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軽井沢【万平ホテル】90年の時が育んだ究極の居心地!アルプス館で過ごす「大人の贅沢」

  • 2026.7.28

インバウンド需要や都市の再開発に伴い、日本国内は昨今、最先端のモダンなラグジュアリーホテルが続々オープン。洗練されたデザインや最新の設備に胸が躍る一方で、どこか背筋が伸びるような緊張感を感じることもあります。そんな中、ひさしぶりに訪れた「軽井沢万平ホテル」でハッとさせられました。大規模リニューアルを経てなお、ここにあるのは、130年以上の歳月と、多くの偉人たちの記憶が育んだ「圧倒的な時間の深み」。新しいホテルが「非日常の刺激」をくれる場所なら、万平ホテルは「心の一番深いところをほどいてくれる」場所。タイパや効率が求められる今だからこそ、大人の女性に体験してほしい、本物のクラシックホテル。今回は1936年に建築され、90周年を迎える「アルプス館」に宿泊。さっそくその魅力をお届けします!

1.「レセプション」 亀のステンドグラスが迎えるノスタルジックな特等席

昭和11年に誕生し、今年で90周年を迎えたアルプス館。一歩足を踏み入れると、何世代ものゲストを迎え、磨き上げられてきた木の温もりと重厚な香りに包まれます。見上げれば、万平ホテルのアイコン「亀のステンドグラス」が。戦争や震災などといった幾多の激動の時代を乗り越え、今も変わらず美しい光でゲストを優しく包み込んでいます。館内では90周年を記念した特別なプランが用意されており、ただ宿泊するだけでなく、ホテルの歴史の物語に自分もそっと仲間入りするような、特別な高揚感を味わうことができます。
 

アルプス館建築当時からからゲストを見守りつづけているのだとか。

2.「客室」 美学を仕立て直したクラシック客室

温かみのあるペンダント照明をはじめ、ガラス障子、伝統工芸「軽井沢彫り」の家具など万平ホテルらしさを継承したお部屋は、国の登録有形文化財としての気品をそのまま次世代へと繋いでいます。それは、まるで数々の偉人たちが過ごした息遣いが、お部屋の隅々に今も残っているかのよう。そんな趣きと風合いを大切に残しながらも、ベッドの寝心地、猫足つきのバスタブなど水回りの機能性はパーフェクトにアップデート。過去を壊して新しくするのではなく、守るべき美学を仕立て直す。この妥協のないおもてなしの姿勢こそ、何世代にもわたってファンを魅了し続ける理由なのかもしれません。お茶を片手に、お部屋のソファに深く腰掛け、窓外の美しい緑を眺めているだけで、自然に心がほどけていくよう。

全面リニューアルを施した「アルプス館」の客室。窓からは、四季折々の風景を眺めることができる。

リニューアルで導入した新しいベッドは寝心地バツグン。伝統を継承しつつ、ゲストが求める「心地よさ」をアップデート。

猫足バスタブつきのバスルーム。モザイクタイルのデザインがクラシックで愛らしい空間を演出。

美容感度の高いゲストも大満足の客室アメニティ。モルトンブラウンのバスアイテムは「リヴァイヴィング ローズマリー」の香りを採用。リファのドライヤー、ナチュラルファンデーションのスキンケアセットも用意。

ふわふわ、モコモコの感触が心地よいルームウェアとルームシューズ。肌にあたる内側がワッフル素材になったウェアは、ショップでの販売中。

3.「ダイニング」 90年の時を味わう最高のエンターテインメント

メインダイニングルームでのディナーは、他のホテルとは違うベクトルのエンターテインメント。舞台となるのは、昭和11年のアルプス館誕生当時からゲストを魅了し続けてきた、圧倒的な風格を誇る空間。 頭上を見上げれば、日本の伝統建築において最も格式高いとされる「折上格天井(おりあげごうてんじょう)」、壁には、温かい光を通して浮かびあがる、江戸から昭和初期の軽井沢の様子を描いたステンドグラスが美しく煌めいています。
今回は開業当時のレシピを再構築した「アルプス館90周年記念ディナー」をいただきました。特筆すべきは、単なる復刻にとどまらないこと。歴代のシェフたちが代々ノートに書き継ぎ、大切に守り抜いてきた伝統の味を、現代の洗練された技術と至高の食材で美しくアップデートした一皿一皿は、万平ホテルにしか作れない「究極のエンターテインメント」なのだと確信。

昭和の時代のラグジュアリーな空間へタイムスリップ! 古き良き時代の薫り漂うメインダイニングルームで、歴史に刻まれた美食のひとときを。

実際に使用されていたデザインをアップデートした、ノスタルジックな風合いのディナーメニュー。

7月1日からスタートした「アルプス館」90周年記念ディナー(¥32,220・税サ込み)。信州の豊かな気候で育った食材をふんだんにつかった6皿のコース!

