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社長の息子「嫁もらったから!」略奪自慢→俺「妻は隣にいるけど?」滑稽な勘違いの末路とは!

  • 2026.8.18

私と妻は、結婚して2年になる共働き夫婦です。休日の朝は二人でゆっくりとコーヒーを淹れ、夜は一緒にお酒を飲みながらその日にあった些細な出来事を語り合う。そんな、派手ではないけれど心から安らげる、温かく穏やかな毎日を送っていました。妻はいつも私の味方でいてくれる、かけがえのない大切な存在です。

愛する妻との穏やかな日々。ただ一つの懸念は職場の「厄介な人間関係」

私の職場は中堅のメーカーで、私は営業部門のチームリーダーを任されています。仕事は忙しいものの、社長は実力主義で社員の努力を正当に評価してくれる素晴らしい方であり、非常にやりがいを感じていました。しかし、そんな充実した職場環境の中で、たったひとつ頭を悩ませる存在がいました。それが、若くして管理職に就いた社長の息子です。社長の前では真面目に振る舞っているようでしたが、陰では父親の立場を笠に着た横柄な態度が目立っていました。社内では「いずれ会社を継ぐのでは」と噂されており、本人もその気になっているようでした。


彼は親の威光を笠に着て威張るばかりで、実務能力は皆無。その上、現場からの叩き上げで社長から一度表彰された私のことを一方的にライバル視し、目の敵にしてきました。「俺は将来の社長だぞ」「お前みたいなヒラ上がりが調子に乗るな」と、事あるごとに嫌味を言ってきていました。それでも、私は「仕事で結果を出せばいいだけだ」と割り切り、彼の挑発を軽く受け流しながら、愛する妻が待つ家へ帰ることだけを毎日の励みにしていたのです。

突然送られてきた「略奪宣言」のメッセージ。しかし写真の女は…

事件が起きたのは、金曜日の夜のことでした。その日、私はリビングのソファでくつろぎ、妻は少し離れたところで嬉しそうに新しい服を合わせている、平和なひとときを過ごしていました。

突然、テーブルに置いていた私のスマートフォンが短い通知音を鳴らしました。画面に表示された送り主は、なんとあの社長の息子。休日にわざわざ何の用だろうと訝しげに思いながらメッセージを開くと、そこには目を疑うような画像とテキストが送られてきたのです。


「嫁もらったから、会社もクビ〜」
添えられていたのは、ベッドの中で息子が、隣で眠る「私の妻」とおぼしき女性の肩を抱き寄せ、勝ち誇ったようなドヤ顔で自撮りをしている写真でした。

写真に写っている女性を見た瞬間、私は違和感を覚えました。隣には、今まさに出かける準備をしている妻がいるのです。しかも、写真の女性は妻とは髪色も顔立ちもまるで違います。
「誰だ、この人……?」

不思議に思って写真を拡大し、女性の顔をよく確認した私は思わず息をのみました。そこに写っていたのは、妻ではなく、3年前に別れた私の元カノだったのです。

意味不明な状況への呆れと、静かなる反撃の決意

妻が「どうしたの? 怖い顔して」と心配そうに覗き込んできたため、私は事の顛末とスマートフォンの画面を見せました。妻は怒るどころか、「えっ……私、こんな赤の他人と不倫してることになってるの?」と目を丸くして呆気にとられています。

なぜ元カノが社長の息子と一緒にいるのか、なぜ私の妻だと名乗っているのか、この時点では私にはまったく意味がわかりませんでした。


「あまりにも馬鹿馬鹿しい……」
私は隣で苦笑いしている妻に「ちょっと、このふざけた勘違いを終わらせてくるよ」と告げ、深呼吸をしてから、息子へ直接電話をかけることにしました。

「え…」虚勢が崩れ去る瞬間。滑稽すぎる勘違いの代償

数回のコールの後、息子はあからさまに見下したような、ニヤニヤと笑いを含んだ声で電話に出ました。


「おうおう、どうした? 泣きついてきても無駄だぞ。お前の嫁は俺がしっかり愛してやってるからなァ。嫁に逃げられるような甲斐性なしは、うちの会社にはいらないんだよ!」

