1. トップ
  2. 小3からスマホを持たせた40代母「少し早すぎた」。夜間動画依存・眠れない息子との対話で気づいたこと

小3からスマホを持たせた40代母「少し早すぎた」。夜間動画依存・眠れない息子との対話で気づいたこと

  • 2026.6.29

子どものスマホ管理に「正解」はあるのか——小学3年生からスマホを持たせ、ゲーム・動画依存、睡眠障害、課金トラブルと向き合い続けてきた関東在住の40代女性。没収したら逆効果、制限をかけても古いスマホで抜け道を作る息子との攻防を経て、今は「自分で考えさせる」という方針に辿り着いたそう。息子との10年越しのリアルな体験を紹介します。

40代女性と息子の「子育て&スマホ管理」リアル体験談

ママテナ編集部では2026年5月1日~15日、インターネット上で「子どものiPhoneやスマホは何年生から? スクリーンタイム突破・課金トラブル…子育てスマホ管理のリアル体験談」についてのアンケートを実施しました。

回答者のプロフィール

今回エピソードを紹介する40代女性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:女性(40代)
  • 居住地:関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)
  • お子さん:高校生・男の子
  • 使用機種:新品iPhone(型落ちモデル)
  • 初めてスマホを持たせた学年:小学3年生
  • 持たせた最大の理由:緊急時や外出時の連絡手段を確保するため
  • 現在の悩み度:やや悩んでいる(時々トラブルや不安がある)

スマホ以前から「ゲーム機代わり」のお下がり端末。兄の影響でスマホは自然な流れだったが…

息子さんに初めてスマホを持たせたのは小学3年生のころ。ただそれ以前から、親のお下がりスマホをWi-Fi環境でゲーム機として使わせていたため、「もっと早く持たせればよかった」という感覚はなかったと綴っています。

また、上のお兄さんが先にスマホゲームをしているのを見ていたこともあり、スマホを渡すこと自体は自然な流れでした。しかし問題はすぐに現れます。「時間を決めてゲームやYouTubeを終了する約束が、なかなか守れませんでした」と彼女は振り返ります。

幼いころからデジタル機器に親しんできた分、のめり込む力も強く、「少し早すぎたかもしれない」というのが今の正直な気持ちだそうです。

制限をかけても「古いスマホで動画を見ながら寝る」習慣が定着。あらゆる機器が抜け道に

スマホ・Switch・パソコンと、あらゆる機器に興味を持つ息子さん。親の影響もあってデジタル環境は豊かでしたが、それが思わぬ抜け道を生むことになります。

スマホに制限をかけても、制限がかかっていない古い端末を使って動画を見ながら眠る習慣ができてしまい、「それは今でも続いています」と彼女。ゲームを始めると自分の区切りまでやめたくない気持ちが強く、どの機器であっても歯止めがきかないのだとか。

一台を管理しても別の機器に移行するだけ、という現実は、複数のデジタル機器がある家庭には共通する悩みかもしれません。

機器を没収したら不登校気味に。「スマホが生きる糧だった」という気づき

使い過ぎを心配して機器を没収したこともありました。しかし、そこで予想外のことが起きます。息子さんが不登校気味になってしまったのです。

「逆にスマホが生きる糧になっていた面もある」と彼女。取り上げることが必ずしも正解ではなく、むしろ本人にとっての居場所や楽しみを奪うことになってしまっていたのかもしれません。

その後、一方的に管理するのをやめ、「自分で使い方を考えるように」と話し合いを重ねたところ、中学生からは学校にも通えるようになり、勉強にも取り組むようになったそうです。没収という強硬策が、むしろ状況を悪化させた——この体験は、管理の方法を根本から見直すきっかけになりました。

夜間の動画視聴で睡眠障害が残り、食事中もイヤホンを外さない日々

一番大変だったこととして彼女が挙げるのが、夜間の動画視聴による睡眠の乱れです。「夜中に動画を見続け、なかなか眠れなくなってしまいました」と綴っており、機器を没収していた時期に生じた睡眠障害は今も続いているのだとか。

さらに、食事中でも動画を見る習慣がつき、家の中でもイヤホンをつけ続けるように。そこで「家族で夕飯を食べる時は動画を止める」という約束をしたところ、その場では守ってくれるようになりました。

完全な解決には至っていないながらも、話し合いによって少しずつルールが機能し始めている様子がうかがえます。

「アプリ内課金かどうか見落としがち」。中高生になってからの課金管理の難しさ

課金トラブルも悩みのひとつです。新しいゲームを入れたい時にいちいち確認すると、「無料ゲームだから文句を言われることもある」と彼女。

アプリ内課金かどうかは、よく確認しないと見落としてしまうのに、確認するたびに息子さんとの摩擦が生まれるという板挟みの状況です。

「中高生になってからは制限や管理がより難しい」。子どもが成長するにつれ、管理の手法も変えていかざるを得ない——多くの親が共感するリアルな悩みです。

「目が悪くなって肩が凝った」体験が、夜間使い過ぎへの本人の気づきに

一番効いた対策として彼女が挙げたのは、使用時間の管理を本人に委ねたことです。

眠る直前まで動画を見る習慣は続いているものの、「目が悪くなったり、肩が凝って頭が痛くなったり、実際に体への影響を経験してから、本人が夜間の使い過ぎを気にかけるようになりました」と彼女。

親が口で言い聞かせるよりも、自分の体で感じた不調のほうが、行動を変えるきっかけになった——これは多くの親にとって参考になる視点ではないでしょうか。

「100%否定ではなく、子どもも一人の人間として話し合いながら使い方を決めていこう」

数々の試行錯誤を経た彼女から、同じ悩みを持つ親へのメッセージはこうです。

「携帯やタブレットやゲーム機を子どもが見ている時間を、少し親子の時間に変えると意味のある時間に変わります。100%否定ではなく、子どもも一人の人間として関わり、話し合いながら使い方を決めていきましょう。最初の管理は親です。健康第一に、金銭管理ができるようになってきたら、制限を緩めていっても大丈夫だと思います」

没収という強硬策が逆効果だったと気づき、対話と自律を軸に方針を転換してきた40代女性。スマホをめぐる親子の関係は、管理の問題である以上に、信頼と対話の問題でもあると感じさせてくれるエピソードでした。

 

(文:ママテナ編集部)
※この記事は、ママテナ編集部が2026年5月に実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