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「俺の朝ご飯は?」毎朝10時半に起きて動画を見る夫、土曜の朝に幼稚園児の娘ふたりから差し出された食卓

  • 2026.9.21

10時半に起きてくる夫の、決まり文句

うちには幼稚園に通う娘がふたりと、まだ幼稚園に入る前の息子がひとりいます。毎朝、幼稚園の支度と朝ご飯、それから掃除で、家の中はバタバタです。夫は仕事が昼からで、帰りはいつも夜の11時を過ぎます。そのため朝は、起こしに行っても起きてきません。

娘たちを幼稚園に送って、家に戻って掃除を再開していると、10時半ごろになって、ようやく夫が寝室から出てきます。そして、毎日必ずこう言うのです。

「俺の朝ご飯は?」

食べ終えた皿はそのまま。片付けるのはいつも私です

私は掃除機を止めて、夫の分の朝ご飯を用意します。夫はそれを食べ終わると、お皿をそのままにして、ソファでスマホの動画を見はじめます。片付けるのは、もちろん私です。夫が動画で笑っている横で、私は洗い物と洗濯物に追われていました。「私は家政婦じゃないよ」と何度も言いましたが、夫は「うん」と返事をするだけで、翌朝もまた「俺の朝ご飯は?」でした。

土曜の朝、娘たちが用意した食卓

そこで私は、娘たちと作戦を立てました。ある土曜日、朝ご飯のあとで、私は冷蔵庫に紙を貼りました。「朝ご飯は8時まで。それ以降は各自で」と書いた紙です。娘たちは、その横で何やらおもちゃ箱をひっくり返しています。

10時半、いつもどおり夫が起きてきました。そして、いつもどおりの決まり文句です。

「俺の朝ご飯は?」

すると、上の娘と下の娘が、両手にお皿を持って走ってきました。テーブルに並んだのは、おままごとのプラスチックの目玉焼きと、木でできたパン、それにコップに入った空気のジュースです。

「はい、パパの朝ごはん!」

「8時すぎたから、おもちゃのだよ」

夫は、木のパンを持ったまま固まりました。娘たちは大まじめな顔で「いただきますは?」と言っています。私は掃除機をかけながら、冷蔵庫の紙を指さしました。

「本物が食べたいなら、8時までに起きてね」

「片付けもご自分で」

夫はしばらく木のパンを眺めてから、黙って立ち上がり、自分でパンを焼いて、自分で食べて、自分でお皿を洗いました。結婚してから、はじめて見た光景でした。

次の月曜日、夫は7時半に起きてきました。娘たちが「パパ、本物だよ!」と言いながら朝ご飯を運ぶと、夫は少し照れくさそうに「いただきます」と言いました。それからは、幼稚園の送りも夫の仕事です。おままごとの道具は、娘たちとおもちゃ箱に片付けました。食卓には本物の朝ご飯が並び、夫も娘たちと一緒に食べています。朝の決まり文句を聞くこともなくなり、私も自分の朝ご飯を落ち着いて食べられるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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