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海辺のホテルで“何もしない時間”を過ごして自分を取り戻す旅|ベトナム・ダナン

  • 2026.7.23

ベトナム中部に位置する海辺の街、ダナン。ホイアンやフエなど世界遺産への玄関口として知られ、近年はビーチリゾートや美食を目的に訪れる旅行者も増えている注目の旅先です。実際に訪れてみると心惹かれたのは、観光名所を忙しく巡る旅ではなく、海辺のホテルでゆっくり過ごす“何もしない時間”でした。今回は、そんなリゾートステイを中心に、ダナンで訪れたいホテルやレストランを紹介します。

ダナンってどんなところ?

成田・関空からは、ベトナム航空・ベトジェットエアで直行便が運航。

ダナンは、ベトナム中部にある海沿いの人気急上昇中の都市。ハノイとホーチミンの中間あたりに位置し、ビーチ、ホテル、市街地、ローカルグルメがコンパクトにまとまっています。

日本からは直行便やアジア主要都市経由でアクセスしやすく、空港から宿泊エリアまでの移動時間も比較的短いため、到着後すぐにリゾート気分になれるのが魅力。長い移動で疲れ切ることなく、旅の初日からプールやビーチで過ごせます。

海辺で一日を完結したくなる「Hyatt Regency Danang Resort and Spa」

ダナンで“何もしない旅”を選びたくなる理由は、一度は泊まってみたいホテルが、海沿いに数多くそろっていること。しかも、高級5つ星ホテルやリゾート施設などの贅沢な滞在が、他のアジア圏のビーチリゾートに比べると比較的手の届きやすい価格で楽しめます。

観光名所を忙しく巡るより、ホテルでゆっくり過ごす時間そのものを旅の目的に訪れる人も多いそう。そんなゆったり旅にぜひおすすめしたいのが、ノンヌォックビーチ沿いに建つ「Hyatt Regency Danang Resort and Spa」です。

広い敷地に、ビーチ、プール、レストラン、客室棟がゆったりと配置された大型リゾート。外へ出かけなくても一日が完結する安心感があります。

まず印象に残るのは、目の前に広がる白砂のビーチ。朝の散歩、昼の海辺、夕方の波音と、時間帯によって表情が変わります。プールも複数あり、ファミリーでにぎわうエリアもあれば、静かに過ごせる場所も。今日はビーチ、明日はプール、と敷地の中だけで気分を変えられるのが贅沢です。

客室は、木の質感を生かした落ち着いた設え。白を基調にした空間に、アジアンテイストのアートや家具が配され、すっきりとした印象です。広さにもゆとりがあり、荷物を広げても窮屈に感じにくいのがうれしいところ。

洗面スペースもゆったりとしていて、朝の身支度をする時間まで心地よく過ごせます。すっきりと整えられた水回りは、長めの滞在でも快適に過ごせそうです。

そして何より印象的だったのが、バルコニーからの眺め。敷地内の緑や椰子の木、その先に広がる海を望むことができ、外に出かけずとも南国らしい開放感を味わえます。

Hyatt Regency Danang Resort and Spaで特に記憶に残ったのが朝食です。自然光がたっぷり入る開放的な空間で、朝からゆっくり食事を楽しめます。

中でも嬉しいのが、自由にトッピングを選べるフォー。ナンプラーの香りがむんっと鼻を刺激するスープは本格的な味わいで、そこにハーブや野菜を添え、ナンプラーやチリソースなどの調味料で自分好みに仕上げていきます。熱々のフォーをすすり、チリの辛さでじんわり汗ばむ感覚は、体がベトナムの朝に少しずつなじんでいくよう。

さらに、マンゴーやドラゴンフルーツ、パッションフルーツなど、南国らしいフレッシュなフルーツも食べ放題。色鮮やかな果物を少しずつお皿に盛るだけで、写真映えする華やか朝食に。

食後は、そのままビーチやプールへ移動できるのも、このホテルならでは。遠くへ出かけなくても多くのコンテンツがあるので、滞在そのものを目的にした旅にもぴったりです。

Hyatt Regency Danang Resort and Spa

住所:5 Truong Sa Street, Ngu Hanh Son Ward, Danang, 550000, Vietnam

建築好きなら「Naman Retreat」も候補に

もうひとつ、ダナンで滞在先の候補に入れたいのが「Naman Retreat」。海沿いにありながら、建築や空間設計にも見どころのあるホテルです。

注目したいのは、ベトナムを代表する建築家、ヴォ・チョン・ギア氏らによる竹を生かした建築。ヴォ・チョン・ギア氏は日本で建築を学んだ経歴を持ち、自然素材や緑を取り入れたサステナブルな設計で国際的にも知られています。

