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乾電池の捨て方 テープ絶縁の案内は政令市20市中11市

  • 2026.9.29

乾電池を捨てるとき、端子にテープを貼る? 政令指定都市20市の公式サイトを確かめると、絶縁を案内している市は11市、乾電池について記載のない市が9市でした。ごみの日に出せる回数も週2回から月1回、申し込み制、拠点だけと市でばらばら。使い切った電池をためこまないための公的な注意もまとめました。

冷房の季節が終わって、リモコンや扇風機まわりを片付けるこの時期。使い終わった乾電池が引き出しにたまっていませんか。乾電池の捨て方は市ごとに決められていて、「テープを貼る」「透明な袋に入れる」といった細かいルールも市によって違います。
そこでweboo編集部で、政令指定都市20市の公式サイトを2026年9月28日に確かめ、アルカリ乾電池・マンガン乾電池の出し方を比べました。あわせて、使い終わった電池の扱いについての国の注意喚起も整理しています。
・端子にテープを貼る(絶縁)案内は20市中11市
・ごみの日に出せる市は17市。回数は週2回から月1回まで
・充電式電池・ボタン電池は乾電池と同じとは限らない
・使い切った乾電池はすぐ外して速やかに捨てる(国の注意喚起)
・乾電池を捨てるときにやりがちなNG5つ

テープで絶縁の案内は20市中11市 残る9市は記載なし

乾電池の捨て方で必ず出てくるのが、電池の端子(プラス極・マイナス極)にテープを貼る「絶縁」です。政令指定都市20市の公式サイトで、アルカリ乾電池・マンガン乾電池に絶縁の案内があるかを確かめました。
ごみの日に出すときに絶縁を案内:10市
・札幌市:電極をセロハンテープなどでくるんで絶縁
・仙台市:電極部分にテープを貼って絶縁(分別辞典では「透明なテープ」)
・さいたま市:テープ等で絶縁してから
・横浜市:使い切り、端子部をテープ等で絶縁
・相模原市:10月1日からの冊子の「電池類」欄に「端子部分に透明なテープを貼り、絶縁」
・名古屋市:プラス極とマイナス極にセロハンテープなど
・神戸市:電極にテープを貼って
・広島市:端子部分をテープで覆う
・北九州市:絶縁ビニールテープ等で電極部分を絶縁
・福岡市:両極にテープを貼り、絶縁
回収ボックスに入れるときだけ案内:1市
・静岡市:回収BOXに入れるときは端子部分にテープ
乾電池についての記載が見当たらない:9市(千葉市・川崎市・新潟市・浜松市・京都市・大阪市・堺市・岡山市・熊本市)
「記載が見当たらない」は、公式サイトに乾電池の絶縁の案内が見つからなかったという意味で、「テープを貼ってはいけない」「貼らなくてよい」と書かれているわけではありません。記載のない9市のうち、川崎市・新潟市・浜松市・京都市・堺市・岡山市は、ボタン電池や充電式電池などには絶縁を案内しています。堺市は拠点回収の案内で、「店舗によって、電池の絶縁処理等を求められる場合があります」としています。
テープの種類も、札幌市・名古屋市は「セロハンテープなど」、北九州市は「絶縁ビニールテープ等」、仙台市(分別辞典)・相模原市(10月からの冊子)は「透明なテープ」と、書き方が違います。相模原市は10月1日から乾電池が「有害ごみ」に変わり、冊子の「電池類」の欄で絶縁を案内しています。

