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「1400円くらいで欲しいものない?」欲しい物がない私に恋人が何度も聞いてきた。1400円という妙に具体的な金額の理由とは

  • 2026.9.22

注文手続きの途中で聞かれたこと

休みの前の夜、私は恋人の部屋でお茶を飲んでいました。

彼はテーブルにノートパソコンを広げ、前から欲しいと言っていた物をネットで見ています。私はその隣で、買ってきた雑誌をめくっていました。

しばらくして、彼が少しうれしそうな声を上げました。

「あ、これにしよう。やっぱりこれがいいな」

「決まったの?」

「うん。これ買う」

そう言って、彼はそのまま注文画面へ進みました。

決めるのが早いなと思いながら私が雑誌に目を戻すと、少しして彼がこちらを向きました。

「ねえ、何か欲しいものない?」

「え?急にどうしたの?」

「いや、何かないかなと思って」

突然聞かれても思いつきません。

「うーん、今は特にないかな」

「そっか」

それで話は終わったと思いました。

ところが彼は画面を見たまま、何やら考え込んでいます。そして少しすると、また私のほうを見ました。

「じゃあさ、1400円くらいで欲しいものない?」

「1400円?」

あまりに具体的な金額だったので、思わず聞き返しました。

「うん。ほんとに何かない?1400円くらいで」

さすがに気になって、私は雑誌を閉じました。

「ちょっと待って。なんで1400円なの?」

送料無料まで、あと1400円だった

すると彼は少し気まずそうに笑って、パソコンの画面をこちらへ向けました。

「これ。あと1400円買えば、送料が無料になるんだよ」

見ると、確かに送料無料になる金額まであと少しという表示が出ています。

「ああ…そういうことね」

「送料だけ払うのって、なんかもったいなくない?あとちょっとだし」

言いたいことは分かりました。ただ、そのために欲しくもない物を探して買うのは、私にはもっともったいなく感じます。

「でも私、本当に欲しいものないよ」

「何かない?ちょっとした物でも」

「いやいや。送料無料にするために1400円使うなら、普通に送料払ったほうがよくない?」

そう言うと、彼は一瞬黙りました。

もう一度画面を見てから、小さく笑います。

「……それもそうか」

「欲しいものがあるならいいけど、ないのに1400円分探すのは違うでしょ」

「そうなんだけどさ。送料無料まであと少しって出ると、なんか悔しいんだよな」

「それはちょっと分かる」

私が笑うと、彼も「でしょ?」と笑いました。

結局、彼は余計な物を追加せず、最初に欲しがっていた物だけを注文しました。

それから何度か一緒にネットで買い物をしましたが、送料を無料にするために私へ何か買わないかと勧めてくることはありませんでした。

送料無料という言葉に少し心が揺れる気持ちは分かります。それでも、必要のない物まで買ってしまったら、結局は余計な出費です。

あのときはっきり断っておいてよかったなと、今でも思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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