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パンピューリの新作香水登場。ウォーターベースの魅力を創業者が語る

  • 2026.9.5

ひと吹きすると、香りがそっと寄り添い、肌の一部に。軽やかでいて奥深く、穏やかでありつつ印象に残る……。パンピューリの新しいオードパルファムは、これまでのフレグランスとはひと味違う世界を私たちに示してくれるかのようだ。コレクションのテーマは「What Stays(肌や髪、そして記憶にとどまる、美しい余韻)」。

パンピューリ創業者のヴォラヴィット・シリパーク氏 courtesy of panpuri

「トラディショナルなフレグランスは、『香りをつけることで人にどう感じてもらいたいか』ということが軸になっていたと思いますが、今回のコレクションでは『まとった香りを自分がどう感じるか』を重視しています。10種のフレグランスは、それぞれ記憶や感情というパーソナルな事象を形にしていて、つけると優しく広がり、香りと自分が静かに対話するイメージでつくられています」とブランド創業者のヴォラヴィット・シリパーク氏は言う。

パンピューリでは、フレグランスは単にまとうものではなく、自分のウェルビーイングに影響するものと捉えていて、このコレクションも、香りを通じて自分を大切にし、生活の豊かさや気持ちのゆとりを得てほしいという願いを込めて開発されているという。香りと自分が対話している感覚が味わえるフレグランス寄り添うような香り立ちの背景には、処方上の秘密が。実は今回のコレクションは、ウォーターベースでアルコールフリー。でありながら15%以上の香料濃度を保ち、長時間香りが持続する。こうした処方を完成させるまでには、100種類以上の処方の組み合わせをテストし、最終的に透明感があり、ベタつかないテクスチャーにたどり着いたそう。

記憶や感情を形にしたフレグランス。アルコールを使わず、オーガニックアロエベラウォーターなど3つのスキンケア成分を配合。オードパルファムとしてだけではなく、ヘアミストやボディミストとしても使える。クリーン処方。パンピューリ オードパルファム ザ クワイエット ビトウィーン ほか全10種類 10㎖ ¥11,770、50㎖ ¥25,300 courtesy of panpuri

「処方としてアルコールを抜くこと自体を目指したわけではなく、『香りをまとって自分がどう感じるか』を主軸にするには、さらに自身が香りと対話していると感じるためには、アルコールを抜くことが目的に叶うと考えたのです。そしてつけた際、肌に軽く触れ、心地よさが伝わる仕上がりになるよう、また、フレグランスとしての深みと、自分を労る優しい感覚を共存させようと試みました。アルコールベースのフレグランスだと、10メートル先くらいから香って、その場所に自分が着く前に香りが到着してしまうこともあります(笑)。でもこのフレグランスは自分と香りが同時に到着する。いわば瞬間、瞬間とともに自分が生きるための香りなのです」

パンピューリ オードパルファム ザ グラウンド リメンバーズ 10㎖ ¥11,770、50㎖ ¥25,300 courtesy of panpuri

パンピューリのフレグランスの新章、肌が香り立つスキンセント10種類のオードパルファムが揃った新たなコレクション。なかでも代表的な3品を紹介してもらった。「10の製品はすべて自分の子どものようなものなので、どれも愛着があって3つに絞るのは難しいのですが……。まずは『ザ クワイエット ビトウィーン』。トマトリーフの爽やかさと、ガルバナムのクリーンで地に足のついたノートが共鳴して、マインドを覚醒させてくれる。朝の香りとしておすすめです」。清々しい透明感がありながらも、爽やか一辺倒ではない奥行きを感じさせる香り立ちは、目覚めのお供にぴったりといえそう。「次に『ザ グラウンド リメンバーズ』。キーノートはヒノキとラブダナム。大地を思わせる落ち着きがあり、メディテーションする、心を整える香りだと思います」日本人にはおなじみ、青々しさのあるヒノキがウッディと組み合わせられているのが新鮮。漂わせた途端、力強さと優しさに体と心が包み込まれていく。「そしてコレクションをもっとも明快に表現している『ザ ソフト ウィズイン』。ホワイトティーとフィグが用いられていて、柔らかさ、肌への感覚的な近さがあり、一日中自分といっしょにいてくれるような香りだと思います」。まさに肌と香りが一体化する「スキンセント」で、自分の肌にワンレイヤー、何かをまとったような快さが味わえる。

パンピューリ オードパルファム ザ ソフト ウィズイン10㎖ ¥11,770、50㎖ ¥25,300 courtesy of panpuri

大事なのはまとったとき自分がどういう気持ちになりたいか。このコレクションはどのような人が、どのようなシーンで使うことを考えてつくられたのだろうか。「人やシーンは特定していません。ジェンダー、年齢層を問わずに使っていただけますし、シーンでいえば、つけたときどういう気持ちになりたいかということを考え、まとっていただくのがいちばんです。先ほどご紹介した香りで言えば……朝、爽やかさをもたらしたり、地に足がトンとつく瞬間をつくりたいなら、『ザ クワイエット ビトウィーン』。日中、自分を守る『優しい肌』が欲しければ、『ザ ソフト ウィズイン』。夜の落ち着きたい時間には『ザ グラウンド リメンバーズ』というように。また肌だけでなく、髪にもつけられますので、時間帯や場面に応じて、ヘアミストとして楽しんでいただくのもいいですね」

香りをきっかけに日々の生活にウェルネスの発想をパンピューリがスタートしたのは23年前のこと。当時、知られていなかった「ウェルネス」発想をいち早く取り入れ、貫き続けているブランドだ。「ウェルネスは、たとえばスパに行くといったような、一年に一回にしかない特別な行動を指すのではなく、日常生活の中で自分で意図して行う行動。つまり『日々のリチュアルを通じて、自分に意識を向けること』がウェルネスの根底にあると考えています。自分のためにどんなフレグランスを選ぶか、どんなボディケア製品を使うか、家に帰ったときどんな香りに迎えられるか……。そうした瞬間を自分でつくることによって、立ち止まり、休息を取ることが大切だと思っています」。香りはパンピューリにとってウェルビーイングに繋がる重要な要素。香りをきっかけにしてウェルネスを日常に落とし込むというブランドのフィロソフィーは、今回のコレクションにも色濃く反映されている。静謐な空間の中、ブランドの世界観を体感して8月末には、パンピューリ日本初の路面シグネチャーブティック「PANPURI 青山」 がオープン。クリーンで安らぎを感じる空間にはフレグランス、バス&ボディ、スキンケア、ホームフレグランスと、あらゆる製品が揃い、ブランドの世界観を体感することができる。

青山店で受けられる調香体験。最大40種類の香料から自身で選んで香りをホームフレグランスをブレンドしてもらえる。 courtesy of panpuri

「直営店舗共通のテーマは『THE HIDDEN SANCTUARY OF TALES(隠された物語が眠る場所)』。青山店は『THE SANCTUARY OF BEGINNING(物語が始まる場所)』をコンセプトにしていて、余分な装飾を排除し、壁などの質感や、光の取り入れ方、柱の柔らかなカーブなどによって、都会の真ん中にある静かな入り口、『始まりの場所』を表現しています」。さらに青山店限定の製品やギフトサービス、最大40種類の香料から自身で選んでホームフレグランスをブレンドしてもらえるパーソナル調香体験、スパ(10月下旬オープン予定)といった、ここにしかないサービスも。慌ただしい毎日、一歩足を踏み入れれば心に穏やかさが広がる、そんな体験をしてみては。

パンピューリ 青山
東京都港区南青山5-6-5
営業時間/11:00〜20:00
Tel./ 03-6427-6223

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