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婚活は相手探しじゃなく「自分探し」 迷走する29歳女性を描いた著者が知った婚活の肝【著者インタビュー】

  • 2026.7.18

【漫画】本編を読む

結婚したくてもできない、したいかどうかもわからない。現代を生きる女性たちの複雑な心境が、SNSでは日々つぶやかれている。『結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄』(魚田コットン/KADOKAWA)の主人公・渡辺アスカも、そんなひとりだった。

もともと結婚願望のなかった彼女が、友人の結婚報告をきっかけに婚活パーティー、婚活アプリ、結婚相談所など「婚活の世界」に足を踏み入れていく。婚約の破談に、婚活アドバイザーからの厳しい指摘…。そのリアルな描写は多くの読者の共感を呼び、SNSでも大きな反響を呼んだ。

本記事では著者の魚田コットンさんに、本作の制作背景と自分らしい「本当の幸せ」を見つけることについて伺った。

――本作は結婚相談所やSNSでの婚活アカウントなど、現代の婚活市場を取り巻く環境がリアルに描かれています。制作にあたって知った、婚活市場の意外な事実などはありますか?

魚田コットンさん(以下、魚田):作中では描いていませんが、リサーチする中で「独身証明書」の存在を初めて知りました。本籍地の市区町村役場で取得でき、結婚相談所などに入会する際に提出を求められる場合があるんですね。「“独身”も証明できるんだ」と驚いたことを覚えています。

――婚活について取材された際、とくにどんな点が印象に残っているでしょうか?

魚田:取材させていただいた方々のお話は、どれもすごく新鮮で興味深かったです。

多くの方は、婚活がうまくいかない状況が続くと、自分自身の存在価値が揺らいでいく。その後、吹っ切れて「自分らしくいよう! 結婚できなくてもいいかも」と思ってから、急に結婚に繋がったという方もいらっしゃる。そんな話を聞いて、婚活に限らずですが無理をせず自然体でいることが大事なのかも、と思いました。

――本作で婚活アドバイザーが「婚活は相手探しじゃありません 自分探しなんですよ」と伝えるシーンは心に刺さりました。ここにはどんな思いを込めましたか?

魚田:これは、担当さんが何度も私に言ってくれた言葉なんです(笑)。「婚活って相手を探しているようで、自分が今までどう生きてきたか、これからどう生きていきたいかを知ることなんですよ」とお話ししてくれたことで、「ふむ、深いなぁ」と。

だから本作は「婚活」がテーマではあるものの、「結婚相手探し」を軸にはしていないんです。

取材・文=松本温美

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