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「これで何回目だよ!」親友を信じて食事代を立て替え続けた私。4か月後、我慢の限界がきたワケ

  • 2026.9.22
「これで何回目だよ!」親友を信じて食事代を立て替え続けた私。4か月後、我慢の限界がきたワケ

財布を開いたまま止まった親友

親友とは学生のころからの付き合いで、月に一度は仕事帰りに夜ごはんを食べに行っている。

その日も生ビールと串を何本か頼み、仕事の話をしているうちに二時間ほど過ぎていた。

会計に立ったとき、親友が財布を開いたまま手を止めた。

「あれ…やばい。思ったより現金入ってなかった」

「足りない?」

「うん。悪い、今日は払っておいてくれない?」

「まあ、いいよ」

私がまとめて払うと、親友は申し訳なさそうに財布を閉じた。

「ごめん。次会ったとき返すから」

「分かった。忘れるなよ」

そのときは私も特に気にしていなかった。数千円のことだし、長い付き合いの親友なら、こんなこともあると思ったからだ。

ところが翌月、会計のときにまた親友が財布の中を見ながら困った顔をした。

「あ…また足りない。前の分もまだだったよな。ごめん」

「またかよ」

「ほんと悪い。次まとめて返すから、今日もお願いしていい?」

少し引っかかったものの、私はまたまとめて支払った。

その次の月も、さらに翌月も似たようなことが続いた。

「悪い、今日も手持ちが足りない」

「これで何回目だよ!」

「ごめん。ちゃんと返すって」

そう言われるたび、私は「次こそ返してくれるだろう」と思い、その場では強く言えなかった。

4回目の帰りの電車で、これまでの会計を頭の中で振り返った。

「手持ちがないから払っておいて」と頼まれたのは、これで4回。

親友とはいえ、このまま曖昧にしておくのはよくない。そう思い、次に会ったときには自分から話そうと決めた。

テーブルに置いた携帯電話の画面

次に会うころには、最初に立て替えてから4か月がたっていた。

その日の前に、私は携帯電話に残していたレシートの写真を見返した。普段からレシートを撮っておく癖があり、立て替えた4回分の日付と金額も残っていた。

当日、食事が終わって一息ついたところで、私は携帯電話を取り出した。

「なあ、ちょっといい?」

「ん?どうした?」

「前に俺が払った分なんだけどさ。一回ちゃんと整理しておこうと思って」

画面に4枚のレシートを並べ、親友のほうへ向けた。

親友は画面に顔を近づけ、日付を一枚ずつ確認した。

「…え、4回もあった?」

「あった。俺もその都度ちゃんと言えばよかったんだけど、言いにくくてさ」

「そっか…ごめん。俺、一回か二回くらいだと思ってた」

冗談を言うような様子ではなく、本当に驚いているようだった。

「責めたいわけじゃないんだ。ただ、このままにしておくのも嫌だから。今日の分は別々に払うとして、前の4回分はここで精算してもらっていい?」

「うん。もちろん。ほんとごめん」

親友はもう一度画面の金額を確認すると、財布から現金を取り出して私に渡した。

「これで合ってる?」

「うん。大丈夫」

「ちゃんと言ってくれてありがとう。俺も甘えてたわ」

「俺も、もっと早く言えばよかった」

少し気まずさは残ったが、そのことで関係が悪くなることはなかった。

それからも、月に一度の食事は続いている。

変わったのは会計のときだ。この前は私が伝票に手を伸ばすより先に、親友がさっと取った。

「待って。今日は先に割ろう」

「珍しく早いな」

「もう忘れたくないからな」

親友は少し照れたように笑い、その場で自分の分を支払った。

長い付き合いだからこそ、お金の話は言い出しにくい。それでも、気まずさを避けて曖昧にするより、一度きちんと話したほうが、その後も気持ちよく付き合えるのだと感じた出来事だった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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