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妻「カメラに映っていないかな」連休明け、マンション駐車場で当て逃げ→管理会社に映像を頼むと…?41歳会社員の誤算

  • 2026.10.10
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。防犯カメラのあるマンションの駐車場なら「車に何かあっても、映像で相手が分かる」と考える方もいるのではないでしょうか。

今回は、連休明けにドアがへこんでいるのを見つけたものの相手が分からず、修理代15万円を自分で払うことになったAさんのお話を紹介します。

連休明けにドアのへこみ、防犯カメラの映像は見られない

郊外の分譲マンションに暮らすAさん(41歳・会社員)は、妻と小学生の娘の3人家族です。車を所有しており、マンションの敷地内にある平置きの駐車場に停めています。

10月の3連休、一家は新幹線で妻の実家へ帰省しました。帰省から戻った翌朝、Aさんが駐車場へ行くと、運転席のドアがへこんでおり、白い塗料の跡が付いていました。

部屋に戻って妻を呼び、2人でドアを確かめました。「誰かに当てられたみたいだ」とAさんが言うと、妻は「カメラに映っていないかな」と駐車場の防犯カメラを見上げます。

Aさんはすぐに管理会社へ電話をかけ、防犯カメラの映像を見せてほしいと頼みます。ところが、担当者からは「映像は警察からの照会がないとお見せできません」との返答でした。

担当者によると、防犯カメラにはほかの居住者や来客も映っており、映像は個人の情報にあたるそうです。映像は管理組合が管理しており、見せられるのは警察から照会があったときなどに限っているとの説明でした。

警察が映像を確かめても、相手の車は分からなかった

Aさんはその日のうちに、警察へ当て逃げの被害を届け出ました。警察が確かめた防犯カメラは駐車場の出入口に向けて付いており、奥にあるAさんの区画は映っていません。

出入りする車は映っていても、どの車がドアに当てたのかまでは分かりませんでした。次にAさんは、加入している保険会社へ連絡します。Aさんの車両保険は、車を買ったときに保険料の安さで選んだ「エコノミー型」でした。

担当者からは、エコノミー型では相手の分からない当て逃げは補償の対象外だと告げられます。結局、ドアの修理代15万円は、Aさんが自分で払うことになりました。

結果を伝えると、妻は「保険に入っていても、直してもらえないことがあるのね」と驚いた様子です。

当て逃げに備えて、車両保険の補償の範囲を見直す

車両保険には、補償の範囲が広い「一般型」と、範囲を絞って保険料を抑えた「エコノミー型」があります。エコノミー型でも相手の車が分かる事故は補償されますが、相手の分からない当て逃げは対象外です。

一般型であれば、相手が分からない当て逃げも補償の対象になります。なお、呼び名や細かな範囲は保険会社によって違います。保険料の安さでエコノミー型を選んだ場合、何が補償されないかまでは覚えていないかもしれません。

次の更新の前に保険証券を確認し、「当て逃げが補償の対象になっているか」を確かめておきましょう。一般型は補償範囲が広い分、保険料も高くなるため、自宅の駐車場で車に傷を付けられる心配と、保険料の差を見比べて選ぶことをおすすめします。



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。

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