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キャンドゥの乾燥対策6選 東京は12月から

  • 2026.9.22

暖房した部屋の湿度は、外の空気に含まれる水蒸気の量で決まります。気象庁の平年値で計算すると、外の空気を室温20℃に暖めただけの湿度は東京で12月に25%、1月は19%。9都市で40%を下回る月をまとめ、キャンドゥで買える湿度計・静電気対策など6点(税込合計990円)を紹介します。

暖房を使いはじめると、なんだか空気がカサカサする。ドアノブでパチッとくる。その「乾燥」は、いつごろから、どのくらい進むのでしょうか。
実は、暖房した部屋の湿度は外の空気にどれだけ水蒸気が含まれているかでおおよそ決まります。気象庁の平年値を使って計算すると、東京では外の空気をそのまま室温20℃に暖めただけの湿度が、12月に25%、1月には19%まで下がります。
この記事でわかるのは次のことです。
・暖房した部屋の湿度が40%を下回りはじめる月(気象庁の平年値から9都市を計算)
・室温を17℃にするか22℃にするかで、湿度が何%変わるか
・キャンドゥで買える乾燥対策グッズ6点(税込合計990円)
・湿度計の置き場所と、加湿が必要な暖房・必要でない暖房
商品の価格はすべて税込で、2026年9月22日時点のキャンドゥ公式ネットショップの表示です。店舗での取り扱いは店によって異なる場合があります。

暖房の部屋の湿度は外の水蒸気で決まる 東京は12月から40%未満

空気が含むことのできる水蒸気の量は、温度が高いほど多くなります。そのため、水蒸気の量が同じまま空気を暖めると、湿度(相対湿度)の数字は下がります。東京都保健医療局の「健康・快適居住環境の指針」も、「絶対湿度が同じならば、温度が下がると相対湿度は上がります」と説明しています。暖める場合はその逆です。
労働安全衛生総合研究所も、冬のオフィスについて「暖房が使用されるため,ますます湿度(相対湿度)が低下することになります」と書いています。
そこで、気象庁が公表している月ごとの平年値(統計期間1991〜2020年)の蒸気圧(空気中の水蒸気の量を表す値)を使い、外の空気をそのまま室温20℃まで暖めたら湿度は何%になるかを計算しました。室温20℃は、環境省がウォームビズで呼びかけている暖房時の室温の目安です。
東京の結果はこうなりました。
・10月 63%
・11月 41%
・12月 25%
・1月 19%
・2月 21%
・3月 29%
・4月 43%
東京都の指針は、湿度を「40%〜60%の間を目安」とし、「概ね湿度40%以上を保つよう心掛け」るよう呼びかけています。計算では、東京は11月の41%でこのラインぎりぎりになり、12月から3月まで40%を下回ります。いちばん低いのは1月の19%です。

ただし、これは「部屋の湿度そのもの」ではありません。実際の部屋では、人の呼吸や料理、お風呂、洗濯物などから水蒸気が出るので、湿度はこの計算より高くなるのがふつうです。また平年値は30年間の月平均なので、雨の日は高め、晴れて冷え込んだ日は低めになります。
ここでわかるのは、「暖房するだけで、何もしなければ湿度はこの水準まで下がる方向に引っぱられる」という目安です。実際に何%なのかは、部屋に湿度計を置いて確かめるしかありません。

室温を22℃にすると、湿度はさらに下がる

東京都の指針は、暖房の室温を「17〜22℃を目安」としています。同じ東京の1月の外気で、室温だけを変えて計算するとこうなります。
・室温17℃ 23%
・室温20℃ 19%
・室温22℃ 17%
40%を下回る月も、室温17℃なら12〜3月、室温22℃なら11〜4月に広がります。暖かくするほど、湿度計の数字は下がるということです。寒いからと設定温度を上げる前に、1枚はおる・ひざかけを使うといった工夫をしてから、湿度を見るのが順番です。

9都市の乾燥シーズン 札幌と仙台は11月から

同じ計算(外の空気をそのまま室温20℃に暖めた場合)で、40%を下回る月を9都市で並べました。
・札幌 11〜4月(6か月) いちばん低い月 15%
・仙台 11〜4月(6か月) いちばん低い月 20%
・新潟 12〜4月(5か月) いちばん低い月 23%
・東京 12〜3月(4か月) いちばん低い月 19%
・名古屋 12〜3月(4か月) いちばん低い月 23%
・大阪 12〜3月(4か月) いちばん低い月 25%
・広島 12〜3月(4か月) いちばん低い月 26%
・福岡 12〜3月(4か月) いちばん低い月 27%
・鹿児島 12〜2月(3か月) いちばん低い月 33%
札幌と仙台は11月から4月までの6か月。東京・名古屋・大阪・広島・福岡は12月から3月までの4か月で、鹿児島は12月から2月まで。那覇は、いちばん低い1月でも57%で、この計算では40%を下回る月がありません。
新潟の11月は41%、東京の11月は41%、名古屋の11月は42%と、多くの都市で11月がちょうど境目です。乾燥が本格的になる前の11月のうちに湿度計を置いておくと、自分の部屋がどちらに転んでいるかを数字で確かめられます。

