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「2026年上半期」で演技が良かった女性俳優は? 「井上真央」「黒木華」「野呂佳代」など、8名を厳選!

  • 2026.6.28
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

各テレビ局で春ドラマの放送が終了し、7月からは夏ドラマが続々とスタートします。

そこでこの記事では、2026年上半期に民放テレビ局で放送されたドラマの出演者を対象に、ひときわ目を引く好演を見せた女性俳優をピックアップ。作品を振り返りながら、元テレビ局スタッフでドラマライターの筆者が演技の魅力を紹介します。

「井上真央」が壮絶な人生を歩むヒロインを熱演した『再会~Silent Truth~』

まず、久しぶりの連ドラ出演で素晴らしい演技を見せたのが、1月13日スタートの『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)に出演した井上真央さんです。井上さんにとって約3年ぶりの連続ドラマ出演となり、テレビ朝日のドラマに出演するのは16年ぶりとなりました。

『再会~Silent Truth~』は、竹内涼真さんが主人公の刑事・飛奈淳一を演じ、横関大さんの作品(講談社)を原作としたドラマ。井上さんは、淳一の初恋相手・岩本万季子を演じました。
 
同作は、幼なじみ4人の人生が、ある殺人事件をきっかけに狂い始める姿を描いたヒューマンラブミステリーです。井上さんが演じた万季子は、美容室を経営しながら一人息子を育てるシングルマザー。とある殺人事件の容疑者となり、初恋相手の淳一と再会することになります。

そんな万季子ですが、学生時代に経験した過酷なトラウマを持ち、大人になってからも運命に翻弄され続ける女性です。
 
井上さんは久しぶりの連続ドラマ出演でしたが、壮絶な人生を歩む万季子を渾身の演技で体現しました。殺人事件の容疑者となってからクライマックスまでの感情の変化をうまく表現でき、特に繊細な表情の作り込みや女性ならではの芯の強さを見事に演じています。

怪演が得意な「篠田麻里子」が“サレ妻”を熱演

同じく、壮絶な人生を歩む女性を熱演し話題を集めたのが、4月1日からスタートした『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』(テレビ東京系)に出演した篠田麻里子さんです。

水崎綾女さん、篠田さん、矢吹奈子さんがトリプル主演を務め、同名作品(DPNブックス)が原作のドロ沼不倫復讐(ふくしゅう)を描いたドラマとなりました。主人公の3人は、不倫した夫に制裁を与えるために「復讐同盟」を結成。さまざまな方法で社会的に抹殺し、復讐を果たす様子が描かれています。
 
中でも、篠田さんが演じた「復讐同盟」の発起人となる遠藤佳乃が強烈でした。すべての復讐を計画する知能犯の佳乃は、最後に夫と不倫相手への制裁を実施。監禁や暴力行為など犯罪を繰り返し、最終的には夫の性器を切り取ろうと大きな裁ちばさみで襲撃します。

復讐に取りつかれ異常行動を連発する佳乃を、篠田さんは虚ろな目で演じ多くの反響を受けました。さまざまな作品で怪演を見せている篠田さんは、今作でも激しく揺れ動く感情の起伏を丁寧に表現。怖過ぎて面白いとうならせる、圧巻の演技を連発しました。


話題の選挙ドラマで「黒木華」と「野呂佳代」が見せたコンビネーション

さらに、春ドラマで好演技を見せたのが、4月20日スタートの『銀河の一票』(カンテレ・フジテレビ系)に出演する黒木華さんと野呂佳代さんです。

主演の黒木さんは、とある告発文をきっかけに職も名誉もすべてを失った与党幹事長の娘・星野茉莉を担当。茉莉が偶然出会った政治素人のスナックママ・月岡あかりを野呂さんが演じ、2人が都知事選挙に挑む姿を描いた新たな選挙エンターテインメント作品となります。
 
まず、主人公を演じた黒木さんですが、政治家の秘書としては優秀ながら、夢中になると周りが見えなくなり突っ走ってしまう性格の茉莉をチャーミングに熱演しました。演技派としてさまざまなキャラクターを演じてきた黒木さんが、今作でも少し天然ボケで世間知らずな一面もある茉莉をうまく表現。過去を悔やみつつも、真っすぐに前を向いて突き進む選挙参謀を魅力的に演じました。

一方で、黒木さんとバディを組む野呂さんが演じるあかりですが、当初はただ明るいだけのスナックのママとして描かれていました。しかし、実は中学校の養護教諭を務めていた時に、生徒との悲しいトラブルを起こしていたことが判明。過去のトラウマを抱えながら、懸命に生きようとするあかりを、野呂さんは自然体の演技で見せています。
 
選挙が主題のドラマですが、とにかく黒木さんと野呂さんの演技がよく、人間味あふれる茉莉とあかりを魅力あるキャラクターに仕上げました。

「波瑠」「麻生久美子」「杉咲花」「戸田恵梨香」も大活躍!

そのほかにも、春ドラマ『月夜行路―答えは名作の中に―』(日本テレビ系)でダブル主演を務めた波瑠さんと麻生久美子さんも素晴らしい演技を見せました。特に波瑠さんは、トランスジェンダー女性であり、文学オタクなバーのママという難しい設定の野宮ルナを繊細に演じています。文学の知識で事件を華麗に解決する姿が美しく、ハマり役だといえるでしょう。

さらに、冬ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)で主演を務めた杉咲花さんも、注目すべき演技を見せました。同作はストーリーが賛否両論を呼びましたが、杉咲さんは不思議な魅力を持つ主人公・土田文菜を完璧に演じ切っています。

そして、配信ドラマを含め別格の存在感を放ったのが戸田恵梨香さんです。日曜劇場『リブート』(TBS系)では一人二役に挑戦。後半で主役級の活躍を見せ、視聴者をくぎ付けにしました。さらに、Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』で主人公の細木数子さんを担当し、17歳から67歳まで演じ切ることに成功。ビジュアルが似ているわけではないですが、独特な雰囲気と迫力をうまく表現し、作品は大ヒットを記録しています。

ここまで、2026年上半期の民放ドラマで活躍した女性俳優を紹介しました。どの俳優も表現の幅が広く、出演した作品をヒットに導いています。7月から始まる下半期の作品では、どの女性俳優が話題を集めるのか、注目しましょう。


この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。


文:ゆるま 小林

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