Naman Retreatでも、竹や石、緑を取り入れた設えが印象的で、モダンでありながらやわらかな雰囲気があります。

海を望むインフィニティプールも、Naman Retreatを象徴する場所のひとつ。水面の先に海が広がる景色は開放感があり、浮かんでいるだけで時間の感覚がゆるんでいくよう。滞在中に一度は訪れたいエリアです。

朝食会場でもある「Hay Hay」は、伝統的な竹建築を生かした空間。大きく組まれた竹の構造が目を引き、食事をする場所でありながら、建築を眺める楽しさもあります。料理だけでなく、空間そのものを写真に収めたくなるレストランです。

客室は、外の景色と室内が自然につながるような設計。華美な装飾で見せるのではなく、素材感や光の入り方で心地よさをつくっているのが特徴です。

客室タイプによってはプライベートプールを備えているのも特徴。共有のインフィニティプールとはまた違う、静かでプライベートな時間を楽しめるのがポイントです。

Naman Retreat

住所:Truong Sa Street, Ngu Hanh Son Ward, Da Nang City

街で味わう、Madame Lânのバインセオ

ホテルでのんびり過ごす旅でも、一度は街へ出てベトナム料理を味わいたいもの。ダナンで外したくない一軒が、ハン川沿いにある人気レストラン「Madame Lân Restaurant」です。高級感がありながらディナーも無理なく楽しめる価格帯です。

ベトナム各地の料理を幅広く楽しめるなかでもおすすめしたいのが、ベトナム中部の名物料理として知られるバインセオ(110,000VND)。米粉を使った薄い生地を香ばしく焼き、野菜やハーブと一緒に包んで味わう一品です。

パリッとした生地に、ハーブの香り、甘酸っぱいソースが重なり、食べ進めるほどにクセになる味わい。包んで、ちぎって、ソースにつけるという食べ方にも、現地の食文化が感じられます。

ほかにもベトナムらしい香辛料を効かせた料理から、シェアしやすいメニューまで幅広くそろい、ランチにもディナーにも利用しやすいレストランです。

Madame Lân Restaurant

住所:No. 04 Bach Dang, Hai Chau Ward, Da Nang City, Vietnam

ベトナム発の日系レストラン「Pizza 4P’s」

もう一軒、ダナンで訪れたいのが「Pizza 4P’s」。ベトナム発のレストランブランドで、自家製チーズを使ったピザが評判です。ベトナム料理が続いた旅の途中で、少し気分を変えたい夜にぴったり。ピザ1枚の価格は30万VND前後(1,800円ほど)と、日本人感覚からすると比較的リーズナブル。

店内には、日本の手ぬぐいを使った装飾も取り入れられており、ベトナムにいながら日本らしい意匠を感じられるのも印象的。カジュアルでありながら落ち着いた雰囲気があり、ランチにもディナーにも利用しやすい空間です。

おすすめは、ブッラータを使ったピザ。濃厚なブッラータに生ハムを合わせた、シンプルながら満足感のある一枚です。焼きたての生地に、ミルキーなチーズのコクと生ハムの塩気が重なり、旅先で味わうイタリアンとして十分な満足感があります。ベトナム料理だけでなく、こうした多国籍な食の選択肢があるのも嬉しいですね。

Pizza 4P’s Indochina Đà Nẵng

住所:Indochina Riverside Towers, Level 2, 74 Bach Dang Street, Hai Chau District, Danang, Vietnam

自分の感覚を取り戻す旅

観光名所を巡る旅ももちろん楽しめるダナンですが、今回心に残ったのは、予定を詰め込まないことで生まれる余白でした。到着時は日本での慌ただしさを引きずっていたものの、海辺のホテルで朝食をゆっくり味わい、プールやビーチでのんびり過ごし、気が向いたら街へ出て食事をするうちに、少しずつベトナムの空気に体が馴染み、呼吸のペースもゆるやかになっていきました。

何かを見に行くためではなく、普段は後回しにしていた考えを整理したり、自分の感覚を取り戻したりするために旅をする。日々を慌ただしく過ごしているからこそ、ダナンで”何もしない”を楽しむ旅を選んでみてはいかがでしょうか。


 

※情報は2026年6月時点のものです。営業時間やメニュー内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

©Chiharu Kubota

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