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仲の良い三姉妹だったのに……母の遺産をめぐる骨肉の争いで崩れた関係。世帯年収150万・50代女性が明かす顛末

  • 2026.7.21

親が高齢になったとき、多くの人が直面する介護問題。きょうだいがいて、誰か1人が介護を担った場合、遺産相続はどうするのが公平なのでしょうか?北海道で暮らす50代の女性は三姉妹の三女。母親の死後、実家で同居しながら母の介護をしていた2番目の姉と、遺産を巡って激しい争いになったと言います。自分が全て相続すると譲らない姉に、女性と一番上の姉がとった行動とは?骨肉の争いとなった相続トラブルの顛末を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である50代女性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:女性(50代・独身)
居住地:北海道
家族構成:息子夫婦、孫1人
回答者の職業:パート・アルバイト(介護)
現在の世帯年収:150万円
住居形態:戸建て(賃貸)
現在の金融資産状況:預金300万円程度

母の生前に実家を大規模リフォーム。母の死後「この家は私のもの」と主張する2番目の姉

北海道で介護のパートとして働き、賃貸の戸建てで暮らす50代の女性。三姉妹の三女でもある女性が今回教えてくれたのは、女性の2番目の姉、つまり三姉妹の次女との間で起きた、母親の遺産相続を巡るトラブルです。

母の生前、実家では次女が母と同居しながら、その介護を担っていました。遺産相続のトラブルの種がまかれたのも、母がまだ存命中のことだったと言います。

次女は母親の貯金から800万円近くを出し、実家を大規模にリフォーム。女性や長女には「お母さんが住みやすくするため」と説明していました。

ところが、母親が亡くなった途端に次女の態度は一転。「私はお母さんを最期まで看取ったし、この家は私仕様にリフォームしてあるから私のものだ」と言い出したのです。

「リフォーム代は母の資産から出ているし、家自体の価値も上がっているのだから、その分を考慮して現金を分配すべきだ」。

そう主張する女性と長女に対し、次女は「リフォームしたのは私への生前贈与だ」と反論。実家を売却して分けることにも断固として反対し、三姉妹の話し合いは完全に決裂してしまいました。

姉の強欲さに言葉を失う。かつては仲が良かった姉妹は険悪な状態に

トラブルが泥沼化する中、次女は実家に居座り続け、母親の通帳や印鑑もすべて抱え込んでしまいました。その結果、女性や長女は正確な遺産総額さえ把握できない事態に。

本来なら三姉妹で公平に分配するはずだった相続分が、リフォーム代として消えてしまったような形になり、女性は「老後の資金計画が狂ってしまいました」と明かします。

当然ながら、姉妹の仲は険悪になり「精神的に追い詰められました」と女性。「母の善意を利用して自分の思い通りの家を手に入れ、さらに他の姉妹の権利まで奪おうとする次女の強欲さに、言葉を失いました」と続けました。

昔は仲良く遊んでいた姉が、お金と不動産を前にして別人のように冷酷になってしまった……その事実が何よりショックだった、とのこと。

女性は「親の介護を盾に、不公平な相続を正当化しようとする姿に、激しい怒りと悲しみを感じました」と、当時の複雑な胸中を教えてくれました。

銀行口座の履歴を調査し「数字と証拠」で交渉。代償金の支払いで決着へ

自分たちだけでは話が通じないと判断した女性と長女は、相続に強い弁護士に依頼することを決意します。

まずは母親の銀行口座の履歴を調査し、リフォーム費用がどこから出たのかを証拠として押さえることに。

その上で、次女に対してリフォーム代を特別受益として計算に入れ、法定相続分を支払うか、さもなくば競売にかけるという強い姿勢で交渉に臨みました。

弁護士が介入し、客観的な証拠を突きつけたことで、次女も「ようやく逃げられないと悟ったようです」と女性。最終的には、次女が実家に住み続ける代わりに、女性と長女に対して数年かけて分割で代償金を支払うという条件で合意に至りました。

「姉妹の縁はもう元には戻りません」。悲しき相続トラブルの果て

最初にリフォームの話が出た時点で「それはお母さんの資産を減らすことになるけれど、将来の相続はどうするつもりなの?」と釘を刺し、書面にも残しておくべきだった……女性は今も、そう悔やんでいると言います。

親のお金で大きな買い物をする、そんな次女の行動を「親孝行だから」との思いで黙認してしまったことが、彼女の増長を招いたと感じているようです。

実の姉との間で起きた遺産トラブルを通じ「『親の介護をしている人間が一番偉い』という理屈で、不当に遺産を独り占めしようとする人間が身内から出るという現実を知りました」と明かす女性。

「相続は感情論ではなく、早めに弁護士などの第三者を入れて『数字と証拠』で話を進めるのが、結局は一番の近道だということが身にしみました」と教えてくれました。

専門家の力を借り、最終的には解決に至った女性の遺産相続トラブル。それでも、その代償は女性にとって、大きなものでした。「姉妹の縁はもう元には戻りません」と女性。かつて仲が良かった三姉妹の絆は、跡形もなく消えてしまいました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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