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マーク・ハミルが冷酷な少佐に。『ロングウォーク』8月21日配信

  • 2026.8.1

スティーヴン・キングが学生時代に別名義で書いた小説の映画化『ロングウォーク』が、8月21日からPrime Videoで配信される。ルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルが、若者たちを歩かせ続ける側に立つ。(フロントロウ編集部)

「キャリー」より前に完成していた小説だった

配給のクロックワークスによると、6月26日から新宿バルト9ほかで全国公開された『ロングウォーク』が、2026年8月21日(金)よりPrime Videoで見放題独占配信される。

原作は、スティーヴン・キングがリチャード・バックマンの名義で発表した「死のロングウォーク」。学生時代に書かれたもので、完成した時期からすると1974年の「キャリー」よりも前に存在していた、実質的に最初の長編とされている。“ホラーの帝王”の出発点にあたる作品だが、映像化は幾度となく企画されては立ち消え、一度も実現していなかった。

その企画をまとめたのが、『ハンガー・ゲーム』シリーズの2作目以降を手がけたフランシス・ローレンス。もう一方の書き手は、『ストレンジ・ダーリン』のJT・モルナーだ。全米では2025年の公開後、4週連続でベスト10入りしている(Box Office Mojo調べ)。

ルールは5つ、破れば命がない

舞台は、戦争によって国家が分断された近未来のアメリカ。困窮する社会への光として国をあげて開催されるのが、“ロングウォーク”と呼ばれる催しだ。ただひたすらに歩き続けるだけで、破格の賞金と願いを1つ叶える権利が手に入る。選ばれた50人の若者がそこに挑む。

ルールは、時速4.8kmをキープすること。速度が下回れば警告が始まり、3つ受けた時点で即死。コースから逃げても即死で、最後の1人になるまで歩き続けなければならない。休息も睡眠も救いも用意されていない。このレースを執り仕切る鬼少佐を演じるのがマーク・ハミルで、社会全体を支配する冷酷な権力者としてスクリーンに立つ。

銃を構えた兵士に見張られながら夜道を歩く『ロングウォーク』の参加者
©2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.

監督のフランシス・ローレンスは、20年以上前に初めて原作を読んだ日を振り返り、「“若者たちが歩き続ける”というそのシンプルな内容に、恐ろしさと同時に強い人間味を感じました」と語っている。心に残り続けたのは“歩くか死ぬか”という設定以上に、歩く者たちのあいだに生まれる友情だったという。「彼らは競争相手であるにも関わらず、否応なく心を通わせて正真正銘の絆を築いていく」。1967年にベトナム戦争の寓話として書かれたはずの物語が、いまの現実の話にも見えてくる、というのが監督の見立てだ。

50人を演じるのは、次世代と呼ばれてきた顔ぶれ

主演は、レイ・ギャラティ役のクーパー・ホフマン。名優として知られた故フィリップ・シーモア・ホフマンを父に持ち、『リコリス・ピザ』の主演で俳優デビューを果たした人物だ。参加者のなかで唯一の地元出身者という設定で、内に秘めた復讐心を原動力に歩き出す。

参加者を明るく束ねるムードメーカーのピーター・マクヴリーズを演じるのは、デヴィッド・ジョンソン。『エイリアン:ロムルス』で一躍話題になり、第78回英国アカデミー賞ではEEライジング・スター賞を受賞している。ほかにも『ベスト・キッド:レジェンズ』のベン・ウォン、『ジョジョ・ラビット』のローマン・グリフィン・デイヴィスといった名前が並び、生存確率2%のデスレースを演じる。

監督のフランシス・ローレンスは、観客が「自分たちが生きている世界についても考えながら、劇場を後にしてくれること」を願うとコメントしていた。『ハンガー・ゲーム』シリーズでデスゲームを描き切ってきた監督が、今度は歩くだけのレースで同じ問いを立てる。上映時間は108分、R15+指定。配信開始は8月21日(金)だ。

映画『ロングウォーク』の日本版ポスタービジュアル
©2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
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