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タケ小山のオレにいわせろ!

  • 2026.7.22

LIVから米ツアーへ移籍が悪であるかのように報道されている。たしかにこれは、ゴルフ界における選手移籍問題への新たな第一歩になりそうだが、タケは大歓迎!それだけ米ツアーの歴史や伝統などが魅力的だってこと。そもそも移籍って基本、自由でいいものでしょうが。

移籍、出戻りになぜゴルフ界だけ騒ぎ立てるんだ!?

タケ小山のオレにいわせろ!
B・ケプカが米(PGA)ツアーに戻ってきた今季。選手の移籍なんて、ほかのスポーツ界では当たり前じゃないか。

ハローエブリバディ!極寒のなかでもプレーをするゴルファーを見ると、なぜかワクワクしてしまう。コース内は霜で真っ白のカチンコチン。ゴルフといえる代物ではない状態でもゴルフ好きはゴルフ場に戻ってくる。それだけ魅力的で人を引きつける場所なのだ。

ゴルフの魅力はほかにも数多くある。観戦するファンに支持されている〝試合〞がそのひとつだ。1月のソニーオープンには日本からも多くのファンが観戦に集まるし、2月のWMフェニックスオープンは「観客数世界ナンバー1」を誇り、2018年には71万9179人の観客数を記録している。

現在は危険防止として、観客数の発表をやめているが、今も1番多くのギャラリーを集める試合であることは事実。3月のツアー選手ナンバー1を決めるザ・プレーヤーズは、米ツアー側が「第5のメジャー」と言い続ける権威のある試合。

そして、4月のマスターズは、いわずと知れた「パトロン」たちが世界中から集まる試合だ。プロスポーツのビジネス要素がすべて入っていて、スポーツビジネスの教科書があれば最高の教材となる試合。さらに全米オープン、全米プロ、全英オープンにライダーとプレジデントのカップ戦もファン垂涎ものだ。

ただ、ファンだけじゃない。賞金稼ぎの選手にとっても魅力的な場所へツアーリング(巡業)することがツアープロとしての大義。その魅力的なものが〝賞金額〞や〝居心地〞〝自国〞であったり、選手が選択する理由は千差万別。それを他人が意見、評価するべきではない。

選手本人が本当に魅力的な場所がどこか、迷い、決断したならば、それが〝出戻り〞でもいいじゃ〜ないか。LIVから米ツアーへ戻ってきたブルックス・ケプカは、これからの選手移籍問題への第一歩だと確信する。サッカーなら他リーグ、他チームへの移籍は自由だし、野球には一定のルールはあるが移籍はできる。

バスケットもバレーも卓球だって自由だ。なぜゴルフだけが問題視されるのか?LIVは多額の移籍金、予選落ちなし、短縮の54ホール&ショットガンスタート、個人戦とチーム戦、短パンOK、ギャラリーは大騒ぎできると〝自由〞が売りだった。

でも、そこには魅力がなく、米ツアーには歴史と伝統があり、そして何よりも世界中のトップ・オブ・トップたちが集まる場所だった、と気づいたのかも。ケプカの判断にタケは大喜び、大賛成だ。選手間ではケプカの出戻りをよろこばない選手もいるようだが、米ツアーの最新のプロモーションビデオでは最後にケプカが映し出される。

2026年米ツアーのスローガンはWhere the Best Belong.「最高の選手がいるべき場所」。鳥肌が立つほど、素晴らしい!やっぱり米ツアーは魅力的だ。

いかがでしたか? みなさんは、ゴルフ界の出戻りをどう思われますか?

タケ小山
●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。プロゴルファー、ゴルフ解説者。テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、ラジオ「Green Jacket」(InterFM897)ほか、多数メディアで活躍。

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