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スペインを無失点に抑えた40歳GKが涙を流した理由、母のビザ問題が米議員を動かすまで

  • 2026.6.24

2026年6月15日、FIFAワールドカップのグループHで、初出場のカーボベルデが欧州王者スペインを0-0の引き分けに抑える大番狂わせを演じた。この試合でマン・オブ・ザ・マッチに選出されたのが、カーボベルデ代表GKヴォジーニャだ。40歳の守護神は試合終了のホイッスルとともに涙を流したが、その理由は喜びだけでなく、ビザの問題で最愛の母がスタジアムに来れなかったことへの悔しさもあった。

27本のシュートを無失点でしのいだ40歳の守護神

ロイター通信によると、スペインはこの試合でポゼッション率75%を記録。合計27本ものシュートを浴びせたが、ヴォジーニャは決定的なシュートを次々と防ぎ、無失点に抑えた。試合後、ヴォジーニャは「自分を育ててくれた祖父母や、ビザの問題でここに来られなかった母のことを思い、涙が溢れた」と心境を吐露。

米メディア『Gulf News』の報道によれば、カーボベルデを含む約50カ国が、米国入国に際して最大1万5,000ドル(約240万円)の保証金を課される規制対象となっており、費用面での壁が母の渡米を阻んでいたという。

「母を来させてほしい」議員を動かした40歳の涙

そこですぐさま行動を起こしたのが、自身もカーボベルデ系アメリカ人である米下院民主党院内総務のハキーム・ジェフリーズだ。ロイター通信によると、ジェフリーズはSNSを通じ、マルコ・ルビオ国務長官に対し「歴史を作る我が子を見る機会を奪われる母親がいてはならない」と支援を要請。

その結果、保証金を含む全ての費用が免除され、6月21日(現地時間)のマイアミで行われるウルグアイ戦までに母アンナ・カンディダ・エヴォラさんのビザが発給されることが決定した。人口わずか50万人ほどという小国からやってきたヴォジーニャの物語はスポーツの枠を超えている。

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