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酷暑でも涼しげに咲く【ブルー&パープルの夏の寄せ植え】2例|センスよく作る2つのポイントとは?

  • 2026.7.26

酷暑でも涼しげに咲く【ブルー&パープルの夏の寄せ植え】2例|センスよく作る2つのポイントとは?

厳しい暑さの中でも元気に咲いて、空間を涼しげに演出してくれる寄せ植えが作れたら素敵ですね。ここでは、YouTubeで配信している寄せ植え動画が人気の富田英明さんに、初心者でもセンスよく仕上がる寄せ植えの作り方を教えていただきました。今回はブルー、パープルの花をメインにした2種類の寄せ植えです。

寄せ植え制作
富田英明さん

とみた・ひであき⚫️1974年東京生まれ。
高校入学後、園芸店でアルバイトを始め、大学卒業後、園芸店に勤務。
園芸店を退職後、2013年から「jungle berry」として活動を開始。庭や店舗の植栽、寄せ植え制作・販売を手がけ、全国の園芸店にて寄せ植えイベントの講師を務める。
東京・東村山の「T-Garden」にて、寄せ植え教室を開催中(不定期)。
YouTube「寄せ植え専門チャンネル morinomi」@morinomi783
Instagram @hideamai

草花が混じり合って咲いている風景をイメージして

全国の園芸店やホームセンターで、寄せ植えイベントの講師として活躍する富田さん。初心者でもセンスのよい寄せ植えを作るには、「全体がまるで一株であるかのように、植物に一体感を生み出すよう、意識することが大事」と話します。

「使用している苗の数がすぐにわかってしまうような寄せ植えはNG。イメージしたいのは、野原などでいろいろな草花が混じり合って咲いている風景です」

そんな一体感のある寄せ植えを作るには、2つのポイントをおさえればOKだそう。まずは「1つの苗の中で丈の高いほう、花がたくさんついているほうを鉢の内側に向けて植えつける」こと。

「初心者の方は、丈の高いほうを外側に向けて植えがちですが、高いほう、花のたくさんついているほうを外側に向けて植えると花と花との距離が離れてしまい、寄せ植えに一体感が生まれにくくなります。丈の高さの見分けがつきにくい場合は、苗を上から見たときに、花数が多いほうを内側に向けて植えてみてください」

次に「苗を植えつけるごとに苗同士を寄せて、茎、枝が重なり合った場合には広げるようにする」こと。

「苗を植えつけるごとに、隣の苗に寄せるようにします。寄せると茎や枝が重なり合うので、茎や枝が元々向いている方向に広げるようにします。こうすることで、互いの苗に花が入り込み、花が混じり合って咲いているように見せることができるのです」

夏の寄せ植えの育て方のポイント

近年の酷暑の中では、せっかく作った寄せ植えがすぐに枯れてしまうのでは、という不安もあります。夏の寄せ植えの育て方のポイントは?

「できれば西日が当たらずに、14時以降は日かげになるような場所に置くのがベストです。水やりは、表面の土が乾いてから行いましょう。与える量は、鉢の容積の2倍が目安です。定期的に液体肥料を与えることも忘れずに。夏に作った寄せ植えの観賞期間は、2〜3カ月です。咲き終わった花は適宜、カットし、植えつけから2〜3カ月程度たったら寄せ植えを分解して、それぞれの苗を地植えにしたり、鉢に単植(1つの鉢に1苗植えること)したりしてください」

寄せ植え例① ブルー・パープル系&ホワイトで空間を涼しげに演出

花ものは、次々と小花を咲かせるアンゲロニア、白と薄紫色の2色の花をつけるツルハナナス、夏の暑さに強い代表的な花・ニチニチソウの3種。

そこに、白と紫の斑入り葉が特徴の観賞用トウガラシ ‘カリコ’を葉ものとして加え、より涼しげな雰囲気に仕上げました。

繰り返し咲く花々やトウガラシの赤い実で、秋まで楽しみどころの多いひと鉢です。

苗の配置図

A:アンゲロニア(一年草扱いの多年草)
B:ツルハナナス(つる性の常緑低木)
C:トウガラシ ‘カリコ’(一年草)
D:ニチニチソウ(一年草扱いの多年草)