4.「アーカイブ」 知的好奇心を満たす小さな美術館

万平ホテルの楽しみは、客室やダイニングだけにとどまりません。レセプションフロアや、歴史を繋ぐ渡り廊下には、創業130年を超えるホテルの歩みを伝える貴重なアーカイブや展示物が、まるで小さな美術館のようにディスプレイされています。
かつてこの地に滞在した文豪たちの直筆のサイン、当時の華やかな社交界の様子が垣間見える古い写真や絵葉書、そして長く大切に使われてきたクラシカルな調度品の数々。それらは単なる展示ではなく、このホテルがどれほど多くの人々に愛され、特別な時間を積み重ねてきたのかを雄弁に物語る「記憶の破片」なのかも。
 

「アルプス館」から「愛宕館」へ向かう渡り廊下に展示されたアーカイブの数々。

過去に使用されてきたルームキーの数々。今見ても古さを感じない素敵なデザイン。

5.「バー」 琥珀色に包まれるクラシカルなバー

ディナーの後は、夜の心地よい余白を楽しみにバーへ。重厚な木の扉を開けると、そこには琥珀色の柔らかな光に包まれた、大人のための静けさに満ちた空間が広がっています。かつてジョン・レノンが弾いたというピアノの気配が今も漂うこの場所で、今ぜひ味わいたいのが、アルプス館90周年を記念した特別なカクテル「アルプス・レモネード」。この一杯は、文豪・芥川龍之介が軽井沢滞在を綴った『軽井沢日記』からインスパイアされたもの。日記の中には、詩人・室生犀星との散歩の途中に万平ホテルへ立ち寄り、二人で「レモナアデ」を飲んだという、なんとも微笑ましく贅沢な情景が記されています。そんな大正時代のロマンへ思いを馳せながら仕立てられたカクテルは、レモネードをベースに木苺のリキュールと赤ワインをブレンドしたもの。すっきりとした口当たりのなかに優しい甘みが広がる、洗練された大人の一杯。

オリジナルレモネードに、木苺のリキュールと赤ワインをミックスしたカクテル「アルプス・レモネード」¥2,530(税サ込み)

6.「ショップ」 旅のときめきを日常に!ハイセンスな限定アイテム

レセプションフロアに佇むショップには、万平ホテルの美学がぎゅっと詰まったハイセンスなオリジナルアイテムがラインナップ。思わずパケ買いしたくなるような、お洒落でノスタルジックなヴィンテージパッケージに包まれたケーキやクッキーなどのスイーツ、香り高い紅茶をはじめ、上質なステーショナリーや上品なロゴ入りバッグなど、大人のライフスタイルに寄り添う洗練されたアイテムに、どれを連れて帰ろうかと目移りしてしまうはず。なかでも見逃せないのが、絶大な人気を誇る「フェイラー」とコラボレーションしたハンカチ。万平ホテルのアイコンでもある「すずらん」をあしらった気品あるデザインは、バッグに忍ばせるだけで、気分があがる自分へのご褒美。グッズは、公式のオンラインショップでも購入が可能なので、大切な人へのギフトにもオススメ。

すずらんをあしらったデザインがポイント! ハンカチ各¥4,800

スイーツからステーショナリーまでバリエも豊富! 右上から時計回りに:万平ホテル プレミアムクッキー缶(四角い缶)¥8,000、いちじくチョコレート¥2,200(丸い缶)、ステッカー各¥200、レターセット¥850、メッセージカード¥1,200、一筆箋¥750、オリジナルバーブティ各¥2,800

7.「カフェ」 緑の特等席で愉しむアニバーサリーパフェ&スコーン

チェックアウト後の贅沢! 滞在を締めくくるのは、多くの著名人にも愛されてきた歴史あるカフェテラスでの特別なひとときを。お天気の良い日は、目の前に広がる美しい緑と心地よい風をダイレクトに感じられるテラス席が私の推し! 今回オーダーしたのは、アルプス館90周年のアニバーサリーを祝う限定スイーツ。パフェのトップには、万平ホテルのアイコンでもある「すずらん」をチョコレートで繊細に表現した可憐なモチーフが飾られています。みずみずしいジュレと、甘酸っぱいフランボワーズのムースで仕立てられたパフェは、見た目の華やかさはもちろん、フレッシュな味わいが魅力。さらに、アルプス館の刻印が入ったクラシカルなスコーンも外せません。こちらはなんと、昭和初期に実際に食べられていたというルバーブ&かぼちゃの伝説のジャム、そして果実がゴロッと入った贅沢なリンゴジャム、クロテッドクリームの3種類と一緒に楽しめます。東京よりも少し爽やかな軽井沢の自然に包まれ、大人のための極上の余韻を♡ ビジターの利用ももちろん可能なので、軽井沢に行ったらぜひ立ち寄ってみて!

右から:ジャムを楽しむスコーンセット¥2,760、アルプス館90周年記念パフェ¥3,220(共に税・サ込み)

時代を超えて愛され続ける万平ホテル。歴史と伝統がさらに美しく息づくこの場所で、今しか出逢えない特別なクラシック・リゾートを体感してみませんか? 東京駅から新幹線で1時間ちょっとという、アクセス抜群の利便性も魅力。この夏休み、爽やかな軽井沢の風を感じながら限定メニューを味わいに。そして秋が深まる頃には、特別な宿泊プランでその重厚な歴史に身を委ねる……。そんな、身近で叶う最高に贅沢な旅の計画を立てるのもいいかも。

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