出典 weboo.link

乾電池をごみの日に出せる市は17市 回数は週2回から月1回

次に、使い終わった乾電池をどこへ出すのかを、住んでいる人から見た形で分けました。区分の名前も「有害ごみ」「電池類」「特定品目」「燃えないごみ」「資源化物」などさまざまです。
① ごみの日に出す:10市
・札幌市:「筒型乾電池」(びん・缶・ペットボトルの日、週1回)。びん・缶・ペットボトルとは別の透明・半透明の袋で
・仙台市:「缶・びん・ペットボトル、廃乾電池類」(週1回)。透明な袋に入れて黄色の回収容器へ
・千葉市:「有害ごみ」(月2回・不燃ごみと同じ日)。乾電池だけを透明な袋に入れ、ごみステーションの端に
・横浜市:「電池類」(週2回・燃やすごみと同じ日)。燃やすごみとは別に、透明・半透明の袋で
・川崎市:資源物の「使用済み乾電池」(週1回)。透明の袋で資源物集積所へ
・相模原市:9月30日までは「乾電池」(週1回)。10月1日からは「有害ごみ」(ペットボトル・有害ごみの日、週1回)
・浜松市:「特定品目」(4週に1回)。集積所のびん・かん・ペットボトルのコンテナに、蛍光管とは分けて
・名古屋市:「電池類」(週1回・プラスチック資源と同じ日)。無色透明の袋で自宅前に
・広島市:「有害ごみ」(月2回)。資源ごみの袋と分け、「有害」と書いたポリ袋で
・熊本市:「特定品目」(月2回・ペットボトルと同じ日。旧植木町地区は別ルール)。電池類だけ小さな透明袋に
② ごみの日と回収ボックスなどの両方:7市
・さいたま市:「有害危険ごみ」(週1回)。種類ごとに透明袋で収集所のはしに。区役所などの電池回収ボックスも
・新潟市:「特定5品目」(月1回)。透明・半透明のポリ袋で。スーパーなどの回収ボックスも
・大阪市:区役所・スーパーなどの回収ボックスへ。持ち込めない場合は「普通ごみ」(週2回)
・神戸市:「燃えないごみ」(月2回・指定袋)か、公共施設の電池類回収ボックスへ
・岡山市:「資源化物」(月2回)。資源化物ステーションの灰色コンテナへ。市の施設などの拠点回収も
・北九州市:家電量販店などの回収ボックスへ。「家庭ごみ」(週2回・指定袋)にも出せる
・福岡市:「燃えないごみ」(月1回・指定袋)か、家電量販店・区役所などの回収ボックスへ
③ 申し込み制の収集:2市
・静岡市:「不燃・粗大ごみ」の申し込み制の戸別収集(月1回。乾電池だけでは申し込めない。安倍6地区は集積所)。区役所などの回収BOXも
・堺市:「不燃小物類」(申し込み制。収集は申し込みの翌週)。水銀を使った乾電池・不明なものは拠点回収
④ ごみの日には出せない:1市
・京都市:区役所・支所などの拠点回収か、お店の回収へ。燃やすごみなどには出さない
京都市は、火災の原因になるので「燃やすごみ」「缶びんペットボトル」「プラスチック類」「小型金属類・スプレー缶」としては絶対に出さないよう呼びかけています。
ごみの日に出せる回数も、週2回が3市(横浜市・大阪市・北九州市)、週1回が6市、月2回が5市、月1回・4週に1回が3市(新潟市・浜松市・福岡市)と、市によって大きく違います。大阪市の週2回は、回収ボックスなどに持ち込めない場合の「普通ごみ」の回数です。回数の少ない市では、次の収集日まで家で保管する期間が長くなるので、保管のしかたにも気をつけましょう(NG2を参照)。

出典 weboo.link
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充電式電池・ボタン電池は乾電池と同じとは限らない

見た目が似ていても、充電式電池(ニッケル水素電池・リチウムイオン電池など)やボタン電池は、乾電池と出し方が違う市があります。
充電式電池を、市の収集(ごみの日や申し込み制の収集)で乾電池と同じ区分で出せるのは、20市中10市(仙台市・横浜市・相模原市・新潟市・静岡市・浜松市・名古屋市・岡山市・広島市・熊本市。相模原市は10月1日から)。たとえば札幌市・さいたま市・千葉市・神戸市・福岡市は、充電式電池をごみの集積所(ステーション)に出せない、または市では収集しないと明記していて、回収ボックスなどへ持ち込みます。横浜市は2025年12月から、乾電池にリチウムイオン電池やボタン電池を加えて「電池類」として収集していますが、膨張・破損した電池は集積場所に出せないとしています。
ボタン電池も、札幌市は「充電式電池、ボタン電池、コイン電池は筒型乾電池の収集対象ではありません」、千葉市は「ボタン型電池は、ごみステーションに出せません」とするなど、乾電池と分けている市があります。一方、コイン形リチウム電池(型式記号CR・BR)は、千葉市・川崎市・福岡市では乾電池と同じ区分で出せます。袋に入れる前に、電池の種類を確かめましょう。モバイルバッテリーの捨て方は、下の関連記事で詳しく紹介しています。

