1. トップ
  2. スポーツ
  3. 絶好調!バルセロナが2026-27シーズンに破るかもしれない「歴史的な7つの記録」

絶好調!バルセロナが2026-27シーズンに破るかもしれない「歴史的な7つの記録」

  • 2026.9.24

ハンジ・フリック監督率いるバルセロナが、2026-27シーズンの開幕から異常な攻撃力を見せている。公式戦8試合全勝。うち6試合で4点以上を奪い、すべての試合を2点差以上で終えた。ラ・リーガは開幕7連勝で31得点という常識外れのペースだ。

今回は『Planet Football』から「バルセロナが2026-27シーズンに更新するかもしれない歴史的な記録」をご紹介する。

ラ・リーガの年間最多勝点記録

現在の記録:勝点100

記録保持クラブ:レアル・マドリー(2011-12)、バルセロナ(2012-13)

ラ・リーガの年間最多勝点は100。最初に到達したのは、ジョゼ・モウリーニョ監督の2011-12シーズンのレアル・マドリーだ。ジョゼップ・グアルディオラのバルセロナがリーグ3連覇中だった時代に、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ゴンサロ・イグアイン、メスト・エジルらを擁して32勝4分2敗。絶対王者を止めての大台だった。

そしてその翌シーズン、ティト・ビラノバ監督が率いていたバルセロナがまったく同じ32勝4分2敗で並んだ。それ以来、この数字を超えたクラブはない。

欧州5大リーグの年間最多勝点記録

現在の記録:勝点102

記録保持クラブ:ユヴェントス(2013-14)

欧州5大リーグに広げると、その上には2013-14シーズンのユヴェントスがいる。アントニオ・コンテ監督のもと33勝3分2敗、勝点102でセリエAを制した。

ブッフォンの前にキエッリーニ、ボヌッチ、バルザーリが並び、中盤はピルロの配球にビダルとポグバの運動量。前線にはテベスとジョレンテ。守備の安定と攻撃力を兼ね備えたチームはホーム19試合で全勝し、イタリア初の勝点100超えを果たした。

バルセロナが上回るには勝点103以上。34勝でも102止まりなので、少なくとも引き分け1つを上乗せする必要がある。なお、全欧州リーグを対象にすれば、2016-17シーズンのセルティックがスコットランドで勝点106を記録しており、それを達成するには35勝1分以上の成績が必要になる。

ラ・リーガの年間最多得点記録

現在の記録:121得点

記録保持クラブ:レアル・マドリー(2011-12)

2011-12シーズンのレアル・マドリーが残したのは、勝点100だけではなかった。38試合で121得点、1試合平均約3.18点。ロナウドが46点、イグアインが22点、ベンゼマが21点と、3人で89ゴールを叩き出した。

今季のバルセロナは、開幕7試合31得点の時点で、このペースを38試合続ければ約168得点という計算になる。更新に必要な122得点までは、残り31試合で91点、1試合平均約2.94点を取ればいい。

もちろん、序盤の数字を引き延ばしただけの計算ではある。強豪との対戦が続き、相手の研究も進む。それでもこの記録は現実的な射程に入っているといえるだろう。

公式戦の年間最多得点記録

比較対象となる記録:公式戦190得点

記録保持クラブ:バルセロナ(2011-12)

公式戦の年間総得点でも、歴史的な数字が見えている。比較対象は、同じバルセロナが2011-12シーズンに記録した190得点だ。

グアルディオラ体制のポゼッションサッカーが成熟した時期で、24歳のリオネル・メッシが公式戦73得点。ラ・リーガだけで50点を奪い、ヨーロッパゴールデンシュー(欧州得点王)を手にした。内訳はリーグ114点、チャンピオンズリーグ35点、コパ・デル・レイ26点など。64試合で平均約2.97点だった。

今季は9月19日時点で公式戦8試合で36得点、1試合平均4.5点。このペースなら42試合前後で190点に届く計算だ。ただし年間総得点は試合数に左右されるため、カップ戦や欧州で勝ち進めば得点機会は増え、早期敗退すれば足りなくなるともいえる。

ラ・リーガの年間最高得失点差

現在の記録:得失点差+89

記録保持クラブ:レアル・マドリー(2011-12)、バルセロナ(2014-15)

ラ・リーガの年間最高得失点差は+89。これも2011-12シーズンのマドリーが、121得点32失点で打ち立てた。

そして3年後、ルイス・エンリケ監督のバルセロナが同じ数字に並ぶ。メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの「MSN」を中心に110得点。さらにジェラール・ピケやハビエル・マスチェラーノが守り、GKクラウディオ・ブラボも安定しており、失点はわずか21だった。

今季のバルセロナは、リーグ7試合で31得点7失点の+24。やや失点がかさんでいるため、思ったほどには得失点差が伸びていない。更新に必要なのは+90以上。残り31試合で66以上、1試合平均で+2.13点ずつ積み上げなければならない。

バルセロナ史上初の「無敗優勝」

現在の記録:なし(クラブ史上未達成)

最も近づいたシーズン:2017-18

クライフのドリームチームも、6冠のグアルディオラ体制も、3冠のルイス・エンリケ体制も成し遂げられなかったことがある。ラ・リーガの無敗優勝だ。

最も迫ったのは、エルネスト・バルベルデ監督の2017-18シーズンだった。マドリーやアトレティコとの対戦でも勝点を重ね、無敗のまま優勝を決める。残りはわずか2試合だったが、敵地でのレバンテ戦でメッシを休養で招集外にしたこともあり、4-5で敗北。開幕から36試合続いた無敗は途切れた。

それから8年。今季のチームは開幕7連勝を記録し、セビージャ戦では先制されながら逆転で勝ち切った。優勝するまでの道のりもそうだが、優勝した後の戦いも求められる難しい記録だ。

戦後初、38試合制ラ・リーガ初の無敗優勝

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

過去の達成クラブ:アスレティック・ビルバオ(1929-30)、レアル・マドリー(1931-32)

バルセロナが無敗優勝を果たせば、クラブの歴史を超えて、スペインサッカー全体の出来事になる。

ラ・リーガで無敗優勝を達成したのは、わずか2クラブ。まずはリーグ創設2年目の1929-30シーズン、アスレティック・ビルバオがイングランド人監督フレッド・ペントランドのもとで18試合を無敗で戦い抜き、クラブ初優勝した時のことだ。

1931-32シーズンには、政治体制の変化で「レアル」の名を外していた「マドリーFC」が、同じく18試合無敗で初優勝を飾った。しかしそれ以来、完全無敗の王者は現れていない。

当時は10クラブの18試合制だった。いまは20クラブの38試合制で、無敗を維持すべき期間は2倍以上に延び、欧州大会や国内カップとの過密日程も加わる。

もし今季、38試合無敗で優勝すれば、1931-32シーズン以来の快挙であり、戦後初、38試合制になってから初めての無敗優勝となる。イングランドでアーセナルが2003-04シーズンに26勝12分0敗で成し遂げた「インヴィンシブルズ」に並ぶ、スペイン版の偉業だ。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