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靴を隠され孤立…「人を不快にさせる何かが」悩むメンエス嬢が見つけた“自分への救い”

  • 2026.9.9
蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)
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マッサージで心身の癒やしを提供するメンズエステを舞台に、肌に触れるだけで人の心の奥底を理解してしまうメンエス嬢・加恋の活躍を描いた創作漫画『メンエス嬢加恋・職業は恋愛です』。本作の最終話では、これまで謎に包まれていた加恋の過去や秘めた思いが初めて明らかになる。作者の蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)さんに、加恋のキャラクター設定や作品に込めた思いを聞いた。

蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)
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加恋は客たちのトラウマや悩みに深く共感できる能力を持つが、それは彼女自身が多くの生きづらさを経験してきたからだ。生まれながらの美しさが原因で女性からは疎まれ、男性からは言い寄られ、幼少期には母の交際相手からも勘違いされる経験を持つ。その結果「私の中にはきっと人を不快にさせる何かがある」と思うようになり、現在も職場で嫌がらせを受けるなど、集団になじめずにいた。

靴を隠され孤立…「人を不快にさせる何かが」悩む

誰もが羨む美しさについて、蒼乃シュウさんは「嫉妬の対象にもなりやすく、孤立したり利用されたりする場合もある」と指摘する。恵まれているはずの美しさも、それに見合うだけの心の強さがないと扱うのが難しいと分析した。

顔を隠し、なるべく目立たないように生きてきた加恋。幸せになるには多少の開き直りも必要だと語る蒼乃さんは、「自意識過剰でもいい、嫉妬されてもいい、孤立してもいい、と開き直ることも大事」だと強く訴える。過去の環境がどうであれ、大人になれば自分の幸せには自分で責任を持たなければならない。生まれ持った才能を信じて伸ばす努力を怠れば、いつまでも自信は持てないのだという。

客を癒やす言葉は、自分自身が欲しかった言葉だった

1話完結の連載には当初不安もあったというが、ネタに困ることは全くなく最後まで楽しく描ききることができた。客の心を癒やしてきた彼女の言葉は、本当は加恋自身が欲しい言葉だった。蒼乃さんは、登場する10人の悩みは読者の悩みとも共通するとして、「繰り返し読んでいただき、そのたびに加恋に何度も癒やされるような気持ちになってもらえるとうれしい」と願いを込める。

客を癒やすことで自分も癒やされていたと気づき、最後には自分を愛していると胸を張って言えるようになった加恋。本作は『あの店のメンエス嬢は僕の心が読めるらしい』にタイトルを変更して電子書籍化されることが決定している。現実を生きる私たちの悩みにも、きっとよいヒントをくれるはずだ。

取材協力:蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)

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