weboo では、同じ気象庁の平年値を使って「秋の部屋干しは除湿が先」という記事も出しています。そちらは湿度が60%を超える側(秋は外の空気が湿っていて、換気だけでは下がらない)の話で、この記事は40%を下回る側の話です。同じ東京でも、10月は「湿気をどう逃がすか」、12月からは「乾燥をどう防ぐか」に切り替わる、ということです。

キャンドゥで買える乾燥対策グッズ6選 合計990円

キャンドゥ公式ネットショップで2026年9月22日時点の販売を確認できた商品から、測る(2点・550円)、静電気(2点・220円)、のど・手(2点・220円)の3つに分けて6点を選びました。すべてそろえると税込990円です。

出典 weboo.link

まずは測る

1. 温湿度計 税込220円

壁に掛けても、スタンドで立てても使えるアナログ式の温湿度計です。本体サイズは約7.5×7.5×1.2cm、材質はABS樹脂。電池はいりません。
商品には「目安計」と書かれていて、実際の温度・湿度と多少の誤差が出る場合があり、取引や証明用には使えないとされています。数%のちがいに一喜一憂するより、「40%を切っていないか」「60%を超えていないか」を見る使い方が向いています。

2. デジタル温湿度計 スタンドタイプ 税込330円

数字で表示されるデジタル式で、スタンドタイプ。本体サイズは約45×45×13mmと手のひらにのる大きさです。電池はLR1130(ボタン形電池)1個で、テスト用の電池が入っています。
寝室とリビングなど、部屋ごとに置いて比べたいときは、アナログ式とデジタル式を1つずつそろえても税込550円です。

パチッとくる静電気に

東京都の指針は「湿度が低いと、静電気も発生しやすくなる」としています。労働安全衛生総合研究所も「寒く乾燥した季節になると身の回りにも静電気がよく発生します」、消防庁も「特に冬場は、衣服等により人体に帯電しやすい季節」と注意を呼びかけています。

3. 静電気防止スプレー70ML 税込110円

衣類にスプレーして、静電気によるまとわりつきをおさえるためのスプレーです。容量は70mL、本体サイズは約φ4.6×高さ13cm。成分はエタノール、界面活性剤、LPGです。
着ている衣類には、必ず自分でスプレーすること、と書かれています。人に向けて吹きかけないようにしましょう。スプレー缶なので、使う前に缶の注意表示にも目を通しておきます。

4. 静電気防止セットコーム 税込110円

TORAY(東レ)の帯電しにくいABS樹脂「トヨラック」(持続型制電グレード)を使ったセットコームです。本体サイズは約21.5×2.5×0.5cm。耐熱温度は70℃なので、ドライヤーの熱風を近くで当て続けないようにします。
同じ110円で、静電気防止剤を配合した日本製の「静電気軽減 セットコーム」(アイボリー・グレージュ)もあります。

のどと手の乾燥が気になるときに

5. 不織布マスク12P レギュラー 税込110円

12枚入りのレギュラーサイズ。本体サイズは約縦9.5×横17.5cmで、3層構造、ノーズワイヤー入り、3段プリーツ、幅が広めの耳ゴムです。洗って繰り返し使うことはできません。
労働安全衛生総合研究所は、冬のオフィスの乾燥について、当面の対策として「個別に加湿器を利用するとともに,マスクの着用により喉を潤すといったことが有効ではないかと考えられます」と書いています。部屋の加湿とあわせて考える、という位置づけです。

6. スマートフォン対応おやすみ手袋 税込110円

寝る前にハンドクリームを塗った手につける、綿100%の手袋です。全長約22cm、2枚1組。右手の親指と人差し指の先がタッチパネルに対応していて、つけたままスマートフォンを操作できます(指先の素材は金属繊維)。
洗濯機・洗濯乾燥機は使えないので、ほかの物と分けて手洗いします。

