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50年前と同じ校庭で。U2が結成記念日に母校でサプライズ・ライヴ

  • 2026.9.26

U2が、結成からちょうど50年となる現地時間2026年9月25日、故郷ダブリンで2度のサプライズ・ライヴを行った。舞台はバンド誕生のきっかけとなった母校の校庭と、街の中心部にあるカフェのバルコニー。11月発売の新作から「シレンシオ」もライヴで初めて演奏された。(フロントロウ編集部)

一枚の貼り紙から、ちょうど50年

すべての始まりは、1976年9月25日のこと。当時14歳だったドラマーのラリー・マレン・ジュニアが、ダブリン北部のマウント・テンプル・コンプリヘンシブ・スクールの掲示板に「ドラマー、バンド結成のためのミュージシャン募集」と手書きの貼り紙を出した。結成記念日にはYouTubeで特別番組も配信されたが、バンドは当日、その現場そのものに帰ってきた。

演奏したのは、U2が50年前に初期のライヴを行った校庭だ。客席には約1,000人の生徒に加えて、宗教科の担当教師やバンドの元マネージャーの姿もあった。

1977年、同じ校庭で演奏する若き日のU2
Photo Credit: U2

セットリストは、「アイ・ウィル・フォロー」「ヴァーティゴ」「ビューティフル・デイ」といった代表曲に、U2のファースト・シングル「アウト・オブ・コントロール」を加えた全7曲。さらに、11月13日発売の新作『光の祝祭~カルナバル・デ・ルス』から、先行配信されたばかりの「シレンシオ」がここでライヴ初披露された。

32人の若い弦楽器奏者と「ワン」

この日の「ワン」では、バンドが共同出資する音楽教育プログラム「Music Generation」に所属する32人の若い弦楽器奏者が加わった。アイルランドの各郡から1人ずつ選ばれたメンバーで、U2の半世紀を祝うステージに国じゅうの若い世代が並んだ形だ。

母校で弦楽器奏者たちと並ぶU2
photo credit: Rich Fury

MCではボノが、ラリーを「掲示板にメモを貼り付けた男」と称えた。アダム・クレイトンは「緑の回廊を裸で駆け抜けた男」と、冗談交じりに紹介されている。締めくくりは「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」だった。

数時間後、今度は街なかのバルコニーに

母校での公演から数時間後、U2はダブリン中心部のグラフトン・ストリートにも現れた。カフェのバルコニーに4人が姿を見せると、周辺の道路は封鎖され、数千人の観客が通りを埋めた。

グラフトン・ストリートのカフェのバルコニーで演奏するU2
photo credit: Rich Fury

こちらはアンコールを含めて全11曲。「アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー」「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」などが並び、「シレンシオ」もこの日2度目の演奏となった。

途中では、2026年7月に亡くなったダブリン出身のミュージシャン、グレン・ハンサードを追悼し、彼の代表曲「フォーリング・スローリー」も披露した。最後はアンコールの「40」で、結成50周年の特別な1日を終えた。

一枚の貼り紙から始まったバンドが、半世紀後の同じ日に同じ校庭へ戻り、そのまま故郷の街の真ん中で歌う。11月の新作を前に、U2らしい粋な記念日の過ごし方だった。

新作『光の祝祭~カルナバル・デ・ルス』は、9年ぶりのアルバムとなる。日本盤はSHM-CD仕様で、通常盤CDは3,300円(税込)。EP『デイズ・オブ・アッシュ』『イースター・リリー』を収めたデラックス3CD(5,720円・税込)や、スペシャル・エディション3CD+ブルーレイ(9,350円・税込)も用意される。

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