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私「2人目が欲しい」夫「いらない。だって」夫の“勝手すぎるこだわり”に凍り付いた【再婚同士の現実】

  • 2026.6.21

離婚経験を持つ者同士、「籍より信頼」を大切にして事実婚を選んだ筆者友人B子。お互いの事情を理解し合えていると信じ、子どもも生まれ、幸せを感じていました。ところが「もう一人欲しい」と口にした途端、彼から返ってきたのは「向こうの子と数を合わせたい」という言葉。繰り返し同じ答えを告げられるうちに、あることに気づき始めます。「理解し合っている」と「価値観を押しつけられている」は、似て非なるものだと。

画像: 私「2人目が欲しい」夫「いらない。だって」夫の“勝手すぎるこだわり”に凍り付いた【再婚同士の現実】

「籍より、信頼が大事」

一度目の結婚が終わったとき、私は「もう籍にこだわるのはやめよう」と決めました。離婚の手続きは想像以上に複雑で、心をすり減らすことの連続。財産の分与、書類の山——あの経験が、結婚という制度そのものへの信頼を揺るがしました。

だから彼と付き合い始めたとき、事実婚という選択は自然な流れでした。
彼も一度離婚を経験していて、同じように制度への抵抗を持っていました。「お互いわかってるから大丈夫」——そう言い合える関係が、何より心強かったのです。

子どもが生まれて、幸せの絶頂にいた……はずが

交際から2年が経ち、子どもができました。
籍がないことへの不安を周囲から指摘されることもありましたが、二人の間には揺るぎない信頼があると信じていました。出産の立ち会いも、名前を考えることも、二人でやり遂げました。

子どもが生まれた日、これ以上ない幸せだと感じました。籍がなくても、家族だと思いました。

「数を合わせたい」——繰り返された言葉

転機は、子どもが1歳を迎えた頃のことです。ふとした会話の流れで、私が「もう一人欲しいな」と口にしました。すると彼の表情が少し変わりました。

「うちは一人にしたいと思ってる。向こうにも一人いるから、数を合わせたい」

「向こう」とは、前の結婚で生まれた子どものことです。意味を理解した瞬間、私は言葉を失いました。その後も、折に触れて同じ話題を持ち出すたびに、彼は同じ答えを繰り返しました。

「向こうと合わせたい」

彼にとっては前家族への配慮や彼なりのこだわりがあったのかもしれませんが、話し合いというより、決定事項を告げられているような感覚。私の気持ちや考えを聞こうとする様子は、ありませんでした。

「理解し合う」と「押しつけられる」の違い

事実婚を選んだのは、お互いの事情を理解し合えていたからです。彼の離婚へのトラウマも、籍を入れたくない理由も、納得したうえで一緒にいることを選びました。

でも「子どもの数を前の家族と揃えたい」という考えを、話し合いもなく一方的に告げられ続けることは、違いました。理解することと、従わされることは、別のことです。

あるとき、静かに彼に伝えました。
「私の気持ちも、ちゃんと聞いてほしい」

彼は少し驚いた顔をしました。
もしかしたら、自分が一方的だったことに気づいていなかったのかもしれません。
その夜、二人は初めて、腹を割って話し合いました。
結論はまだ出ていません。それでも、言えてよかったと思っています。

事実婚だからこそ、言葉だけが二人をつなぐものだと、改めて感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性・会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。

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