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蛍光灯の捨て方 政令市20市中6市はごみの日に出せない

  • 2026.9.27

蛍光灯は2027年末までに種類ごとに製造・輸出入が禁止されますが、今使っているものは引き続き使えます。では切れた蛍光灯はどう出す? 政令指定都市20市の公式サイトを確かめると、ごみの日に出せない市が6市(拠点へ持ち込むか、大阪市は申し込みの訪問回収)。割れたときの出し先も市で4通りに分かれました。

部屋の照明が切れて、交換した蛍光灯をどう捨てればいいか迷ったことはありませんか。蛍光灯には微量の水銀が使われていて、出し方は市ごとに細かく決められています。さらに、蛍光灯は国際条約にもとづいて、2027年末までに製造・輸出入が禁止されることが決まっています。
そこでweboo編集部で、環境省の資料と、政令指定都市20市の公式サイトを2026年9月27日に確かめ、次のことを整理しました。
・蛍光灯の製造禁止はいつから? 種類ごとの時期
・今使っている蛍光灯は使える? LEDに替えるときの注意
・蛍光灯の出し方は市で4通り。ごみの日に出せない市は20市中6市
・割れた蛍光灯の出し先は市で4通り
・蛍光灯を捨てるときにやりがちなNG5つ

蛍光灯の製造禁止は種類ごと 次は2027年1月から

2023年に開かれた「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議などで、一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入の廃止が決まりました。これを受けて日本でも、2024年12月に政令が改正されています。環境省の案内では、禁止の時期は蛍光ランプの種類で違います。
・2026年1月1日から:電球形蛍光ランプ(30W以下)
・2027年1月1日から:電球形蛍光ランプ(30W超)、コンパクト形蛍光ランプ、直管形・環形のうち、ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたもの
・2028年1月1日から:直管形・環形蛍光ランプ(上記以外。三波長形など)
つまり、電球の形をした蛍光灯(30W以下)は、2026年1月からすでに製造禁止です。次の区切りは2027年1月1日で、2026年9月27日から数えて96日後。直管形(まっすぐな蛍光灯)や環形(丸い蛍光灯)も、2028年1月1日からはすべての種類が禁止になります(461日後。日数はweboo編集部の計算)。
環境省は、蛍光灯の品番は「F」か「EF」で始まるものが多いとしています(海外製品などでは、表記が異なる場合もあります)。直管形・環形のうち三波長形のものは、品番に「3波長形」または「EX」の表示があり、これらの表示がないものはハロりん酸塩系のランプです(環境省・経済産業省のチラシ)。蛍光ランプかどうか分からない場合は、販売店やメーカーに問い合わせるよう呼びかけています。

出典 www.env.go.jp

今使っている蛍光灯は使える LEDに替えるときの注意

「製造禁止」と聞くと、家の蛍光灯がすぐに使えなくなるように感じるかもしれません。しかし環境省は、「蛍光ランプの使用・販売・購入は禁止されません」としています。禁止されるのは製造と輸出入で、今使っている蛍光灯はそのまま使え、お店にある在庫を買うこともできます。
一方で環境省は、「蛍光ランプがいずれ使えなくなることを想定して、計画的なLED照明への切り替えを推奨しています」とも呼びかけています。
LEDに替える方法には、照明器具ごと交換する方法と、今の器具のまま蛍光ランプをLEDランプに交換する方法があります。NITE(製品評価技術基盤機構)は、後者で不適切なランプ交換による事故が報告されているとして、自分でランプだけを交換する場合は次の3つを守るよう注意を呼びかけています。
・蛍光灯器具の点灯方式に応じたLEDランプを選定する
・LEDランプのパッケージや取扱説明書に記載されている注意事項を守って作業する
・ランプ交換後、異常がないか確認をする
交換には工事が必要な場合もあるため、迷ったら電器店などに相談しましょう。