鉢の大きさ:直径18cm×高さ16.5cm

★A→B→C→Dの順に植えつけます。

用意するもの

苗、鉢、鉢底網、鉢底石、草花用の培養土(元肥入り)

★ブリキ製の鉢で、鉢底に穴があいていないものを使う場合は、キリなどで穴をあけてから植えつけます。

★今回は深さのある鉢なので、鉢底石を使用します。

寄せ植えの作り方

❶鉢底の穴を隠すように鉢底網を敷く。

❷鉢底石を入れる。量は鉢の高さの1/4が目安だが、風がよく吹いて乾きやすいような環境の場合には1/4以下、じめっと湿った環境の場合には1/4以上入れる。

❸蒸れを防ぐため、葉が土につかない程度まで下葉を取る。他の苗も下葉が混み合っている場合は、同様に行う。

❹土を入れていく。土は、植える苗の一番下についている葉が、鉢の縁より少し上にくる程度の高さまで入れるのが目安。

❺根鉢の上部の土を取る。他の苗も同様に行う。

❻アンゲロニアの丈の高いほうを鉢の内側に向けて植える。他の苗を植える際も同様に「丈の高いほうが内側」で。

❼ツルハナナスを植え、アンゲロニアに寄せて、重なり合った茎、枝を広げるようにする。他の苗を植える際も同様に「苗を寄せて、重なり合った茎、枝を広げる」を行う。

❽トウガラシを少し手前に傾けるようにして植え、同様に重なり合った茎、枝を広げる。

❾最後の苗を植える前に、中心部分に土を足す。

❿ニチニチソウを少し手前に傾けるようにして植え、同様に重なり合った茎、枝を広げる。

⓫手で葉をそっとめくり上げるようにしながら、苗と苗の間に土を足す。量は1カ所につき、土入れ3杯分が目安。1杯目を入れたら、土を指で軽く押す。2杯目はふわっと入れ、3杯目を入れたら、土の表面をなでる程度にならす。

⓮株元に水を与える。水の量は鉢の容積の2倍が目安。

完成

寄せ植え例② 小さな器に3ポットで気軽に楽しむ

キキョウの中でも草丈が低く、大輪の花を咲かせる ‘ポップスター ブルー’を主役に、星型の可愛らしい花をこれから咲かせるセイロンライティア、暑さや雨に強く、初心者でも育てやすいトレニア ‘カタリーナ ブルーリバー’の組み合わせ。

小さなブリキのコンテナに3ポットのみで気軽に作れるうえ、いろいろな場所に飾りやすいところも魅力です。

苗の配置図

A:キキョウ ‘ポップスター ブルー’(多年草)
B:セイロンライティア(常緑低木)
C:トレニア ‘カタリーナ ブルーリバー’(多年草)

鉢の大きさ:22.5cm×12cm×高さ10.5cm

★A→B→Cの順に植えつけます。

撮影協力
T-Garden
季節の草花や観葉植物、ガーデニング雑貨が揃うおしゃれなガーデンショップ。富田さんの寄せ植え教室も不定期で開催中。ランチ、デザート、ドリンクが楽しめる「café T-Garden House」を併設。
東京都東村山市久米川町2−1−2
☎︎042-395-1956
営業時間9:30〜17:00(カフェは11:00〜) 水曜定休
https://www.t-garden-hana.com/

撮影で使用している土
jungleberryオリジナル培養土
寄せ植えの際に土が入れやすい、水やりの際に土が浮きにくいなど、富田さんのこだわりが詰め込まれたオリジナル培養土。jungleberryオンラインショップなどで購入可能。

撮影/佐山裕子(主婦の友社)

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