1. トップ
  2. エンタメ
  3. 「相関図また変わってる」「頭が混乱」初回TVer“200万回”再生!“視聴者を揺さぶる”仕掛けが話題【日曜・新ドラマ】

「相関図また変わってる」「頭が混乱」初回TVer“200万回”再生!“視聴者を揺さぶる”仕掛けが話題【日曜・新ドラマ】

  • 2026.7.17
undefined
宮澤エマ(C)SANKEI

玉森裕太主演の日10ドラマ『マイ・フィクション』が、早くも考察ドラマとして注目を集めている。第1話の見逃し配信はTVerで初週200万回再生を突破し、第1話・第2話ともに放送後に公式相関図が変化したことも話題に。妻が自分を忘れ、同僚が“本物の夫”として暮らすという衝撃の設定に、SNS上では「放送後に相関図また変わってる」「頭が混乱する」の声が相次いでいる。

※以下本文には放送内容が含まれます。

妻の“最愛の夫”から“見知らぬ不審者”へ

『マイ・フィクション』の舞台は、平和な町・森沼ネクスタウン。介護士として働く伊川正樹(玉森裕太)は、妻・真弓(宮澤エマ)と穏やかに暮らしていた。ところがある日、謎の男・津村大輔(野村周平)と目が合った直後に激しい頭痛に襲われ、川へ転落してしまう。1週間後に目覚めた正樹が自宅へ戻ると、そこには自分の人生を奪った“別人”がいた。

妻の真弓は、正樹のことを覚えていない。職場の同僚たちも、彼を伊川正樹として認識しない。さらに同僚の多田義孝(ジャンボたかお)が、正樹本人として真弓と夫婦生活を送っている。まるで自分の存在そのものが、始めからこの世に存在していなかったかのようだ。すでに十分怖いが、本作がさらに秀逸なのは、放送後に公式相関図まで変化している点だ。

第1話後、正樹と真弓の関係は“夫婦”から、真弓にとっての“見知らぬ不審者”へと転落する。一方、多田はただの同僚ではなく、真弓が認識する“本物の夫”へと書き換えられる。相関図とは本来、登場人物の関係を整理するためのものだ。しかし『マイ・フィクション』では、その相関図自体が物語の一部として視聴者を揺さぶる。
視聴者は、とくに考察を楽しむファンは混乱するしかない仕掛けである。

“瓜二つ”が示すもう一つの人生

行き場を失った正樹は、病院で知り合ったシングルマザー・二宮由梨(森川葵)に匿われる。由梨は、事故に遭った正樹を救護した女性であり、一見すると偶然の協力者に見える。しかし、彼女の部屋で正樹が見せられたのは、自分と瓜二つである由梨の亡き夫・祐介の遺影だった。

ここで物語は、“そもそも伊川正樹とは誰なのか”という問いへ踏み込んでいく。由梨にとって正樹は、見知らぬ他人でありながら、亡き夫にそっくりな男である。正樹にとって由梨は、自分を助けてくれた協力者であり、自分の失われた過去につながっているかもしれない人物でもある。

この展開から浮かぶのは、正樹が本来は二宮祐介であり、何らかの事情によって記憶を改竄されて森沼ネクスタウンで“伊川正樹”として暮らしていたのではないか、という仮説だ。もしそうなら、真弓との幸せな日常そのものが、誰かによって作られた記憶だった可能性も出てくる。

由梨の亡き夫は本当に、偶然の事故で命を落としたのか。遺体が別人だった可能性はないか。容貌確認が難しいほど損傷していたのなら、そこに偽装があった可能性も考えられる。もちろん、現時点で断定はできない。しかしタイトルが『マイ・フィクション』である以上、“自分の人生”だと思っていたものが虚構だったという展開は十分にあり得る。

森沼ネクスタウンは実験施設なのか

森沼ネクスタウンは、ただの平和な住宅地なのか。それとも、住民の記憶や認識を操作するための実験施設なのか。

考察として有力なのは、森沼ネクスタウンの住民が、定期的な検診などを通じて記憶を操作されているのではないか、という説である。真弓が夫を忘れ、多田を本物の伊川正樹として認識していることも、町全体の認識が書き換えられていると考えれば説明がつく
時折、住民たちが微動だにせず静止して正樹を凝視しているシーンがあるのも、彼らがロボットか何かのように操られている存在だとすれば違和感はない。

さらに、正樹が働く老人ホーム・はるなぎ園にも不穏さが漂う。施設そのものが、実験に関わっている場所である可能性が高い。正樹をめぐる違和感は、町や職場全体へと広がっていく。

一度見ただけでは整理しきれない情報が、画面内に散りばめられている『マイ・フィクション』。相関図が更新されるたびに、前回を見返したくなる。真弓の記憶は本当に消えているのか。津村は敵なのか、それとも正樹の味方で、真実を知る唯一の人物なのか。多田はなぜ“伊川正樹”になれたのか。疑問が疑問を呼び、見逃し配信の再生へつながっているのだろう。

伊川正樹は本当に伊川正樹なのか。真弓が愛していた夫は誰なのか。由梨の亡き夫・祐介と正樹の関係は何なのか。そして森沼ネクスタウンは、ただの町なのか、実験施設なのか。『マイ・フィクション』は、“自分の人生は本当に自分のものなのか”という問いを、視聴体験そのものにまで広げているドラマである。


出典:@drama_myfiction 日10ドラマ『マイ・フィクション』ABCテレビ公式X
出典:ABCテレビ・テレビ朝日系 日10ドラマ『マイ・フィクション』毎週日曜よる10時15分〜

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X:@yuu_uu_

の記事をもっとみる

注目コンテンツ