一方的にまくしたてる息子の言葉を遮るように、私は極めて冷静なトーンで、横にいる妻を見ながら言い放ちました。


「あの……妻なら、今ここにいるけど?」
「……は?」


電話の向こうで、息子の声がピタリと止まりました。


「写真の女性、どなたか存じ上げませんが、私の妻ではありませんよ。強いて言うなら、3年前に別れた私の元カノによく似ていますが。……他人の元カノと浮気して、わざわざ私に報告してくださったんですか?」


「え……」


スピーカー越しに、間抜けな声が響きました。息子が慌てて隣の女性を起こし、「お前、あいつの嫁じゃないのか!?」と問い詰める声と、「ち、違うの! これは……!」と焦りふためく元カノの言い訳が聞こえてきます。私はさらに追撃をかけました。


「それから、会社をクビにするという個人的な理由での不当解雇の脅迫、しっかりと画面保存させていただきました。週明けに、このメッセージと写真を社長にそのまま提出してご相談させていただきますね。それでは、おやすみなさい」


「ま、待て! 今のは冗談で……ッ!」
息子の悲鳴のような声を無視して、私は一方的に電話を切りました。自分の見栄と悪意が招いた、あまりにも滑稽で致命的な自爆。隣で聞いていた妻と顔を見合わせ、私たちは思わず吹き出してしまいました。

判明した呆れた真実と自業自得の末路。そして戻ってきた平穏な日々

週明けの月曜日。私は出社するなり、社長室へ向かいました。公正で厳しい社長は、私が提出したメッセージと写真を見るなり、怒りで顔を真っ赤にしてワナワナと震え上がりました。

すぐに息子が社長室に呼び出され、雷が落されました。個人的な感情で社員を不当に解雇しようとした権力濫用を重く見た社長は、一切の弁解を許さず、息子から役員の肩書きを剥奪し、地方にある小さな関連会社の現場作業員へ左遷することをその場で言い渡したのです。


後から知った「人違いの真実」は、あまりにもお粗末なものでした。
実は元カノは、社長の息子と偶然知り合った際、彼の素性を知って「玉の輿」を狙ったそうです。そして会話の中で息子が私を激しく敵視していることに気づき、気を引くために「自分は彼の妻だが、冷たくされていて寂しい」と嘘をつき、悲劇のヒロインを演じていたとのこと。


真相を知った息子は自分が騙されていたことに激怒し、元カノをホテルに置き去りにして逃げ帰ったそうです。玉の輿に乗って社長夫人になれると目論んでいた元カノは、結局誰からも相手にされず、恥をかいただけで惨めに姿を消したとのことでした。


社長からは「バカ息子のせいで不愉快な思いをさせて本当にすまなかった」と深く謝罪され、私の立場はより強固なものとなりました。


家に帰り、妻に事の顛末を報告すると、「本当に、ドラマみたいな勘違いだったね」と二人でお茶を飲みながら笑い合いました。理不尽な悪意に巻き込まれそうになりましたが、嘘や見栄で塗り固められた関係はすぐに崩れ去るものだと実感しました。これからも私は、隣で笑ってくれる妻との誠実で温かい日常を、何よりも大切に守っていきたいと思います。

◇ ◇ ◇

自分の見栄を満たすためや、誰かを陥れるために「嘘」を利用しても、結局は自分自身に最悪の形で跳ね返ってくるものです。特に、他人の家庭を巻き込むような軽率な行動や、職場の権力を振りかざすような振る舞いは、一瞬で社会的信用を失う原因になります。


人の価値は、肩書きや表面的なステータスではなく、身近な人に対してどれだけ誠実に向き合えるかで決まるのではないでしょうか。見栄や嫉妬にとらわれず、隣にいる大切なパートナーと、嘘のない真っ直ぐな信頼関係を築いていきたいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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