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ディズニー初の中東パーク、従来の「ランド」を廃止へ 砂漠やサンゴ礁から着想

  • 2026.9.5

ディズニーが中東で初めて開発するテーマパークで、これまでとは大きく異なる構想が進んでいます。「ファンタジーランド」や「トゥモローランド」のような伝統的な「ランド」ではなく、現地の砂漠やサンゴ礁などをヒントにした「バイオーム(生物群系)」を軸にパークを構成するというのです。新たな計画の一端がDisney+のドキュメンタリーで明らかになりました。

「ランド」ではなく「バイオーム」

舞台となるのは、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・ヤス島に建設予定のディズニーの新テーマパーク・リゾート。2025年5月に発表されたプロジェクトで、ディズニーにとって世界で7番目、中東では初めてのテーマパークリゾートとなります。

8月20日にDisney+で配信されたドキュメンタリー『Disney Worldbuilders』では、計画をめぐる重要な会議の様子も公開されました。

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのトム・フィッツジェラルド氏は、1950年代からディズニーのパークが「メインストリートUSA」「アドベンチャーランド」「ファンタジーランド」などのエリアで構成されてきたことに触れたうえで、現在はディズニーが抱える物語が大幅に増えていると説明。「これほど多くの物語がある今、パークをどう構成するべきか」という課題を提示しました。

画像: 出典:Disney/youtube
出典:Disney/youtube

そこでアブダビの新パークで着目したのが、現地の自然環境です。

砂漠、サンゴ礁、都市……アブダビそのものがヒントに

会議で示された資料には、豊かなサンゴ礁、乾燥した砂漠、近代的な都市のスカイラインなど、アブダビを象徴する異なる環境が並びました。

フィッツジェラルド氏は、アブダビに存在する「バイオーム」の多様性と、そこから生まれる物語に感銘を受けたと説明。物語において「場所」が重要であるように、テーマパークでも空間づくりがストーリーテリングの鍵になるとの考えを明かしています。

別の現地報道によると、イマジニアたちは砂漠や海だけでなく、マングローブやアル・アイン・オアシスなどにも着目。現地の自然や文化をリサーチしながら、アブダビならではのパークを検討しています。

完成まで最大8年規模の大型プロジェクト

建設・開発を担うのは、UAEのエンターテインメント企業Miral Group。ディズニーのイマジニアがクリエイティブデザインを主導し、運営面でも監修します。

正式な開業日はまだ発表されていません。ディズニー側は2025年の発表時、設計に1〜2年、その後の建設に4〜6年程度かかる可能性があると説明していました。

これまでのディズニーパークでおなじみだった「ランド」という枠組みそのものを見直し、アブダビの自然環境から新しい世界を作り出そうとしている今回のプロジェクト。中東初のディズニーパークが、これまでとは異なるどんな景色を見せるのか注目されます。

Photo:Aflo

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