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「これが高級フレンチだ」でも妻子は楽しむ余裕ゼロ。「ママも私も」娘の『本音』に夫、我に返る

  • 2026.9.20

友人・絵里さん(仮名)の夫が結婚記念日に選んだのは、家族には少し敷居の高い高級フレンチ。妻と娘は気軽なお店を希望していましたが、夫は「せっかくのお祝いだから」と譲りません。ところが食事中、娘の何気ない一言で夫の考えが一変し……

夫が選んだ高級フレンチ

結婚記念日を前に、夫が「せっかくのお祝いだから」と有名な高級フレンチを予約しました。私は「小学生の娘もいるし、気軽なイタリアンがいい」と伝えたものの、夫は「こういう店で本物の料理を食べさせてあげたい」と譲りません。

せっかくのお祝いなので、私もそれ以上は言わず、当日を迎えることにしました。ですが内心では「高級料理は娘が大人になってからでいいのでは……」と思っていました。

楽しんでいるのは夫だけ?

当日は娘も少し緊張した様子で、料理の値段やテーブルマナーを気にして小さな声で話していました。私も娘が料理をこぼさないか、周囲に迷惑をかけないかと気を遣い、落ち着いて食事を楽しむ余裕がありません。

一方、夫だけは「やっぱりこういう店はいいな」と満足そう。私は「娘にはまだ早かったかな」と思いながら、黙って食事を続けました。

娘の一言で夫が絶句

食事の途中、娘が私の顔を見ながら、「ママも私も緊張して、全然楽しくないね」とぽつり。夫は一瞬固まりました。改めて私たちの顔を見ると、二人とも料理を味わうどころか、緊張して周囲に気を遣っていることに気づいたようです。

「本物の料理を食べさせてあげたい」と言っていた夫も何も言い返せませんでした。

家族サービスのつもりが

帰宅後、夫は「家族のためにいい店を選んだつもりだったけど、自分が行きたい店を選んでいただけだった」と反省。「次の記念日は3人で相談して決めよう」と言ってくれました。高級レストランは娘が成長してから行くのを楽しみに、次回は娘が選んだカジュアルなイタリアンへ行く予定です。

「良い店」や「高級な料理」より、家族みんなが肩の力を抜いて楽しめる時間のほうが、思い出として残るのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2023年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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