1. トップ
  2. マンガ
  3. 「残業で夕飯も食べてない」温め直した料理に箸が進まない夫、上着に近づいた妻の問いかけに凍りついた

「残業で夕飯も食べてない」温め直した料理に箸が進まない夫、上着に近づいた妻の問いかけに凍りついた

  • 2026.9.22
「残業で夕飯も食べてない」温め直した料理に箸が進まない夫、上着に近づいた妻の問いかけに凍りついた

残業帰りの夫に温め直した夕飯

残業だと聞いた私は、夫の夕飯を取り分けて待ちます。

結婚していた頃、夫は小さな嘘を重ねる人でした。

買い物の金額や帰りが遅くなった理由など、後から話が違うと分かるたびに、私は正直に言ってほしいと伝えていました。

大きな事件でなくても、嘘だと知れば相手の言葉を疑うようになります。

その日も、夫から帰宅が遅くなると連絡がありました。

私は先に自分の夕飯を済ませ、夫の分にはラップをかけておきました。二人分作ったハンバーグは、一皿だけ食卓に残っていました。

帰宅した夫の言葉を信じ、私は料理を温め直します。

夜遅くに帰ってきた夫は、疲れたように肩を落とし、椅子の背に紺色の上着をかけました。

そして、用意してあった皿を見るなり言ったのです。

「残業で夕飯も食べてない」

私はそれならおなかがすいているだろうと、料理を温め直しました。

自分の食事の片付けは終わっていましたが、夫のために箸も出し、お茶を注ぎました。

空腹だという夫は、なかなか料理に箸が進みません。

ところが、夫はハンバーグを小さく切ったまま、なかなか口に運びません。いつもならすぐに食べ終わる量なのに、何度もお茶に手を伸ばしています。

「おなか、すいてないの?」

そう聞くと、夫は疲れすぎたのかもしれないと目をそらしました。

食べられないほど疲れているなら、先に休めばよかったのに。不思議に思いながら、私は椅子からずり落ちかけていた上着へ手を伸ばしました。

上着から伝わった違和感

上着を直そうと近づき、私はにおいに気づきます。

上着を直そうと夫のそばへ寄った瞬間、強いタバコと揚げ物のにおいがしました。

さっきまでは分からなかった、居酒屋を思わせるにおいです。

夫の職場は室内禁煙で、夕飯もまだだと聞いたばかりでした。

においだけで決めつけるつもりはありません。それでも、食事が進まない様子と重なると、確かめずにはいられませんでした。

私は上着から手を離し、夫の顔を見ました。

問いかけられた夫は、飲みに行ったことを認めます。

「本当は、どこにいたの?」

夫は箸を止めました。仕事のあとに誘われて、少しだけ飲みに行ったのだと、今度は小さな声で答えます。

そこで食事もした、と続けた夫の前には、私が温め直した料理が残っていました。

「飲みに行ったことより、嘘が嫌なの」

私はそう伝えました。連絡があれば、食事を取り分けて保存できたのです。

夫はうつむき、ごめん、と謝りました。

後片付けは夫に任せ、私はその場を離れます。

私は夫の皿を片付けようとして、手を止めました。食べられないなら、残りを保存容器へ移すことも、使った食器を洗うことも、自分でできます。

「片付けまで、自分でお願いね」

そう言って、私は台所を離れました。夫は何か言いかけましたが、結局立ち上がり、皿と箸を持っていきました。謝れば私が後始末までしてくれる。その期待には応えません。嘘の夕飯に付き合うのは、ここまでです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