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「俺も独身だし、今度2人で旅行行こう」スポーツジムで声をかけてくる男性。だが、私の追求で暴いた嘘とは

  • 2026.7.8
「俺も独身だし、今度2人で旅行行こう」スポーツジムで声をかけてくる男性。だが、私の追求で暴いた嘘とは

距離を詰める常連

通っているスポーツジムに、やたらと話しかけてくる男性がいました。

歳は私と同じくらい、笑顔が爽やかで、トレーニングの合間にさりげなくドリンクを差し入れてくれる。

最初は、ただ人懐っこい人なのだろうと思っていました。

ところが週に何度か通ううち、彼はいつも私が使うマシンの隣を陣取るようになりました。休憩に入れば当然のように横へ腰かけ、聞いてもいないのに自分の武勇伝を並べ立てる。

やんわり距離を取っても、まるで伝わっていない様子でした。

「休みの日は何してるの?今度、二人でご飯でもどう」

断りの言葉を探しているあいだにも、彼はぐいぐいと予定を決めようとしてきます。

その距離の詰め方は、日に日に露骨になっていきました。

「俺も独身だし、今度2人で旅行行こう」

あまりに自然にそう言うので、一瞬うなずきそうになりました。

でも、そのとき私の目に、彼の左手の薬指が留まったのです。うっすらと、そこだけ日に焼けていない白い跡が残っていました。

見抜いた一言

思い返せば、違和感はいくつもありました。平日の昼間しか姿を見せないこと。トレーニング中に着信があると、あわてて更衣室へ消えること。

休日の予定を聞くと、決まって言葉を濁すこと。ほかの会員が家庭の話題を振ると、露骨に話をそらすこと。

ばらばらだった点が、少しずつ一本の線につながっていきました。

それでも確信は持てず、しばらく様子を見ていました。けれど彼の誘いは日ごとに強引になり、さりげなく腕へ触れてこようとする場面まであって、さすがに黙ってはいられなくなったのです。

私は、彼の目をまっすぐ見て言いました。

「左手の指輪の跡は?」

彼の顔から、さっと血の気が引きました。

視線が泳ぎ、額にはうっすらと汗がにじんでいます。

「いや、これは…」

苦しい言い訳を並べる声は、しどろもどろに震えていました。

ちょうどそのとき、彼のスマホが鳴り、画面には、幼い子どもと女性が並んだ待ち受けが、ちらりと見えたのです。

「家族、待ってるんじゃないですか」

私が静かにそう告げると、彼はもう何も言い返せませんでした。いつもの余裕たっぷりの笑みは、どこにもありません。近くでトレーニングしていた常連の女性が、こちらを見て小さくうなずいたのが分かりました。

翌日から、彼が私に話しかけてくることは、二度とありませんでした。ジムですれ違っても、決まって気まずそうに目をそらし、足早に去っていく。あの小さな違和感を見過ごさなかったから、誠実でない誘いを、私ははっきりと断ち切ることができたのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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