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医師から『高血圧』と診断された50代女性→歯医者の定期検診で判明した“小さな異変”に「気づかなかった…」

  • 2026.7.16
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。歯科医師の鷹巣多紀です。

歯医者で治療前に血圧を測ったとき、数値が高かった経験はありますか。「緊張しているせいだろう」と気に留めない方も多いのですが、毎回同じように高い場合は、別の確認が必要になることがあります。

Aさんに起きたこと

Aさんは52歳の女性で、子どもが独立してからはパートと家事を中心に過ごしていました。定期的に歯医者へ通っており、体調に大きな問題は感じていませんでした。

ある年の秋、治療前に測った血圧が150台を示しました。「緊張しやすいので、こんなものかと」とAさんは答えましたが、スタッフから「念のため、家でも一度測ってみてください」と伝えられました。

帰宅後、夫の血圧計で測ってみると、朝晩ともに130台後半から140台という値が続いています。翌朝も変わらず、同じような数値です。念のためかかりつけ医を受診すると、家庭での測定値をもとに高血圧と診断されました。

Aさんは「歯医者の数値は緊張のせいだと思い込んでいたが、家でも高かったとは気づかなかった」と振り返っていました。

高血圧が「気づかれにくい」理由

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

高血圧は、頭痛やめまいがないまま進むことが多く、自分では気づきにくい状態が続く場合があります。しかし、脳卒中や心臓の病気、腎臓への負担と関係することがわかっているため、早めに気づくことが大切です。

歯医者の治療前に血圧が上がることがあり、慣れない環境や緊張が影響する場合もあります。

ただ、緊張だけが原因であれば、落ち着いた状態では下がることが多いもの。毎回高い値が続く場合や、家庭でも高めが続く場合は、別の確認を考えるタイミングです。

診察室での測定と、家庭でのリラックスした状態での測定値を組み合わせることで、より実態に近い状況が把握しやすくなります。歯医者での数値が気になったら、家庭血圧も確認してみてください。

家庭血圧の測り方の目安

家庭での血圧測定は、朝起きてすぐ(トイレの後、食事や薬の前)と、夜寝る前の2回が基本の目安です。

測るときは数分間座って落ち着いてから行うと、より実態に近い値が出やすくなります。歯医者での数値が気になったときは、自宅で数日間記録して、その結果をかかりつけ医や内科に見せてみてください。

歯科治療前の血圧確認は、口の処置だけでなく、全身の状態を把握する入り口にもなります。「緊張のせい」と一度で終わらせず、家庭血圧と合わせて判断する機会にしてみてください。

まとめ:歯医者で毎回血圧が高い場合は、家庭血圧も数日確認する

歯医者での血圧測定は、口の中だけでなく体全体の状態を知るきっかけになります。毎回数値が高い場合は、自宅で朝晩の血圧を数日記録し、かかりつけ医に相談してみてください。

高血圧は症状が出にくいため、数値を見て初めて気づくことが多い病気です。「緊張のせい」と決めつけず、家庭での測定を一つの手がかりにする視点を持っておきましょう。


参考:

高血圧(e-ヘルスネット、厚生労働省) 
高血圧の10のファクト(日本高血圧学会) 

執筆・監修:鷹巣 多紀

大学病院口腔外科にて研修後、一般歯科にて勤務。現在は1児の母として子育てと仕事に奮闘しています。
歯科医師ママkiki|note: https://share.google/uUYsDiSMnkNKZCrOw・X: https://x.com/kikimama0405

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