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ボスママ「次の土曜は公園ね!」→「勝手に決めないで」都合も聞かずに予定を仕切る→初めて誘いを断ると

  • 2026.6.18
ボスママ「次の土曜は公園ね!」→「勝手に決めないで」都合も聞かずに予定を仕切る→初めて誘いを断ると

全部、決めてくる人

幼稚園で仲良くなったママ友のグループに、何でも仕切りたがる人が一人いた。お迎えの時間になると、決まって彼女が口火を切る。

「次の土曜は公園ね!」

「夏休みはこの施設に行こう。みんなで予約しちゃうから」

(勝手に決めないで)

こちらの都合を聞く前に、もう予定は決まっている。みんな顔を見合わせるけれど、流れに逆らえずに頷いてしまう。私もその一人だった。

「あの、その日は……」

「大丈夫大丈夫、みんな来るから。ね?」

言いかけた言葉は、彼女の勢いにいつも押し戻された。本当は習い事の送迎がある日も、家の用事がある日もある。それでも「行けない」の一言が、どうしても口から出てこなかった。

初めて口にした「ごめんね」

付き合いを重ねるほど、土日が彼女の予定で埋まっていく。さすがに息が詰まってきて、私は決めた。予定がある日は、きちんと断ろう、と。

次の集まりの話が出たとき、私はいつもより少しだけ声を張った。

「ごめんね、その日はうちの用事があって、行けないんだ」

その瞬間、彼女の動きが止まった。当然みんな来ると思っていたのだろう。一拍おいて、彼女は探るように口を開いた。

「えっ、来ないの?みんなで決めたのに」

「みんな」で決めた覚えはなかったけれど、私は穏やかに繰り返した。

「うん、その日は無理。また誘ってね」

場が、しんと静かになった。私は彼女の次の言葉を待った。

誰も合わせなくなった日

沈黙を破ったのは、いつもおとなしいママだった。

「実は私も、その日ちょっと厳しくて……」

続けて、もう一人も小さく手を挙げる。

「私も。毎回全部は、正直しんどかったんだよね」

同じ思いの人が、こんなにいたのか。彼女は誰かが同調してくれるのを待つように見回したが、頷く人は一人もいなかった。「えっと……じゃあ、行ける人だけで」勢いを失った声が、尻すぼみに消えていく。

それからグループの空気は、すっかり変わった。

「今度の土曜、公園どう?行ける人いる?」

「私行くー。子ども連れてくね」

誰かが軽く投げて、行ける人がゆるく集まる。来られない日は、気兼ねなく断れる。仕切る人の号令を待つ必要は、もうどこにもなかった。

あの日を境に、彼女は私たちを誘う立場から、誘われる側へと変わった。前のように先回りで予定を埋めることもなくなり、今では「私も入れてもらっていい?」と控えめに尋ねてくる。ひとこと「行けない」と伝えるだけで、ここまで景色が変わるなんて思わなかった。風通しのよくなったグループで、私は久しぶりに気楽に笑えた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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