蛍光灯の出し方は政令市で4通り ごみの日に出せない市は6市

環境省は、家庭の蛍光灯は「お住まいの自治体のルールに従って分別・排出してください」としています。そこで政令指定都市20市の公式サイトで、使い終わった蛍光灯(割れていないもの)をどこへ出すのかを比べました。区分の名前も「有害ごみ」「有害危険ごみ」「燃えないごみ」「特定品目」「資源」などさまざまです。
① 収集日に、ごみ集積所などへ出す:10市
・仙台市:「缶・びん・ペットボトル、廃乾電池類」の日(週1回)。ケースか新聞紙で包み回収容器の脇に。電球型蛍光灯も同じ
・さいたま市:「有害危険ごみ」(週1回)。種類ごとに別々の透明袋に入れ、収集所のはじに
・千葉市:「有害ごみ」(月2回)。購入時のケースか新聞紙などでくるみ、ごみステーションの端に
・横浜市:「燃えないごみ」(週2回)。箱や新聞紙・厚紙で包み、「蛍光灯」など品物名を表示
・川崎市:「普通ごみの日」(週2回)に、普通ごみと分けて。厚紙や箱に入れ「蛍光管」と表示
・相模原市:「資源」(週1回)。購入時の包装材に入れてひもで縛るか、透明・半透明の袋で集積場所に
・新潟市:「特定5品目」(月1回)。紙箱などに包んで
・浜松市:「特定品目」(4週に1回)。集積所のびん・かん・ペットボトルのコンテナに、ほかのものと分けて
・広島市:「有害ごみ」(月2回)。箱か新聞紙で包み、「有害」と書いたポリ袋に
・熊本市:「特定品目」(月2回・資源物のごみステーション)。包装材か新聞紙で包み、透明ごみ袋に
② 拠点と収集日の両方がある:3市
・札幌市:回収協力店(電器店・スーパー・家電量販店など)で無料回収。または厚紙などで包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示して「燃やせないごみ」(4週に1回)
・神戸市:市内約130か所の回収協力店へ。持ち込めない場合は紙に包み、指定袋に「キケン」と貼って「燃えないごみ」(月2回)
・福岡市:家電量販店や区役所・市民センターなどの回収ボックス、または「燃えないごみ」(月1回)
札幌市は、回収協力店で無料回収した蛍光管の水銀やガラスをリサイクルしています。神戸市は、蛍光管を捨てる場合は拠点回収への協力を呼びかけています。
③ ごみの日には出せない(拠点へ持ち込み・大阪市は訪問回収も):6市
・名古屋市:各区の環境事業所や、家電販売店・ホームセンターなどの回収協力店舗へ
・京都市:区役所・支所、まち美化事務所、商業施設などの拠点や、買い替えのときの電器店(回収協力店)へ
・大阪市:区役所などの回収ボックス・受付回収場所へ。最大の辺か径が30cmを超えるもの、棒状で1mを超えるもの(一般的な直管40形など)は、電話などで申し込む訪問回収
・堺市:市の公共施設や協力スーパーの回収ボックス、電気店・ホームセンターなどの回収協力店へ
・岡山市:区役所・ふれあいセンター・公民館などの市有施設や、協力事業者・登録電器店へ
・北九州市:電器店などの回収ボックスへ(環型・直型のみ。電球型蛍光灯は「家庭ごみ」)
岡山市は「資源化物ステーションでは収集しません」、堺市は「生活ごみなどで出すことができません」と明記しています。
④ 申し込み制の収集:1市
・静岡市:「不燃・粗大ごみ」。申し込み制の戸別収集(月1回。安倍6地区は集積所収集)。購入時の箱か中の見える袋で、ほかのものと分ける
静岡市のガイドブック(2024年版)では、1点ごとに「氏名」と「不用」を表示するとしています。
同じ市でも、千葉市は品目の欄で「購入時のケースに入れるか、新聞紙などでくるんで出してください(袋には入れません)」とする一方、同じページの有害ごみ全体の出し方では「透明な袋へ入れて」と案内しています。迷ったら市の問い合わせ窓口に確かめてください。拠点の場所や受付時間は、市のホームページで確認できます。

出典 weboo.link

割れた蛍光灯の出し先は市で4通り 記載のない市も

交換のときにうっかり落として割ってしまった場合の出し先も、市によって違います。20市の公式サイトの記載を比べました。
燃えないごみ・不燃ごみなどへ:6市
・札幌市:厚紙などで包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示して「燃やせないごみ」
・千葉市:紙に包んで「危険」と表示し、不燃ごみ指定袋で「不燃ごみ」
・浜松市:「もえないごみ」
・名古屋市:丈夫な紙などに包み「キケン」と表示して「不燃ごみ」
・神戸市:紙に包み、指定袋に「キケン」と貼って「燃えないごみ」
・福岡市:「燃えないごみ」
家庭ごみ・一般ごみ・燃やすごみへ:4市
・仙台市:「家庭ごみ」
・相模原市:新聞紙などで包み「一般ごみ」(10月1日から名称が「燃やすしかないごみ(一般ごみ)」に)
・京都市:厚紙などに包んで「燃やすごみ」
・北九州市:「家庭ごみ」
割れていないときと同じ出し先で、包み方などを指定:4市
・川崎市:厚紙などに包み「蛍光管キケン」と表示して普通ごみの日に
・静岡市:中の見える袋に入れて「不燃・粗大ごみ」(市のガイドブック〈2024年版〉)
・堺市:新聞紙などにくるみ、ビニール袋に入れて口をしばり、密閉して拠点へ
・熊本市:丈夫な紙などに包んで「危険」と表示し、透明ごみ袋で「特定品目」
申し込みの訪問回収で:1市
・大阪市:厚紙などに包んで「キケン」と表示し、訪問回収で
割れた場合の記載が見当たらない:5市(さいたま市・横浜市・新潟市・岡山市・広島市)
また、札幌市・神戸市・北九州市・福岡市は、割れた蛍光灯は回収ボックスの対象外と明記しています。拠点に持ち込む前に、割れていないかを確かめましょう。記載が見当たらない市に住んでいる場合は、自己判断で出さず、市の問い合わせ窓口に確認するのが確実です。蛍光灯が割れたときは、換気をするよう呼びかけている市もあります(堺市・富山市)。