湿度計を置いたら確かめたい5つ

湿度計は、置き場所と読み方で役に立ち方が変わります。東京都の指針から、やりがちなことと代わりの一手をまとめました。
・窓際やエアコンの吹き出し口のそばに置く → 指針が温度計に示す置き場所に準じ、窓際・吹き出し口付近は避ける
・湿度を見ずに加湿器を強運転にする → 必ず湿度を測ってから加湿。調理・入浴・洗濯物で上がっていることも
・開放型の石油・ガスストーブの部屋でも同じように加湿する → 開放型ストーブは燃焼で水蒸気が出るので通常は加湿不要
・60%を超えても加湿を続ける → 40〜60%が目安。60%を超えるとカビやダニが発生しやすい
・寒いからと部屋を暖めすぎる → 暖房は室温17〜22℃を目安に行う
とくに大事なのが2つめと3つめです。東京都の指針は、「加湿が必要となるのは、エアコンや電気ストーブ、FF式(強制給排気式)暖房器などの暖房器具使用時です」とし、「必ず湿度を計ってから加湿するようにしましょう」と書いています。開放型の石油・ガスストーブやファンヒーター(FF式を除く)を使う部屋では燃焼で水蒸気が出るので、計算どおりに乾くとは限りません。
1つめの置き場所について、東京都の指針が書いているのは温度計の置き場所で、「温度計は室内の平均的な温度が計れる場所に設置し、日射の影響を受けやすい窓際やエアコン等の吹き出し口付近は避けましょう」としています。温湿度計も、温度と湿度を同じ場所で測るものなので、この温度計の置き場所に準じて置くのが目安です。

反対に、窓がびっしょり結露している部屋は、湿度が高すぎるサインのこともあります。湿度が60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなるので、湿度計の数字が60%を超えていたら加湿は止めましょう。窓の結露対策は下の関連記事で紹介しています。

6畳を40%にするには、水が何g要るか

加湿器を選んだり使ったりするときの物差しとして、どのくらいの水が必要なのかも計算してみました。
6畳(1畳1.62m²×6、天井の高さ2.4m=約23.3m³)の部屋を、東京の1月の外の空気から室温20℃・湿度40%にするには、部屋の空気1杯分で約84gの水が水蒸気になる必要があります。
ただ、部屋の空気は少しずつ外の空気と入れ替わっています。東京都の指針に載っている暖房時の自然換気の回数は、木造住宅で1時間に0.5〜1.0回、コンクリート住宅で1時間に0.2〜0.6回。入れ替わるたびに同じだけ水が要るので、1時間あたり木造で約42〜84g、コンクリートで約17〜50gが目安になります。
この計算には、人の呼吸や料理・洗濯物から出る水蒸気を入れていません。実際にはそのぶん少なくてすむので、加湿器の「加湿量(mL/h)」の表示を見るときの、ざっくりした上限の目安として使ってください。

よくある質問

結露しているのに乾燥しているのはなぜですか

窓ガラスは外の冷たい空気で冷やされているので、部屋の湿度がそれほど高くなくても、窓の表面だけで結露することがあります。一方、部屋の真ん中の空気は暖房で暖められて湿度が下がっている、ということは同じ冬の同じ部屋で起こります。窓際ではなく部屋の中ほどに湿度計を置き、40〜60%の間に入っているかで判断しましょう。

湿度計の数字が家族の部屋ごとに違います

室温が違えば、同じ水蒸気の量でも湿度の数字は変わります。東京の1月の外気なら、室温17℃で23%、22℃で17%と、温度が5℃違うだけで数字がずれる計算です。また今回紹介したアナログ式は「目安計」なので、多少の誤差も含まれます。部屋どうしで比べるより、同じ部屋の数字が日によってどう動くかを見るほうが役に立ちます。

まとめ 湿度計は11月のうちに

気象庁の平年値で計算すると、外の空気をそのまま室温20℃に暖めただけの湿度は、札幌・仙台で11月から、東京・名古屋・大阪・広島・福岡で12月から40%を下回ります。東京の1月は19%、室温22℃なら17%です。
実際の部屋は生活の水蒸気でこれより高くなることが多いので、まずは湿度計で確かめるところから。今回の6点をおさらいします。
・測る:温湿度計(220円)、デジタル温湿度計 スタンドタイプ(330円)
・静電気:静電気防止スプレー70ML(110円)、静電気防止セットコーム(110円)
・のど・手:不織布マスク12P レギュラー(110円)、スマートフォン対応おやすみ手袋(110円)
6点すべてで税込990円です。価格や在庫は変わることがあるので、購入前に商品ページで確認してください。
※月別の湿度は、気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)の月平均の蒸気圧を、水蒸気の量を変えずに室温まで暖めたとしてweboo編集部が計算した値です(飽和水蒸気圧はTetens式。気象庁「気象観測の手引き」の表と一致することを確認)。人の呼吸・調理・入浴・洗濯物などから出る水蒸気は含みません。記事の情報は2026年9月22日時点のものです。

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