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OPS.941で絶好調の鈴木誠也をカブスがトレードに出さなければならない矛盾

  • 2026.6.29

シカゴ・カブスの鈴木誠也が、6月26日(現地時間)のミルウォーキー・ブルワーズ戦で価値ある一発を放った。ブルワーズ先発のジェイコブ・ミジオロウスキーが75回3分の1イニングぶりに被弾した本塁打が、鈴木の一打だった。ミジオロウスキーはこの試合で最速105.5mph(約169.7km/h)を計測し、2008年(現行の計測方法)以降で歴代3位タイとなる速球を記録していた剛腕である。カブスは6対2で敗れたが、鈴木はそのミジオロウスキーから唯一本塁打を放った打者として注目を集めた。

278人連続で本塁打を許さない剛腕が、鈴木誠也だけに許した一発

「MLB.com」によると、ミジオロウスキーの105.5mphはアロルディス・チャップマンの105.8mph(約170.2km/h:2010年)と105.7mph(約170.1km/h:2016年)に次ぐ記録であり、先発投手では史上最速だ。鈴木の本塁打は5回先頭打者としての一打で、ミジオロウスキーのノーヒットノーランを断ち切った。試合後、ミジオロウスキーは「カブスはゲームプランを持って打席に入り、ファウルで粘ってきた。見事だった」と語った。鈴木は今季6月に打率.300・OPS.941と好調を維持しており、今月だけで4本塁打・14打点をマークしている。

6月打率.300の鈴木誠也をカブスが売れない事情

米メディア『Just Baseball』のマット・キャロル記者は、カブスが先発4人をIL(故障者リスト)入りさせた投手陣の崩壊と、ダンズビー・スワンソンのOPS.617という深刻な打線の穴を抱えており、主力を売りながら同時に補強も狙う「売り買い両にらみ」の球団候補だと論じた。そのトレード候補として名前が浮上しているのが鈴木誠也だが、同記者はそこにあるジレンマも鋭く突く。

キャロル記者によると、鈴木はMLB通算5年間で126wRC+を記録しており、2025年には初の30本塁打・100打点シーズンを達成したカブスの主力打者だ。怪物投手に唯一抗った6月の輝きは、カブスの「売り手」としての立場をさらに難しくしている。

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