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傷ついた心に寄り添い続けてくれた彼となら、幸せになれるかもしれない【垢抜けた夫がクズだった話】

  • 2026.8.16

アニメオタクの美月さんは、大学時代に同じアニメを好きだった直哉さんと出会い交際を開始。冴えない見た目に引け目を感じる直哉さんを見て、美月さんは自信を持ってほしいと垢抜け大作戦を始めます。努力の末、見違えるほど素敵になった直哉さんは自信を取り戻して美月さんにプロポーズ。2人は幸せな結婚生活を送っていました。しかし数ヶ月後、直哉さんは会社の女性社員からランチに誘われたり、見知らぬ女性から連絡先を渡されたりと、自分がモテることに気づき始めます。自信をつけた直哉さんは、次第に美月さんへの態度を変えていきました。ある日、美月さんが友人の志穂さんとアニメフェスへ行くことになると、直哉さんはなぜか浮気を疑います。志穂さんから「むしろ直哉さんのほうが怪しくない?」と言われ、最近の行動を振り返ると、浮気のサインに思い当たる節ばかりでした。フェスの帰り、志穂さんと新しいお店で食事をしていた美月さんは、女性と親しげに話す直哉さんを目撃します。その場に美月さんがいると気付いていない直哉さんは、女性に甘い言葉を囁いて、夜の街へと消えていきました。突然の裏切りにショックを受けた美月さんでしたが、直哉さんを許すことはできず別れを決意。明け方帰ってきた直哉さんに裏切られた怒りをぶつけ、離婚届を突き付けたのでした。直哉さんと別れた美月さんは、その後は推し活に全力投球。そんな日々が続き1人の生活にも慣れてきた頃、志穂さんから大智さんの幼馴染である涼平さんを紹介され、新しい出会いに胸を高鳴らせるのでした。一方の直哉さんは、自分の見た目が劣化していることに気付かず、女性を口説き続けます。

すっかり気の合う推し活仲間になった2人

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志穂に涼平を紹介してもらってから2年の月日が経ちました。私と涼平は、すっかり気の合う推し活仲間になっていました。2人で舞台を観に行ったり、グッズを買いに行ったり。同じ趣味だからこそ話も尽きず、気づけば一緒に過ごす時間がどんどん増えていました。

「今日の舞台も最高だったね!」そう声をかけると、涼平は両手を合わせて「俺にファンサしてくれたの、尊すぎる」と、拝むような仕草をします。「そりゃ、こんなイケメンいたら見ちゃうよ~」そう返すと、涼平は照れくさそうにうつむき、そのまま黙り込んでしまいました。

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すると、涼平が女性から声をかけられました。私は少し離れた場所からその様子を見つめます。涼平は顔立ちが整っていて目立つので、こうして一緒に出かけると、よく女性に声をかけられるのです。

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すると私に気づいた涼平は、女性たちとの会話を切り上げ、まっすぐこちらへ歩いてきました。「女の子たち、よかったの?」そうたずねると、涼平はきょとんとした表情で「え?何が?俺、美月といたいし」と優しく微笑みました。

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「美月、俺じゃダメかな?」突然そう言われ、私は思わず「え?」と首をかしげます。すると、涼平は私の目をまっすぐ見つめ「美月が俺のこと信用できるまでいつまでも待つから、結婚を前提に俺と付き合ってくれませんか?」と、真剣な表情で想いを伝えてくれました。

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涼平には、直哉とのこともすべて話してありました。異性を信じられなくなっていることも、もちろん知っています。それでも彼は焦らず、ゆっくりと距離を縮めながら、少しずつ信頼関係を築いてくれました。私のいいところも、弱いところも全部知ったうえでそばにいてくれるこの人なら、大丈夫かもしれない。そう思った私は、彼の言葉に静かにうなずき「はい、よろしくお願いします」と返事をしました。・・・そしてそれから2年後、私たちは夫婦になったのでした。

焦らずにゆっくりと距離を縮めながら、美月さんとの信頼関係を築いてきた涼平さん。自分の気持ちを押しつけるのではなく、美月さんの過去や心の傷に寄り添い、一歩ずつ歩幅を合わせてくれました。そんな誠実な姿勢に、美月さんも少しずつ惹かれていったのでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:モトヤマラミ 編集:石野スズ
作画:yuiko

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