそれ以上気にした様子もなく、別の棚へ移りました。私は店を出てから彼に、「9号で合ってた」と送りました。

彼からは、「助かった」と返ってきました。そのあと指輪を買ったことも聞きました。受け取った箱の写真まで送られてきたので、そのやりとりを彼女に見られないよう、通知にも気をつけているようでした。

私の役目は、そこで終わったつもりでした。

口から出た最悪の言い方

それから1週間ほどして、彼女とカフェで会いました。席についた彼女が、何気ない調子で言いました。

「彼ね、最近スマホを伏せるの。何か隠してる」

私はすぐに理由が分かりました。彼が見られたくないのは、たぶん私とのやりとりです。でも、「何もないよ」と言えば嘘になります。「気にしなくていいよ」と言っても、私が何か知っていると分かります。何と返せばいいのか考えているうちに、口から出たのが、「あなたの彼、私に告白したよ」でした。

言った瞬間、自分でもまずいと思いました。彼が私に打ち明けたのは、プロポーズのことです。私への告白ではありません。

「どういうこと」

彼女の顔を見て、「告白っていうか」まで言いかけました。でも、その続きを話せば、彼が準備していることまで全部伝えることになります。

「続きは、彼に聞いて」

結局、それしか言えませんでした。私は伝票を持って席を立ちました。あのまま向かいに座っていたら、顔に出てしまうと思ったからです。彼女を不安にさせたかったわけではありません。ただ、秘密を守ろうとして、いちばん誤解される言葉を選んでしまいました。

そして...

その日の夜、彼女からメッセージが届きました。

「聞いた。あの言い方ずるい」

内容を見て、彼に直接聞いたのだと分かりました。私は返しました。「それはごめん。ほんとに言い方間違えた」少しして、「来月まで知らないふりする」と届きました。

それには、うさぎが口を閉じているスタンプだけを返しました。今度こそ、私は何も言わないつもりです。

(20代女性・販売職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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