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大工さん「監督に伝えておきます」建築中の新居でコンセント追加を頼んだ40代夫婦、後日わかった“想定外の事態”

  • 2026.10.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

営業をしていたころ、3月までの完成を目指して、秋以降に工事を進めるご家族が多かったです。週末に工事中のわが家を見に行く方が増え始めるのも、ちょうど今ごろの季節でした。

柱が立ち、部屋の形が立体的に見えてくると、平面の図面ではわからなかったことに気づくことも。「ここにも、コンセントがあれば…」も、そのひとつです。

作業中の職人さんがいれば、その場で頼みたくなるのは自然なことです。ただ、その一言が届かないまま家ができあがることもあります。

知り合いの現場監督から聞いた話をもとに、追加の要望の届け方を考えたいと思います。

「監督に伝えておきます」のはずが、増えていなかったコンセント

小学生のお子さんがいる40代のご夫婦が、建築中の現場を見に来たそうです。そのとき、現場監督は不在でした。そこで、作業していた大工さんに、コンセントを増やしてほしいと頼んだといいます。

大工さんの返事は「監督に伝えておきます」。ところが、その話は監督に届きませんでした。そのまま工事は進み、後日、頼んだはずのコンセントが増えていないことがわかりました。伝え忘れだったそうです。

結局、コンセントはあとから追加したそうです。最初に伝わっていれば、要らなかったひと手間でした。

こんなことになった原因は、会社と職人さんのあいだで「お施主さまに直接頼まれたら、どう返すか」を決めておかなかったことではないかと私は考えます。

現場で頼んだ一言が、監督まで届かなかったワケ

なぜ、その決めごとが要るのでしょうか。頼まれた一言がたどる道のりを、順に見ていきます。

現場監督は、現場に常駐しているわけではない

現場監督は、複数の現場の進行管理や資材の手配を並行しておこなうため、1つの現場に常駐しているわけではありません。

そのため、現場には大工さんしかいない時間があり、施主が大工さんに直接頼む場面が生まれます。

大工さんにとっても、施主は大切なお客さま。その場で「監督に言ってください」とは返しにくい立場にあります。

そこで「伝えておきます」と、その場で引き受けてくれることもありますが、ここに落とし穴があります。

電気工事の追加は、大工さんにとって「伝言」になる

コンセントの配線は、大工工事ではなく「電気工事」であり、普通は電気工事の職人さんの仕事です。

自分自身が手を動かす作業ではないため、大工さんにとっては「監督への伝言」という間接的なタスクになります。

頼まれたときにどう返すかが決まっていなければ、伝言が届くかどうかは、大工さんの記憶だけが頼りになります。

壁を閉じたあとの追加は、手間が大きくなる

伝言が途絶えたまま工事が進んでしまうと、大きな手間が発生します。

壁をふさいでしまったあとのコンセント追加は、閉じた壁の中に配線を通す大変な作業になりがちです。

筋交い(柱のあいだに斜めに入れる補強材)や断熱材の位置によっては、希望の場所に配線を通せないことさえあります。

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気づいたことは、その場で頼まず写真に撮って担当者へ

職人さんとの挨拶や会話は大切です。ただ、変えてほしいところを見つけたら、その場にいる職人さんには頼まないようにしましょう。

場所がわかる写真を撮り、担当者(営業や現場監督など)に伝えてください。

営業をしていたころの私は、「工事現場は、見られますか?」と聞かれると、「危険な作業をしている可能性もあるので、見に行きたいと思ったら電話してください」と伝えていました。

気づいたことは、私か現場監督に。どちらも現場にいなければ、その場から電話してほしい、とも伝えていました。担当者が図面や発注書に書き込んで、はじめて要望が形になります。

変更が決まったら、変更契約書や追加見積書など、変更の内容がわかる書面を受け取ることも大切です。言った・言わないでもめるトラブルを防ぎやすくなります。

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現場を見に行く前に、担当者へ電話を一本

一歩引いて見ると、これは建築会社側のコミュニケーション不良の話だと私は考えています。現場で出た要望の伝達方法に、改善の余地があります。

とはいえ、施主の側にもできることがあります。現場を見に行く前に、担当者へ電話を一本入れておくことです。

その電話で「気づいたことがあったら、誰に伝えればいいですか」と聞いておけば、現場で見つけた「ここにも」を、スムーズに担当者へ届けられるはずです。

トラブルのタネを事前に摘んでおけば、家づくりという人生で何度もない特別なイベントを、余計なストレスを減らして思い切り楽しめるでしょう。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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