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「牛乳と卵、あと一つは?」スマホ片手に生返事する夫、買い物の相談を終えた妻の確認に言葉が詰まった理由

  • 2026.9.23
「牛乳と卵、あと一つは?」スマホ片手に生返事する夫、買い物の相談を終えた妻の確認に言葉が詰まった理由

返事はあるのに、目が合わない

休日の朝、私は夫に夕食の買い物を相談します。

結婚して十五年になる夫には、私が話し始めるとスマホに目を落とす癖があります。

雑談ならまだしも、家事の段取りを相談しているときまで画面を見られると、ひとりでしゃべっている気分になりました。

ある休日の朝もそうでした。私は洗濯を済ませる間に、夫に夕食の買い物をお願いしようと、ダイニングの向かい側に座りました。

夫はスマホを持ったまま、どうぞと言いたげにうなずきます。

夫はスマホの画面を見たまま、話を聞くと言います。

「聞いてるから話して」

その言葉を信じて、私は夕食に何を作るかを伝えました。

冷蔵庫にある物と足りない物を確認してきたので、買ってほしいのは三つだけです。

牛乳と卵、それから玉ねぎでした。

ところが夫の視線は、私に一度も向きません。

親指が画面の上を動き、ときどき口元が緩みます。

買い物をお願いできるか聞くと、うん、いいよ、と返ってきました。

私は夫に、足りない三つの食材を伝えました。

以前にも、こうして返事をもらった後で、そんな話は聞いていないと言われたことがありました。

そのたびに私は、説明が足りなかったのかと、同じことを最初から話し直していたのです。

しかし今日は、三つの品名を伝えたばかりです。

私は続きを急がず、夫の手が止まるのを少し待ちました。

それでも画面から目が離れないので、買い物の話はここまで、と区切りました。

聞いていたなら、三つ言えるはず

私が買う物を確認すると、夫の親指が止まります。

「牛乳と卵、あと一つは?」

私がそう聞くと、夫の親指が止まりました。

ようやく顔を上げた夫は、ええと、と言ったきり黙り込みます。

私は急かさずに待ちましたが、最後の一つが出てきません。

夫は私の顔と手元のスマホを見比べ、気まずそうに笑いました。私は怒鳴ったわけでも、難しいことを尋ねたわけでもありません。

さっき伝えた買い物の内容を、確認しただけでした。

夫は買う物を思い出せず、私に聞き返します。

「何を買うんだっけ?」

夫が小さな声で聞きました。私は、聞いていると言っていたよね、と返しました。

夫は返事をしようとして口を開きましたが、すぐに閉じます。

これまでは、そこで私が買い物まで引き受けていました。

でも、うなずいたことと、話を聞いたことは同じではありません。私は夫がまた画面を見ようとする前に、静かに伝えました。

夫はスマホを伏せ、改めて買い物の話を聞きます。

「スマホを置いたら、もう一度ね」

夫は観念したようにスマホをテーブルに伏せ、背筋を伸ばしました。

そして、買い物は自分が行くから、もう一度教えてほしいと言います。

私は三つの品名を伝え、今度は夫の口から同じ三つが返ってくるのを聞きました。

ようやく相談が済み、私は洗濯へ向かいました。返事だけを置いて話から抜けるのは、もう通用しません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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