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「んも〜」が口ぐせの白い犬・ジョン助とのゴキゲンな毎日。かわいくて心が温かくなる癒やし系コミック『んも~な日常 ジョン助と』【書評】

  • 2026.7.25

【漫画】本編を読む

家に帰ったとき、大好きな誰かが「おかえり」と言ってくれたら、それだけで日々の疲れは吹き飛ぶものだ。『んも~な日常 ジョン助と』(日隈みさき/KADOKAWA)は、新しい町に引っ越してきた女性・アル子と、ちょっと不思議な同居犬・ジョン助の、何気なくて愛おしい日々を綴った癒やし系コミックだ。

主人公のアル子と一緒に暮らすことになったジョン助は、人間の言葉を話す「んも〜」が口ぐせの、ちょっとわがままだけど毎日ごきげんに過ごしているマイペースな白い犬。そんなひとりと一匹の日常は、なんてことのない小さな出来事が、ゆかいな騒ぎへと変わっていく。

例えば、こたつに入ってぬくぬくしながらアイスが食べたいと言い出したジョン助が、仕事中のアル子に、冷凍庫にアイスを取りに行く係を「あっち向いてホイ」で決めようと言い出したり、パソコンに向かうアル子にかまってほしくて、あやとりをしながら健気に気を引こうとしたり。わがままを言っているはずなのに、その仕草や表情がとてもチャーミングで、アル子だけでなく読んでいるこちらまでも「んも〜、しょうがないなぁ」と笑顔になってしまう。

そんな日常でのことのほか、さまざまなイベントを考えて全力で楽しむのもふたりらしい。ポップコーンや手作りのチケットを用意して家を映画館に仕立て上げたり、旗を掲げて「春のお散歩ツアー」に出かけたり。そして祭りに行けば、ジョン助が金魚すくいにすっかり熱中してしまい、小遣いを散財するお茶目な一幕も楽しい。

さらに、本編の合間に描かれる「うさぴょーと口うるさい星」の話も、どこかシュールでクスッと笑える良いアクセントになっている。全編を通して登場人物がみな愛らしく、優しいタッチで描かれたフルカラーの絵にも心が和む。

本作を開けば、たちまちジョン助たちののんびりと温かな空気に包み込まれるだろう。疲れた日や嫌なことがあった日にも癒やしをくれる優しい作品だ。

文=坪谷佳保

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