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顔合わせで義母を「使えない女」と見下す婚約者→私「結婚は白紙で♡」義母「私も自由になります!」義実家崩壊へ

  • 2026.7.9

交際1年記念日にプロポーズしてくれた彼は、やさしくて頼りがいがあり、非の打ち所がない男性でした。私も彼との幸せな結婚生活を疑わず、プロポーズを二つ返事でOKしました。彼と結婚すれば幸せになれる。そう信じていたのですが……。

結婚を決めた私たちは、両家の親へ挨拶をすることに。しかし、お互いの実家が遠方であり、双方の両親のスケジュールがなかなか合わなかったため、私の両親とともに彼の実家へ赴き、婚約の挨拶と両家の顔合わせを一度におこなうことにしました。

結婚の挨拶は和やかに進み…?

彼の実家に着くと、恰幅のいい義父が愛想よく出迎えてくれました。義母も隣で控えめに微笑んでおり、その少し後ろには、義弟も笑顔で立っています。

玄関先に植えられたお花も丁寧にお手入れされ、清潔感のある立派な家でした。この様子なら、義実家とも良い関係を築けそうな気がすると、最初は安心していました。

とても和やかな雰囲気で挨拶が済み、お昼どきになりました。義母が食事の用意を始めたので、私も手伝いをしようとキッチンへ向かいました。するとテーブルには、義母が朝から仕込んでいたという豪華な手料理の数々がすでに並んでいました。


私も母も料理が大好きなので、「どれから食べようか」「ぜひレシピを聞きたい」と心を躍らせながら、食卓へ運ぶお手伝いをしました。

気が利かない母親!? 男性陣の発言に絶句

しかし、食卓についた途端、義父と義弟の顔色が変わりました。「なんだよ、このメシ! 見栄えの良い寿司を頼めって言ったよな!?」「まったく……大事な席で恥ずかしいったらありゃしない!」


義父と義弟は、目の前に並んだ心のこもった料理に文句を言い始めたのです。どうやら義父は、大事な客が来るのだから見栄を張って特上の寿司を出前で取れと、事前に指示していたようでした。


私たちは耳を疑いました。義母は「ごめんなさい……。予約がいっぱいで、この日には用意できないと言われて……」と謝っていましたが、手作りのごちそうを前に怒り出す理由がさっぱりわかりません。

すると、普段はあんなにやさしい彼までもが、信じられない言葉を口にしたのです。
「本当に使えねぇ女だな。うちの母親、言われたこともできなくて気が利かなくてごめんな……」


彼は呆れたように私に謝ってきました。外ではデキるやさしい男を演じていた彼も、家庭内では男尊女卑の父親を見て育ったため、無意識のうちに母親を見下す価値観が染み付いていたのでしょう。そのあまりにも自然に飛び出した暴言に、私は背筋が凍るような恐怖を覚えました。


いっきにその場の空気が重くなりましたが、母は気にせず義母の料理を絶賛しました。義母は少しうれしそうに笑ってくれましたが、そんな姿を見た義父は「お客様に気を遣わせて……」と舌打ち。

食後の手作りケーキに対しても「安っぽい」と批判を続け、聞いていて本当に気分が悪くなりました。義母の料理はどれも、お店のようにおいしかったのです。

未来の私かもしれない

「この義母の姿は、未来の私かもしれない……」


嫌な予感が頭をよぎりました。今は私にやさしい彼も、結婚して身内になれば、義父と同じように私を「使えない女」と見下し、すべての文句の矛先を向けてくるに違いありません。


そう気づいたとき、思わず「この結婚、ナシだな……」と、かすかに声に出てしまっていました。それを聞いた両親も事態を察し、「そうだね、そろそろ帰ろうか」「それがいい」と同意してくれました。

私たちは義母におもてなしのお礼を言い、帰り支度を始めました。空気を読めていない彼や義父は、「もっとゆっくりしていってほしい」と引き留めます。挙句、「お前の気遣いが足りないから、客が帰るんだぞ!」と義母を責め始めたのです。


これ以上先延ばしにしても仕方がないと感じた私は、彼に向かってはっきりと「結婚は白紙に戻そう」と伝えました。目を丸くして驚く彼。義父も「どういうことだ!?」と声を荒らげます。


私が「お義母さんに対する態度を見ていて、将来の結婚生活に不安を抱きました」と正式にお断りを入れると、両親も「こんなお宅に娘を嫁がせるわけにはいきません」ときっぱり言ってくれました。

義母のまさかの行動で、義実家崩壊!

帰り際、母は義母の近くに歩み寄り、「悪いことをしていないのに、謝ることはありませんよ。もしご自身が環境を変えたいと思ったときは、いつでも相談に乗ります」と、自分の連絡先をそっと手渡しました。


すると、これまで黙って耐えていた義母が、大粒の涙を流しながらまさかの行動に出たのです。「私、いつかこの家を出ようと、ずっと準備をしていました。今日をその日にします。私も自由になります!」

義母はそう叫ぶと、事前に用意していたと思われる着替えの入ったバッグをクローゼットから引っ張り出してきたのです。これには義父も彼もフリーズ。長年溜め込んできた義母の怒りが、母のやさしい言葉をきっかけに爆発した瞬間でした。


義父は動揺し、「ただの専業主婦が、ひとりで生きていけるわけないだろう! 素直に謝れ!」と怒鳴り散らしましたが、義母の決意は固いようです。私たちは義母を車に乗せて彼の実家を後にし、ひとまず私の実家の客間に身を寄せてもらうことにしました。

主婦として家庭を支えていた義母が去ったことで、その後の義実家は家事も回らず、まさに崩壊状態になったそうです。

元義母のその後……

その後、義母は母のサポートを受けながら、父が懇意にしている知人の飲食店でパートとして働き始めました。長年培ってきた高い料理スキルのおかげで、お店ではすぐに無くてはならない存在として重宝されるようになったそうです。


弁護士の力も借りて無事に離婚も成立し、長年のモラハラから解放された彼女は、今では見違えるほど生き生きと暮らしています。

私も婚約を破棄したため彼とはそれっきりですが、義母になるはずだった彼女とは、今でも時折レシピを教え合う料理友だちです。やさしくて物知りな“元義母”。彼とは結婚しなくて本当によかったと心底思いますが、彼女が義理の母親になってくれていたら、とても楽しかっただろうなとひそかに思っています。

◇◇◇

結婚を考える相手が、自分にやさしく接してくれるかどうかはもちろん大切です。しかし同じくらい、その人が家族や身近な人、立場の弱い相手にどのような態度を取っているかも、見逃せないポイントなのかもしれません。

外では穏やかで頼もしく見える人でも、家庭の中で誰かを見下したり、感謝を忘れたりする姿が当たり前になっていることもあります。そうした言動は、結婚後に自分へ向けられる可能性もあるでしょう。

家事や料理、日々の気遣いは、「やってもらって当然」のものではありません。近しい関係だからこそ、相手の時間や労力に目を向け、感謝や敬意を言葉にすることが大切です。

大きな決断をする前に覚えた違和感は、見過ごさずに立ち止まるサインなのかもしれませんね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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