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「車を出すときに困っている」向かいの大型車と倉庫で出庫しづらくなった僕が、町内会長を頼った理由

  • 2026.9.29
「車を出すときに困っている」向かいの大型車と倉庫で出庫しづらくなった僕が、町内会長を頼った理由

車を出すたびに何度も切り返す

道をはさんだ向かいの家は角地で、何年か前から大きな乗用車を停めるようになりました。

ただ、車体が敷地に収まりきらず、後ろの部分が道路へ少しはみ出しています。

道幅も広くないため、僕が自宅から左へ車を出そうとすると、その車を避けるために何度も切り返さなければなりませんでした。

不便ではありましたが、近所同士で揉めたくないという気持ちもあり、それまでは何も言わずに過ごしていました。

ところが先日、向かいの50代くらいの男性が、道路ぎわで組み立て式の倉庫を作り始めました。

完成した倉庫は道路側ぎりぎりまで出ていて、今度は右へ車を出すときにも余裕がなくなってしまいました。

さすがにこのままでは困ると思い、僕は道を渡って男性に声をかけました。

「すみません。この倉庫、もう少し奥に移せませんか。うちの車が出しにくくなってしまって」

男性は倉庫を振り返りました。

「これくらいなら大丈夫だろう。すぐ慣れるよ」

「車のほうも少し中に入れてもらえると助かります。左へ出るときも何度も切り返しているので」

「だから、少しくらいいいだろう!」

そう言うと、男性は工具箱を持って家の中へ入ってしまいました。

その朝も妻を病院へ送るために車を出しましたが、左右を確認しながら何度もハンドルを切ることになりました。

一人でもう一度言いに行くのはやめた

その晩、僕は町内会長さんの家を訪ね、これまでの経緯を話しました。

「車だけなら我慢していたんですが、倉庫まで置かれてしまって。今日お願いしたんですけど、聞いてもらえなくて」

会長さんは少し考えてから言いました。

「実際にどんな状態なのか、一度見せてもらってもいいですか」

僕たちは家の前まで行き、道路と向かいの車、倉庫の位置を一緒に確認しました。

会長さんは僕の駐車場から道路を見て、うなずきました。

「確かに、これだと出るときに大変ですね」

そして翌日、会長さんが一緒に向かいの家へ話をしに行ってくれることになりました。

「どちらが悪いという話ではなくて」

翌日、男性が家の外にいるところで、会長さんが声をかけました。

「昨日、こちらのお宅から相談を受けまして。車を出すときに困っているそうなんです」

男性は少し不満そうな顔をしました。

「でも、通れないわけじゃないでしょう」

すると会長さんは道路を見ながら、穏やかに続けました。

「どちらが悪いという話ではなくて、毎日車を出す場所ですからね。お互いに困らないように、少しだけ置き方を考えてもらえませんか」

男性はしばらく黙って、車と倉庫を交互に見ていました。

「……わかりました。ちょっと考えます」

数日後、倉庫は敷地の奥へ移され、大きな車も以前より道路側へ出ないよう停め方が変わっていました。

僕が車を出してみると、何度も切り返す必要はありません。

庭先にいた男性と目が合ったので、僕が軽く頭を下げると、男性も小さく会釈を返しました。

近所だからこそ、強く言い合う前に誰かに間に入ってもらう方法もあるのだと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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