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2000万がゼロに!父の投資詐欺被害で実家を失い、一家共倒れの危機に今もおびえ続ける年収200万・35歳男性の絶望

  • 2026.7.30

父親が退職金と貯金、合わせて2000万円を投資詐欺で失ったという埼玉県の35歳男性。架空のファンドにだまされた結果、実家は売却され、父はストレスで脳梗塞に。老老介護を強いられる母親と、両親を援助する余裕すらない子どもたち……。一家共倒れの危機に今も怯え続ける男性に、取り返しのつかない後悔と絶望的な現状について伺いました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である35歳男性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:男性(35歳)
  • 居住地:埼玉県
  • 家族構成:私(35歳)、父(62歳)、母(60歳)、妹(32歳)
  • 回答者の職業:派遣・契約社員(倉庫内作業員)
  • 現在の年収:約200万円
  • 住居形態:マンション(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:貯蓄はほぼゼロで、生活防衛資金もない状態

父の財産2000万が消滅!毎月高配当を信じた父の大きすぎる代償

埼玉県で倉庫内作業員として働く35歳の男性。現在の年収は200万円ほどで、貯蓄も生活防衛資金も「ほぼゼロ」という厳しい経済状況におかれています。

背景にあるのは父親が定年退職後に起こした、とある金銭トラブル。実は男性の父親は退職金と貯金を元手に投資に手を出し、2000万もの大金を失った過去があると言います。

もともと、父親が投資を始めたのは「元本保証で毎月高配当が得られる」といううたい文句にひかれたから。勧められるがまま、架空の海外ファンドへ投資してしまったそうです。

最初は少額の配当が支払われていたため、完全に信用しきっていたという父親。ところが、その実態は新規出資者から集めたお金を配当に回すことで、相手をだます詐欺の常とう手段でした。

父親は退職金と貯金のすべてである2000万円を投じていましたが、ある日突然Webサイトが閉鎖。自称コンサルタントのグループとも連絡が取れなくなってしまいます。

家族に詳細を隠したままで投資に手を出していた父親。男性が事態に気づいた時にはすでに資金が引き出せない状態でした。投資詐欺だと確信したものの「すでに手遅れ」だったと振り返ります。

実家売却と父の脳梗塞……極貧生活で一家共倒れにおびえる日々

2000万円もの老後資金を全額失ったことで、両親の生活は一変しました。両親は男性の実家でもある持ち家を売却。しかし、さらなる借金も発覚し、築古で極めて狭い賃貸アパートへの転居を余儀なくされました。

両親は「暖房費を節約するために冬場は電気毛布一つで過ごし、食事はもやしと豆腐が中心」という極貧生活を数年にわたって続けているのだとか。

精神的なストレスから父親は脳梗塞を患い、十分なリハビリ費用もないまま後遺症を抱えて寝たきりに近い状態に。現在は母親が必死に介護を続けているそうです。

今の一番の苦労は「父親の医療費と介護費用が全く捻出できないこと」だと明かす男性。自己負担分の医療費や介護サービス料を支払うことも難しく、滞納通知が届くたびに母親が泣き崩れていると言います。

とはいえ、男性や妹にも両親を援助する余裕はないとのこと。男性は、親の借金の督促がいつか自分たちのもとへ来るのではないか、と恐怖におびえる日々を過ごしています。

「いずれは両親とともに共倒れになるという危機感が常にあり、将来を考えることすら許されない閉塞感の中で、ただ今日を生き延びることに必死です」と男性。どん底の現状は今も続いています。

誰を憎めばいいのかわからない……残された激しい自責の念と絶望

事態が発覚した当初は、怒りで震えたという男性ですが、今残っているのは絶望感だけ。

両親が老後のために必死に貯めてきたお金が、一瞬にして消えてしまったという事実。男性は「なぜもっと早く止めることができなかったのか、なぜ父の様子がおかしいことに気づかなかったのか」という自責の念が消えないそうです。

誰を憎めばいいのかもわからず、ただ深いどん底に突き落とされたような感覚を味わっているという男性。事件を機に、家族の心もバラバラになり、かつての温かい家庭の雰囲気は完全に失われてしまいました。

現在は顔を合わせても互いに沈黙し合うだけ。男性は「心の傷は決して癒えることはありません」と悲痛な思いを吐露しました。

怪しい儲け話の残酷な末路と痛烈な教訓

トラブル発覚直後は警察や弁護士への相談も試みたという男性。ところが、警察からは「証拠が乏しく民事不介入」、弁護士からは「相手グループの実態が掴めない以上、費用をかけて裁判をしても回収は不可能に近い」と告げられてしまいました。

結局、弁護士費用の捻出も難しかった男性一家は泣き寝入りすることに。「ただ虚しさだけが残るという現実を突きつけられ、自分たちが無力であることを痛感しました」と男性は振り返りました。

もし、父親が投資に手を出そうとしたときに気づいていたら……。「高配当や元本保証をうたう話がいかに怪しいかを、客観的なデータや消費者庁の注意喚起サイトを見せて、力ずくで止めていたはずです」と男性。

もっと早く親の財産状況を把握し、信頼できる専門家への相談を促していれば最悪の事態は防げたのでは、と今も悔やんでいるそうです。

最後に「お金に困っている時や不安な時こそ、怪しい儲け話に注意しなければならない」との注意喚起をしてくれた男性。

「甘い言葉には必ず裏があり、自分たちの身の丈に合わない収益を追い求めた結果がどれほど残酷な結末を招くか、身をもって学びました」と教えてくれました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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