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ラムネのビー玉の「A玉・B玉」説はウソ!?知ってるとちょっと楽しい『ラムネの秘密』

  • 2026.6.20

ラムネは、夏になると恋しくなる爽快な炭酸飲料。カラカラと涼やかな音を奏でるビー玉は、日本の夏の風物詩ともいえる存在ですよね。

そんな古くから人々に親しまれてきたラムネですが、なぜボトルの中にビー玉が入っているのか、不思議に思ったことはありませんか。今回は、知っているようで実は知らない「ラムネのビー玉」に関する歴史や、豆知識をご紹介します。

ラムネにはなぜビー玉が入っているの?

ラムネの瓶は、1872年にイギリスで誕生しました。「コッド・ネック・ボトル」と呼ばれ、当時は柑橘風味の炭酸レモネードを詰めて販売されていました。ラムネという名前も、このレモネードが訛って伝わったものと言われています。

当時、炭酸飲料はコルクで栓をするのが一般的でしたが、どうしても少しずつ炭酸ガスが抜けてしまうのが大きな課題でした。そこで、炭酸ガスの内圧によって内側からガラス玉をゴムパッキンに押し当て、強力に密閉する画期的なボトルが発明されたのです。

日本にこのボトルが導入されたのは、明治中期にあたる1887年(明治20年)頃。その後、日本の職人たちによって国産のボトルが作られるようになり、一気に夏の定番飲み物として定着していきました。

ビー玉の由来は?有名なA玉・B玉説

私たちが普段、ガラスの球体のことを広く「ビー玉」と呼ぶのには、実はいくつか説があります。

一つは、「ラムネの栓として使える、歪みのないガラス玉を『A玉』、検査で規格外となり、おもちゃ用として使われたものを『B玉』と呼んだことから、『ビー玉』という名前がついた」という説です。

しかし、このA玉・B玉説は後世に生まれた俗説と考えられています。

一方、国語辞典などで一般的に採用されている語源は、ポルトガル語でガラスを意味する「ビードロ(vidro)」です。これが日本で「ビードロ玉」と呼ばれるようになり、やがて省略されて「ビー玉」になったとされています。

ビー玉はどうやってラムネ瓶の中に入れている?

ラムネの瓶に入っているビー玉は、一体どうやって瓶の中に入れたのでしょうか?その方法は大きく分けてふたつあります。

【ガラス瓶の場合】
昔ながらのオールガラス製ラムネ瓶では、製造工程の途中でビー玉を瓶の中に入れ、口部分を成形してビー玉が外に出ない構造にします。

製法には、口部分を広めに作ってから狭める方法や、口部分と胴体部分を別々に製造し、後から接合する方法などがあります。

【プラスチック製の飲み口を使った現代のラムネ瓶の場合】
現在主流のラムネ瓶は、ガラス瓶本体にプラスチック製の飲み口を組み合わせた構造です。

ビー玉を入れたあと、プラスチック製の飲み口パーツを取り付けて固定する「打ち込み式」が一般的で、効率よく製造されています。

ビー玉の正しい取り出し方と安全上の注意

飲み終わったあとのボトルから、きらきら光るビー玉を取り出したいという方も多いかと思います。現代のラムネボトルは、キャップの構造によって、ビー玉を取り出せるものと、そうでないものに分かれています。

【ネジ式(スクリューキャップ)タイプ】
飲み口のキャップ部分を指で回して取り外せるタイプです。このとき大切なポイントは、回す方向です。

多くの製品では、飲んでいる最中に誤って緩んでしまわないよう、通常のネジとは逆の「時計回り(右回り)」に回すことで外れる特殊な設計(逆ネジ)が採用されています。

【打ち込み式(打栓)タイプ】
キャップ部分がしっかりと固定されており、素手では外せない構造になっています。このタイプからどうしてもビー玉を取り出したいからといって、道具を使って無理やりこじ開けたり、ガラス瓶をハンマーなどで叩き割ったりするのは、大きなけがにつながるため、絶対に避けてください。

※メーカーにより取り出し方法が異なる場合もあるので、必ず企業の公式ホームページを確認し、安全に取り出しましょう。

ラムネのビー玉を転がしながら日本の夏を感じよう

知っているようで知らなかった、ラムネとビー玉にまつわる歴史の物語。ボトルを傾けるたびにカランと響くあの優しい音は、炭酸が抜けないようにするための、明治の先人たちの素晴らしいアイデアの結晶だったのですね。

ぜひ今年の夏は、そんな確かな歴史に思いを馳せながら、ご家族や大切な人と一緒に、冷たいラムネで乾杯してみてはいかがでしょうか。

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