出典 weboo.link

蛍光灯を捨てるときにやりがちなNG5つ

ここまでの内容を、やりがちなNGと代わりにできることにまとめました。
NG1. 製造禁止=今の蛍光灯がすぐ使えなくなると思い込む
→ 使用・販売・購入は禁止されない(環境省)。切れたときに市の方法で出す
NG2. LED電球と蛍光灯を同じ区分だと思って出す
→ 品番がF・EFで始まるものが多いのが蛍光灯。LEDは別の区分の市が多い
NG3. 箱にも紙にも包まず、そのまま出す
→ 購入時の箱や新聞紙で包む市が多い。北九州・福岡の回収ボックスは箱や紙を持ち帰る
NG4. 割れた蛍光灯を、確かめずに回収ボックスに入れる
→ 札幌・神戸・北九州・福岡は対象外と明記。堺市は袋で密閉して拠点へ。市の出し先へ
NG5. 割れた蛍光灯を包まず、表示もしないで出す
→ 包んで「キケン」「危険」と表示する市が7市(札幌・千葉・名古屋など)
LEDの区分は、たとえば岡山市・広島市は「不燃ごみ」、大阪市は「普通ごみ」、横浜市はLED電球を「燃やすごみ」(ガラス製は燃えないごみ)としていて、市によって違います。LEDは、北九州市・福岡市・堺市の蛍光灯の拠点回収でも対象外です。

出典 weboo.link

よくある質問

電球の形をした蛍光灯(電球形蛍光灯)も同じ出し方?

市によって違います。仙台市は「電球型蛍光灯を含みます」として蛍光管と同じ出し方、京都市・福岡市は拠点回収の対象に電球型を含めています。新潟市は、ボール型の蛍光管は水銀を含むので「特定5品目」としています。一方、北九州市は電球型蛍光灯を回収ボックスの対象外とし、「家庭ごみ」に分けています。見た目が電球でも、蛍光灯とLED電球・白熱電球では出し方が違う市が多いので、品番や箱の表示で確かめてから出しましょう。

長い蛍光灯が袋に入らないときは?

熊本市は、長い蛍光管の一部が透明ごみ袋からはみ出しても収集するとしています。新潟市は、袋に入らない大きさの蛍光管は無理に袋に入れず、紙などに包んで出すよう案内しています。回収ボックスは入る長さに限りがあり、札幌市の無料回収は直管型が「長さ120センチ(40W・40形)まで」です。ボックスに入らないものの出し方は、市の案内を確かめましょう。

製造が終わる前に、買いだめしたほうがいい?

環境省は、蛍光ランプの使用・販売・購入は禁止されないとしたうえで、計画的なLED照明への切り替えを推奨しています。LEDへの切り替えが難しい場合は、あらかじめ電気工事店などに交換用の蛍光ランプの確保について相談するよう案内しています(環境省・経済産業省のチラシ)。

まとめ 蛍光灯が切れたら、まず自分の市の出し方を確認

蛍光灯の捨て方と製造禁止をおさらいします。
・製造・輸出入の禁止は種類ごと。電球形(30W以下)は2026年1月から、次は2027年1月1日、2028年1月1日からすべての種類
・今使っている蛍光灯は使える。販売・購入も禁止されない
・政令市20市のうち、ごみの日に出せない市は6市(拠点へ持ち込み。大阪市は大きいものは訪問回収)。収集日に出す市は10市、両方ある市は3市
・割れた蛍光灯の出し先は市で4通り(記載が見当たらない市が5市)。札幌市・神戸市・北九州市・福岡市は回収ボックスの対象外
・LED電球は蛍光灯と区分が違う市が多い。北九州市の電球型蛍光灯は家庭ごみ
照明をLEDに替えたら、外した蛍光灯は自分の市の方法で出しましょう。
※政令指定都市の出し方は、各市の公式サイトをweboo編集部が2026年9月27日に確認した内容です。区や地区、集合住宅で独自のルールがある場合は、そちらに従ってください。

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