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「顔に傷がついたら…」ボール直撃で頬骨骨折した娘→父が下した『まさかの決断』とは

  • 2026.8.16

高校ソフト部の熱血ノック中、送球が重なり妹の顔面にボールが直撃。意識朦朧で救急搬送される大騒ぎとなった。愛娘の災難に「顔に傷がついたら……」と青ざめ、美容整形まで真剣に覚悟した父の忘れられないハプニング劇

悲鳴と同時に飛んできた「2球目のボール」

高校でソフトボール部に所属していた妹は、県内ベスト8に入る強豪チームの内野手だった。熱心な監督のもと、部員たちは日々汗を流していた。

事件が起きたのは、入部して半年ほどが過ぎた1年の夏のこと。練習中、サードの守備に入っていた妹は、3塁にランナーが来た局面を想定したノックを受けていた。野手陣が次々と3塁へ向けて送球してくる。テンポよく放たれる監督のノックに、選手たちも食らいついていく。しかし、どこかで微妙にタイミングがズレてしまったらしい。あろうことか、妹を目掛けてボールが同時に2球、飛んできたのだった。

近くにいたチームメイトが大声で叫んだが、気づいた時にはもう遅い。1球目のボールしか見えていなかった妹は、それを無事に捕球したものの、一瞬遅れて届いたもう1球を顔面に直撃させてしまった。

「へこみが戻らないかも」ショックと父のひそかな決意

その場に崩れ落ち、意識が朦朧となる妹。たまたま練習を見学しに来ていた父が慌てて駆け寄ると、なんと妹の左の頰がボールの形そのままにへこんでいたという。すぐに救急車で病院へ搬送され、告げられた診断結果は骨折。

医師から「このへこみは元に戻らないかもしれない」と告げられ、父は「このまま顔が戻らなかったら……」と絶望した。

だが、さすがは強豪校の選手である。当の妹は激痛に耐えながら処置を受け、なんとわずか1週間で部活に復帰。痛みが残る中で白球を追いかけるたくましい姿を見つめながら、父は陰でひそかに「よし、美容整形を受けさせよう」と並々ならぬ決意を固めていたのだった。

2年ぶりの確認で判明した、あっけない結末

……そして、月日は流れ2年後。

ふと当時のハプニングを思い出したらしく、父はすっかり頭から抜けていた妹の顔のへこみを久しぶりに確認してみることにした。恐る恐る妹の頰骨を触ってみると、なんとへこんでいたはずの頰は、綺麗さっぱり元通り。

娘の将来を案じて美容整形まで覚悟した父だったが、当の本人は2年間その存在をすっかり忘れており、その大げさな覚悟が無駄になるほど見事な自然治癒力で完治していたのだった。

【体験者:20代・女性、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:kana
学生時代はソフトボールに打ち込み、現在も夫とスポーツ観戦を楽しむWebライター。周囲にはさまざまな競技に携わってきた友人や家族が多く、選手たちの努力や葛藤、チーム内で生まれる人間関係に強い関心を持っている。試合結果だけではなく、その裏側にあるエピソードや思わぬ出来事に目を向け、スポーツの現場で生まれる感動や驚きを、読者にわかりやすく届けるコラムを執筆している。

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