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祖父「男の子なんだから泣くな」→「じゃあ」息子の『思わぬ一言』に「えっ」家族全員「胸を打たれた」

  • 2026.6.26

友人のみかさん(仮名)のエピソードです。転んで泣いてしまった5歳の息子に祖父がかけた、何気ないひと言。そこから始まった会話が、家族みんなの心に残るひとときになりました。

休日の小さなハプニング

休日、私は5歳の息子を連れて実家へ遊びに行きました。息子は庭を元気に走り回っていましたが、途中で転んで膝を擦りむいてしまいました。

痛みと驚きで涙を流す息子を見て、私の父が昔ながらの口調で「男の子なんだから泣くな」と声をかけました。昔ならよく聞いた言葉ですが、その日の息子は少し違う反応を見せました。

息子からの素朴な質問

息子は涙をぬぐいながら、不思議そうな顔で「じいじは今まで一回も泣いたことないの?」と尋ねました。父は少し考えてから、「……そんなことないな」と答えます。

すると息子は「じゃあ悲しい時とか痛い時は泣いてもいいんじゃない?」と続けました。さらに「じいじだって泣きたい時あったでしょ?」と悪気なく聞かれ、父は思わず言葉に詰まってしまったのです。

受け継がれてきた言葉

その場にいた家族も静かにやり取りを見守っていました。しばらくして父は、「そうだなあ、じいじもたくさん泣いたことがあるな」としみじみ話し始めました。父は子どもの頃から「男は泣くな」と言われて育ち、自分も無意識のうちに同じ言葉を口にしていたことに気付いたそうです。

長年当たり前だと思っていた考え方を、孫との会話がふと立ち止まらせてくれた瞬間でした。

じいじのほうが勉強になった

しばらく考えた後、父は息子に「泣くのは悪いことじゃないな。じいじが間違っていたかもしれない」と素直に伝えました。

すると息子は安心したようにうなずき、「じゃあ泣いたら元気になったからまた遊ぶ!」と言って立ち上がりました。その姿を見た父は笑いながら「じいじのほうが勉強になったよ」と息子の頭をなでました。

子どもの素朴な疑問は、ときに大人が長年当たり前だと思っていた価値観を見直すきっかけをくれます。家族みんなが温かい気持ちになった、そんな出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2023年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。

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