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孫を守るために娘を切り捨てた自分にやり切れない気持ちを抱く【孫を置いて消えた娘】

  • 2026.8.21

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、忙しくも幸せな日々を送っていた雪江さん。しかしある日、リコさんは「今は彼との時間が一番大切」と言い残し、娘のミオちゃんを置いて姿を消してしまいます。行方を探すも、リコさんは仕事も辞めておりスマホもアパートも解約済みで手がかりは何もありませんでした。ミオちゃんを守ることを最優先に考えた雪江さんは、ミオちゃんを自分の扶養に入れ、住民票などの法的な手続きのことも考え始めます。役所に相談に行くと、手続きには父親の協力が必要だと言われ、リコさんの元夫隆文さんと会ったところ、隆文さんの浮気で離婚したとリコさんから聞いていたのが実際は逆だったと知り衝撃を受ける雪江さん。再婚して新しい家族もいる隆文さんは、「ミオのことをお願いします」と雪江さんに頭を下げ、法的な手続きへの協力を約束してくれました。その後、雪江さんはミオちゃんを養子にする決意をし、ミオちゃんもそれを喜んで受け入れました。ミオちゃんは雪江さんのことを「雪ママ」と呼ぶようになり、あっという間に5年が経過。60歳になった雪江さんは退職し、ミオちゃんは中学生になりました。そんなある日、5年も音信不通だったリコさんから突然連絡がありました。ミオちゃんを気にかけることもなく、ただお金の無心をしてきたリコさんを突き放した雪江さんですが、その夜、リコさんが突然家を訪ねてきました。全く悪びれることなく「助けてくれないならミオを連れてっちゃおうかな」と脅すようなことを言うリコさんに「もしミオに手を出したらあなたを訴える。親権者は私よ」と毅然と対応する雪江さんですが、「ミオは大事だけど、あなたも私の大切な娘よ」と言ってお金の入った封筒をリコさんに差し出しました。「これを元に立ち直って再スタートするのか、今の暮らしを続けるのか、よく考えて自分で選びなさい。あなたは今、幸せなの?これからどうするの?」と問いかけられたリコさんは言葉を詰まらせます。ミオさんが持ってきた紅茶を口にせず、リコさんはお金を掴んで立ち去りました。迎えに来たのかと動揺したミオちゃんが「ここにいていいの?」と聞きますが、雪江さんは「当たり前でしょ」と返しました。

一番守るべきものを選んだことは、娘にも伝わっているはず

ママ広場

ミオが用意した紅茶に口も付けず、リコはお金を持って出ていきました。リコが来たことで自分を迎えにきたと勘違いしたミオが、ここにいてもいい?と聞きます。それに「当たり前でしょ」と返しつつ、今のリコも自分の姿をミオに見せたくなかったのかもしれないと思います。これでもう、私が母としてできることはなくなりました。

その夜、私は部屋で昼間のリコの様子を思い返します。震える手で封筒をつかんだリコの表情が、目に焼き付いて離れません。

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思わず、写真の夫に話しかけます。「久志さん・・・私、リコを捨ててしまったのかもしれない。でも、ミオを守るために迷えなかった。あれで、よかった・・・?」自分で選んだとはいえ、辛いことに変わりありません。

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翌朝、祥子ちゃんから電話がかかってきました。『ミオちゃんから聞きました。リコさん、来たんですね。大丈夫でしたか?』心配そうな声に「暴れたりはさすがにしなかったわよ。でも肌が見える服装で・・・親としては、あまり見たくなかったわ」と複雑な心境を告げます。

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「母として、あの子にしてあげられることはしたつもり。でも、親として守ることはしない。私は、孫のために、自分の娘を切り捨てたのかもしれないわね」自重まじりの言葉に、祥子ちゃんは『大丈夫ですよ、一番守るべき相手を選んだだけです』と言ってくれます。

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『きっと、リコさんにも伝わってますよ』温かい言葉に「ありがとう。そうだといいんだけどね」と返事をしました。

ミオちゃんを守るために取った行動に割り切れない気持ちを抱く雪江さん。今までの仕打ちを思えば当然だと思いますが、実の娘に対する己の行いに、悔いは残るのかもしれませんね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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