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産育休の却下に、夫「そう仰ると思い」→ パソコンを開き『たった一言』で完全勝利「私が取得すれば」

  • 2026.8.4

昔に比べれば、男性の産休や育休の取得率は年々上昇しています。とはいえ、実際には取得に苦労したり、休暇を認められても在宅ワーク同然になってしまうケースも少なくありません。今回は、私のお客様のエピソードをご紹介します。

産後への不安

私は国際結婚をしており、夫は海外出身。遠方に住む私の両親は飲食店を経営していて忙しく、里帰り出産はできません。

夫の両親も海外に住んでおり、引っ越したばかりで周りに知り合いもおらず、産後に私を支えてくれるのは夫だけでした。

夫の休暇申請

夫は会社に産休・育休を申請しましたが、「君が出産するわけじゃないし、育児だって退勤後に手伝えば良いだろ。出勤するように」と上司。

すると夫は待っていましたと言わんばかりに資料を配り、「そうおっしゃると想定していましたので、数値化した資料をご覧ください」とプレゼンを始めました。

華麗なるプレゼン

夫はまず「育休を取得した場合としなかった場合の離婚率の変化」を説明。上司が「これは海外のデータじゃないか! 日本のデータ持ってこいよ」と指摘すると「日本には十分なデータが取れるほどの実績がないんです」と冷静に返答。

続けて車通勤をしている夫は「睡眠時間が2時間しか取れない場合の居眠り運転リスク」を提示。すると上司は「2時間睡眠とは限らないだろ!」と反論。それに対し夫は「そうおっしゃるかと思いまして、3、4、5時間睡眠時の居眠り運転のリスク及び仕事への貢献度も資料にしております」と資料を見せながら解説。

さらに「育休を取らなかった場合の産後うつの割合や、更年期への影響」まで数値で示します。上司が口を開く前に「念のため、産後うつや更年期は女性だけでなく男性にもあります」と加えました。

会社を動かした一言

それでもまだ何か言いたげな上司に最後に一言。「私が育休を取得すれば、わが社は男性の産休・育休申請実績を積むことができます」と訴えました。

その一言が決め手となり、上司は休暇を承諾。産後を支えるために夫が見せた行動力と準備の周到さに、私は心から感謝しました。

夫の華麗で用意周到なプレゼンのお陰で無事休暇を取得することができましたが、本来産休・育休は会社の裁量ではなく、法律で保障された国民の権利。どうか今後、さらに環境が整い、安心して子育てできる社会へと進んでいくことを心から願っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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