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多額の借金!誰にも相談できない孤独!知人の投資話を断り切れなかった35歳男性のエピソード……。

  • 2026.7.30

将来の生活や生活費に少しでもゆとりを持たせたいと考え、資産運用や投資に興味を持つ人は少なくありません。しかし、そこには「確実に儲かる」と謳い、言葉巧みに判断力を奪う卑劣な詐欺の罠が潜んでいます。東京都に住む世帯年収380万・35歳の男性は、知人から紹介された投資話に乗せられ、断りきれずに消費者金融から借金をしてまで投資してしまったそうです。最初のうちは配当金が支払われていたものの、突然ストップし、多額の借金だけが残されてしまいました。誰にも相談できない孤独に苦しんだという男性。トラブルの顛末とそこから得た教訓を紹介します。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する35歳男性は、そのアンケートの回答者。男性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:男性(35歳)
  • 居住地:東京都
  • 家族構成:単身世帯
  • 回答者の職業:会社員(正社員・ソーシャルワーカー)
  • 配偶者の職業:なし
  • 個人の年収:380万円
  • 住居形態:マンション(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:預貯金のみ

「月利4%で借金はチャラになる」知人の言葉を断れず手を出した嘘の投資話

東京都の賃貸マンションで独り暮らしの35歳の男性。現在は会社員として働いています。年収は380万円ほど。トラブルのきっかけは、男性が知人から「ある会社に投資をすると、月利4%の配当金が受け取れる」という不審な話を持ちかけられたことでした。

当時の男性には投資に充てられるほどの経済的な余裕はなかったそう。しかし、知人の勧誘は執拗でした。「消費者金融等から借金をして出資するよう誘導され、言われるがままに動いてしまいました」と男性。

消費者金融からお金を借りることに対して強い抵抗感を持っていたものの、知人からは「月利4%の配当金が確実に入る」「配当金が入れば2~3年で借金はチャラになる」と言葉巧みに説得されます。

男性は関係性を壊したくないという気持ちもあり、「断ることもできず対応してしまいました」と振り返り、これが長い借金生活への入り口となってしまいました。

突然途絶えた配当金と膨大な負債。「どう返済すべきか」葛藤と深い後悔

投資を開始してから、最初の1年半ほどは約束通りに月利4%の配当金が支払われていました。そのため、男性も「本当に借金が返せるかもしれない」と安心していました。しかし、甘い話はやはり嘘でした。

ある日突然、配当金の支給がストップ。配当金のすべてを消費者金融などで借りたお金の返済に充てていた男性。配当が止まったことで、返済計画は一瞬にして崩壊しました。自分の手元には何の資産も残らず、消費者金融からの執拗な返済の督促に追われる過酷な現実だけが突きつけられました。

男性を最も悩ませたのは、その返済方法。「どのように返済していくかが一番悩みました。投資勧誘会社や紹介してくれた知人は、トラブルが発生してからは一切連絡が取れなくなりました」。

信じていた知人にも裏切られ、連絡手段も完全に失われたことで、男性は完全に社会的に孤立してしまいました。当時の心境について、男性は「自分のリテラシー教育が不足していたことへの後悔と、トラブルに巻き込まれたことを周囲へ言えないつらさがありました」と深く落ち込んでいた日々を吐露します。

「はじめは『自分は被害者だ』と思う気持ちが強かったですが、時間の経過とともに少しずつ『これからどうしたらいいか』の視点に切り替えられるようになりました」と綴り、自責の念にかられながらも、なんとか事態を前に進めようと決意したそうです。

弁護士にたどり着くまでの数ヶ月。任意整理で和解するも続く返済

自力での解決は不可能だと察したものの、専門家に相談することすら簡単ではありませんでした。「弁護士事務所へ相談しました。相談する事務所を探す際も、ネット上に広告がたくさんあがっていたので、どういう視点で選べばいいか、かなり悩みました」と男性。

信頼できる専門家が誰なのか見極めるのにも時間がかかり、「そこにたどり着くまでも数か月かかりました」と、解決に向けて動くだけでも体力的・精神的にすり減るような日々を過ごしました。

最終的には大手の弁護士事務所に相談し、消費者金融との「任意整理」の手続きを進めてもらうことに。和解が成立するまで不安があった男性ですが、弁護士の介入により、なんとか返済条件を見直す合意を取り付けることができました。しかし、これで借金が消えたわけではありません。

「任意整理で和解が成立しましたが、まだ完済できていないので、トラブル解決したとは思っていないです」と回答しており、現在も地道に元本を返済し続ける苦しい闘いが続いています。

美味しい話は一度立ち止まる。ネットで自ら調べて徹底防衛を

今回の辛い経験を通して、男性は大きな教訓を得ました。 もし当時の自分に戻れるなら「怪しい勧誘があったら、一度立ち止まると思います。そしてネットなどで情報収集してから行動をおこすと思います」と、固定観念にとらわれない慎重な姿勢を強調します。

最後に、「美味しい話には必ず裏があるということが教訓になりました」と振り返る男性。知人や親しい関係からの紹介であっても、他人任せの大きな儲け話には決して乗らないこと。

お金に関する重要な決定を下す前に、自分自身でしっかりと情報収集を行い、自分の身を守るリテラシーを身につけることが何よりも重要だと教えてくれるエピソードです。
 

(文:ママテナ編集部マネーチーム) 
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。 
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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