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猫に「寝たフリ」なんて通用しない! かまって攻撃が止まらない“猫あるある”に悶絶【書評】

  • 2026.6.19

【漫画】本編を読む

寝たフリをしても、猫にはなぜか通用しない。猫はこちらがどんな状態なのかなんてお構いなし。どんどん執拗に“かまって攻撃”を仕掛けてくる。――そんな猫を飼っている人ならば共感せずにはいられない“あるある”ネタが満載なのが、にごたろさんによるコミックエッセイ『拾い猫のモチャ』(にごたろ/KADOKAWA)。オスの三毛猫・モチャと、飼い主の何気ない暮らしが、やわらかなタッチで描かれている作品だ。

この作品には、猫飼いからすれば、身に覚えがある場面ばかりが描かれている。たとえば、飼い主が寝っ転がってスマホをいじっていれば、モチャは、そのおなかの上にノスッと乗って、こちらの様子をうかがってくるし、また、飼い主が書き物をしていれば、遊びじゃないのに、ペンを持つ手をガシッと止めてきたりする。さらに、寝たフリをする飼い主の顔に近づき、鼻先をふんふん言わせるモチャの姿はかわいいにもほどがある。

猫と暮らしていると、人間の予定なんていとも簡単に書き換えられてしまう。寝たい、作業したい、少し放っておいてほしい。そんな人間の気持ちを、モチャはまるで気にしない。そんな姿に、飼い主は困ってしまうが、それでも虜にさせられてしまう。その強引さや遠慮のなさが、むしろ愛おしい。猫に振り回されるのってなんて幸せなんだろう。そう思わされるこのコミックを、ぜひとも読んでみてほしい。

文=アサトーミナミ

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