使い切った乾電池はすぐ外して速やかに捨てる 国の注意喚起

消費者庁と国民生活センターは2018年に、アルカリ乾電池・マンガン乾電池・ボタン電池などの使い切りの電池について、発熱・液漏れ・破裂への注意を呼びかけました。捨てることや保管に関わる注意は、次のとおりです(抜粋)。
・(5)使い切った電池はすぐに機器から外して、適切な方法で捨てましょう。
・(6)リモコン等の機器を長期間使用しない場合は、電池を外しておきましょう。
・(7)金属類と一緒に電池を持ち運んだり保管したりしないようにしましょう。
・(8)電池から漏れた液に触れた場合は、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
報告書では、使い切った電池を放置すると過放電で液漏れ等が起こるおそれがあるとして、「居住する地域の地方公共団体の指示に従って速やかに捨てましょう」としています。放置すると液漏れ等のおそれがある例として、「冷暖房が不要な時期の冷暖房器具のリモコン」も挙げられています。また、ヘアピンやネックレスのような金属類を介して+端子と-端子がつながり、ショートすることがあるとしています。
NITE(製品評価技術基盤機構)も、ボタン電池に金属や他の電池が接触した状態で放置するとショートするおそれがあるとして、「使用済み電池をまとめて袋に入れて放置したりしないようにしましょう」と呼びかけています。ボタン電池と9V角形電池をビニール袋に入れて保管していたところ、ボタン電池が9V角形電池の端子の間に挟まってショートし、袋が燃えた例も紹介しています。

乾電池を捨てるときにやりがちなNG5つ

ここまでの内容を、やりがちなNGと代わりにできることにまとめました。
NG1. 使い切った乾電池を、機器に入れたままにする
→ すぐに外して、住んでいる地域の指示に従って速やかに捨てる(消費者庁など)
NG2. 使い終わった電池を、まとめて袋に入れて放置する
→ ボタン電池は金属や他の電池と触れたままにするとショートのおそれ(NITE)
NG3. 自分の市の案内を見ずに、テープを貼らないで出す
→ 端子にテープを貼る絶縁を案内する市は政令市20市中11市
NG4. 充電式電池やボタン電池も、乾電池と同じだと思って出す
→ 充電式電池を市の収集で乾電池と同じ区分で出せるのは20市中10市。区分を確認
NG5. 液漏れした電池の液に触れて、そのままにする
→ 触れたら、すぐに大量の水で洗い流す(消費者庁など)
NG4の区分の違いは市ごとなので、まずは自分の市の分別辞典で「乾電池」「充電式電池」「ボタン電池」を引いてみてください。

出典 weboo.link

よくある質問

液漏れした乾電池は出せる?

市によって書き方が違います。仙台市は分別辞典で「錆、液漏れしていても可」、岡山市は「液漏れしている乾電池もそのまま出してください」としています。一方、相模原市は「液漏れしている場合は液を拭き取ってから排出」としています。
消費者庁などは、漏れた液に触れた場合はすぐに大量の水で洗い流すよう呼びかけていて、液が乾燥して白い粉状になっている場合も同様だとしています。NITEの子ども向けの教材では、液もれした電池は「触らない」としています。

何十年も前の古い乾電池が出てきたら?

堺市は、1990年ごろまでに製造された乾電池に水銀が使用されている可能性があるとして、水銀を使った乾電池や、水銀が入っているか分からない乾電池は拠点回収としています(「水銀ゼロ」の表記があるものは不燃小物類)。ほかの市でも、古い乾電池の出し方に迷ったら、市の問い合わせ窓口に確かめると安心です。

乾電池だけで袋を分ける必要はある?

袋の指定も市で違います。千葉市は「乾電池のみ」の透明な袋、さいたま市は種類ごとに別々の透明袋、熊本市は電池類だけを小さな透明袋に入れるよう案内しています。札幌市は、びん・缶・ペットボトルを入れた袋とは別の透明・半透明の袋、横浜市は燃やすごみとは別の透明・半透明の袋です。名古屋市は無色透明の袋で、半透明の袋は使えません。

まとめ 乾電池はためこまず、自分の市のルールで

乾電池の捨て方をおさらいします。
・端子にテープを貼る絶縁の案内は、政令市20市中11市。乾電池について記載のない市が9市
・ごみの日に出せる市は17市。申し込み制が2市(静岡市・堺市)、京都市はごみの日に出せず拠点・お店の回収
・回数は週2回(3市)から月1回・4週に1回(3市)までさまざま
・充電式電池を市の収集で乾電池と同じ区分で出せるのは10市。ボタン電池も分けている市がある
・使い切った電池はすぐ外して速やかに捨てる。金属類と一緒に保管しない
リモコンやおもちゃに入れっぱなしの電池がないか、この機会に確かめてみましょう。
※政令指定都市の出し方は、各市の公式サイトをweboo編集部が2026年9月28日に確認した内容です。区や地区、集合住宅で独自のルールがある場合は、そちらに従ってください。

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